たまゆらデザイン日記

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072 今晩の「無言館」

残暑お見舞い申し上げます。

10日が初日、歌舞伎座の八月大歌舞伎の賑わいを横目に、
気がつけば暦の上では立秋(7日)が過ぎていることに気づきました。
そういえば八月の別名、葉月は秋の季語です。

前記事「067 無言館」にブログ「無言館のこと」様よりトラックバックをいただきましたが、
12日(金)11:00pm〜NHK総合「にんげんドキュメント」で
「最後の一枚〜戦没学生・いのちの軌跡〜」と題した、
無言館の絵を辿る番組が放送されます。

日本の古美術に関する仕事に携わっていた時分、
ある方から「絵からその時代が見えてくるものだ」と教えられました。
今宵、絵を通して語られるもの、に耳を傾けたいと思います。
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by tsukinoha | 2005-08-12 05:48 | 芸術全般

071 去年の夏

ちょっとした行き違いから、夫は子供を連れて実家に帰省中。
と、いきなり物騒なことを…。
休みは無理だとさんざん言いきかされていたのに、急に「休めるから秋田(実家)行ってくる」と言われても、私の都合がつくものではありません!残り1枚だったという(所詮私は行けなかった?)秋田新幹線「こまち」の切符で幼児を膝にだっこです。ついこのあいだまでかたときも私の側を離れようとしなかった娘は、にこにこ手を振って出かけていった一昨日。今日帰ってきます。
ここ数年の習慣になっている、早寝早起き、お弁当づくり。何年振りかのひとり暮らし!も、平凡に終わりを迎えるのです。
夫の実家のある秋田へ帰省していた夏休み。今年はおいてけぼりのダメ嫁と化しました。

さて、昨年開通後はじめて秋田新幹線「こまち」に乗りました。
それまでは家から羽田が近いことと、子がぐずりやすい年齢だったので飛行機利用が主でした。羽田から秋田まで1時間ちょっとの飛行。ちなみに山中の飛行場から市街地に出るまでの時間も同じくらいかかります。
陸路の方はというと、新幹線が開通したことで直通になり最短4時間あまりで到着します。子供の頃、特急で上野から仙台まで(約350km)4時間かかったことを思うと驚異です。盛岡までの約535kmを約2時間半が早い!と思いきや、そこから先の約127kmを1時間半かけて秋田へ向かいます。途中駅の大曲では進行方向まで変わるし、これって新幹線?
しかし在来線の線路を走る盛岡〜秋田間は、峠付近の滝や、広々とした田園を至近距離で臨むことができて、とても贅沢な気持ちになりました。
実家は兼業農家でお米を作っています。
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by tsukinoha | 2005-08-11 06:00 | 観光

070 夏に聴きたい音楽(でもブラジルは冬!)

マシュ・ケ・ナーダ
セルジオメンデスとブラジル’66

1.マシュ・ケ・ナーダ
2.ワン・ノート・サンバ/スパニッシュ・フレア
3.ジョーカー
4.君に夢中
5.チン・ドン・ドン
6.デイトリッパー
7.おいしい水
8.スロー・ホット・ウインド
9.オ・パト(がちょうのサンバ)
10.ビリンバウ

ブラジルの音楽をまず一曲挙げるとしたら「マシュ・ケ・ナーダ」。
小学生の頃から譜面で馴染みだったが、オリジナルを聴いたのは大人になってから。私にとってはブラジルポピュラー音楽の原点のひとつ。(と言っても、そんなにいろいろ知っているわけではないが)
「マシュ・ケ・ナーダ」と「おいしい水」は、わからないポルトガル語を丸暗記し、アコギとパーカッションの伴奏で人様の前で歌ったことが一度だけ、ある。…無謀なもてなしだっただろうか。幸か不幸か、その時を記録しているメディアは一切なし。
もう11年も前の話であるが、お手伝いいただいた友人にこの場を借りて感謝を。

どうでもいいことだけれど、行方不明のうちのCD何処に…。
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by tsukinoha | 2005-08-10 19:45 | 音楽

069 アコースティックだけれどエレクトリックバンド

d0009581_22112032.jpgEYE OF THE BEHOLDER
チック・コリア・エレクトリック・バンド GRP(1988)






1.HOME UNIVERSE
2.ETERNAL CHILD
3.FORGOTTEN PAST
4.PASSAGE
5.BEAUTY
6.CASCADE-PARTI
7.CASCADE-PARTII
8.TRANCE DANCE
9.EYE OF THE BEHOLDER
10.EZINDA
11.AMNESIA

All pieces composed and arranged by Chick Corea
チック・コリア(p,synth)、ジョン・パティトゥッチ(b)、デイブ・ウェックル(ds)、
エリック・マリエンサル(sax)、フランク・ギャンバレ(g)

1曲目の厳かな「HOME UNIVERSE」から流れるように続く、このアルバムの主題ともいえる「ETERNAL CHILD」。チック・コリアのピアノとフランク・ギャンバレのアコースティックギターの哀愁漂う旋律が魅力的。
その技術を見せつけられた1作目、ポップな2作目(未紹介)に続く、チック・コリア・エレクトリック・バンドの3作目は、より物語性の強い仕上がりとなっている。
さて、エレクトリック・バンドなのに、ピアノにアコースティックギター。しかし、これは当初から本人の構想のなかにあったという。チックの言うエレクトリックとは、単に電子楽器という意味だけでなく、エレクトリック・シティ(都会)に住む者の奏でる音楽とでも言ったような、概念的な意味があるそうだ。
3作とも随分印象の違うアルバム。チック・コリア自身がこのバンドでやりたかったことを着実に取り入れ、進化しつづけているかのよう。常にチャレンジャーなチックらく、メンバーも増え、楽器の数も増え、それを駆使しつつも洗練された印象のアルバムである。一方でスパニッシュモードの魅惑の楽曲、チック節は健在なのだ。
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by tsukinoha | 2005-08-09 22:24 | 音楽

068 ドレスデン国立美術館展

東京上野・国立西洋美術館で開催中の
「日本におけるドイツ2005-2006」を記念する展覧会です。

セクション1 ドレスデンの『美術収集室』
セクション2 オスマン帝国-恐怖と魅惑
セクション3 イタリア-芸術の理想像
セクション4 フランス-国家の表象と宮廷文化
セクション5 東アジア-驚嘆すべき別世界
セクション6 オランダ-作られた現実
セクション7 ロマン主義的世界観

16世紀頃の地球儀、天球儀、三角定規、烏口付きコンパス、帝王学としてザクセン公クリスティアン1世が16歳の時に描いたという透視図の素描…序盤から見応え十二分。
展示内容も多彩で多様なこの展覧会、ドレスデン国立美術館とは11の美術部門と1つの図書部門から成り立つ、内容、規模ともに世界有数の美術館複合体ということです。
日本や中国から影響を受けたマイセンの陶磁器、トルコ趣味の鞘。18世紀にドレスデンを制していた、芸術家のパトロンであり収集家であったアウグスト1世のダイアモンド装身具一式。
…などなど終盤の19世紀ドイツロマン派の風景画まで、7つの構成からなっている展覧会、多彩な所蔵品の数々は、ドレスデンという街が世界の影響を受け、文化を築いてきたであろう歴史を、伺い知るものでした。
広告ではレンブラントの『ガニュメデスの誘拐』が使用されています。鷲に変身したユピテルが美少年ガニュメデスをくわえて連れ去ろうとしている、ちょっと無気味な絵です。
d0009581_5552654.jpg
図録の方(左)はご覧の通りで、
フェルメールの『窓辺で手紙を読む若い女』(1659頃)(チケットも)。
別売のエッセイ集(右)はフリードリヒの『月を眺める2人の男』(1819)。
こちらの方も読み応えあり、です。
セットで購入すると函つきです。

6月28日〜9月19日
上野・国立西洋美術館
月曜休館 但し8月15日、9月19日は開館
9:30-17:30(金曜は20:00まで)

ちなみに私は、仕事を終えて美術館へ直行しました。
20:00まで開いている金曜の夜は、社会人風の人たちが多かった。
もっとも、私にとってはめったにない贅沢で貴重な時間。
家族に感謝。
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by tsukinoha | 2005-08-07 06:03 | 展覧会

067 無言館

戦後60年ということで、企画ものの番組を観る機会の多い最近。
NHK教育の「新日曜美術館」においても、
ここ数週間は戦争を振り返るテーマ内容が続いています。
先週は、「無言館」という長野・上田市にある美術館での収録でした。
この日まで私はその存在を知りませんでした。
1997年に開館。「無言館」は、第二次世界対戦時、東京美術学校(現東京芸大)の
画学生や卒業生の作品、遺品が公開されている館です。

ゲストの山田洋治監督、館長の窪島誠一郎氏のお話が、時折ピリリと効いた45分間。
ピックアップされた数人の画学生の絵画と、
そのエピソードに沿った内容に打ちのめされそうでした。

「後もう少しだけ、とにかく描きたい!」
徴兵されるまでのぎりぎりの時間、絵筆を握っていた者。
愛する故郷、愛する人を記しておきたいという欲望。
館のゲストノートには、思いがけず、制作当時の作者と同年代の、
若い方の来訪者の感動を綴るものが多いのだそうです。

番組中、おだやかな口調の窪島氏の言葉が重かった。
「(書店などでは)どう生きるかという問いかけの著作が目立つ昨今だが、
彼らは「何故生きるのか」だったのだと思います。」

画学生たちの絵は、切なさや悲惨さの思いを託したというよりは、
描きたいという思いの情熱に満ちあふれている。(番組コメントより)
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by tsukinoha | 2005-08-04 21:48 | 芸術全般

066 八月の空へ翔べ

8月になりました。まずは思い出のアルバムをピックアップしたいと思います。

d0009581_21541340.jpg
八月の空へ翔べ NSP キャニオン・レコード(1978)

 A面
  秋の木立と天気雨
  恋は水色涙色
  誰かが落した悲しみを
  湖
  八十八夜
  歌は世につれ

 B面
  八月の空へ翔べ
  愛の行く先
  色あせた風景の中で
  そのままの君でいて
  週末
  避暑地にて

母の郷里の東北で夏休みを過ごすことが習慣になっていたころのこと。
その年は珍しく従兄と行動を共にすることが多かった。
カーステレオから流れる『八月の空へ翔べ』が妙に周りの風景にマッチしていて、
家に戻ってからも忘れられなくなった。
中学生だった私には決定的な出会い。
このアルバムのジャケットが、向かって右の表側は都会、
裏側は田舎の風景と対になっていることの意味に気がつくのに20数年かかった。
レコードジャケットというのは、本の装丁のような役割を担っているものだが、
30数cm四方の大きさのジャケットを手にとると、ものがたりの表紙、そのものに思えてくる。
田舎と都会、懐かしさと未来と、少年と大人が、
対になってちりばめられたような、音楽のものがたり。
そんなNSPの10番目のアルバム『八月の空へ翔べ』を
郷愁と感謝の入り交じった思いで耳を傾ける。

「新鮮な風をあつめて 深く吸い込む 思い出遠く」
まるで詞の一遍そのものなのである。
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by tsukinoha | 2005-08-01 22:08 | 音楽

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