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たまゆらデザイン日記

2007年 05月 30日 ( 1 )




346 プロフェッショナル 仕事の流儀

もう1週間以上前の話になってしまいますが。
5月22日のNHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」という番組で、装丁家の鈴木成一氏の仕事を紹介していました。「デザイナー」ではなく「装丁家」ということです。「装丁家」と言えば、昔、菊地信義。今、鈴木成一。
昨今の書店で鈴木氏の手がけた装丁がないことはありません。「装丁がいいなと思って手にとると「鈴木成一デザイン室」の名が・・・」とはよく聞く話。文芸書を中心としたベストセラー本には、たいていこの方のクレジットが入っているといってよいでしょう。以下、番組の内容を感想を交えて・・・。

毎朝5時起き。まずゲラを読むことから1日がはじまる。(個人的な読書している暇なし)
8時に車で事務所へ一番に出勤。北海道出身で満員電車は苦手。
アシスタントがいるが、フィニッシュは必ず自身が手掛けるもよう。
(Mac OS9を使用している!「道具を使い込んでいる」感じ)
基本的に打ち合わせには来ていただく。仕事を受けに行くのではなく、仕事を依頼していただくというスタイル。(昔いた事務所がそうでした)
過去話題になった(売れた)本の装丁と同じようにと、具体的に注文してくる編集者もいるが、そのように作成した装丁の書籍は売れたためしがない。もちろん目立つ=売れるという手法はとらない。
ただ「期待に応えたい」という。その期待とはこれから書籍となる本の中身のこと。そして「ブックデザインには正解があるはずだ」という信念を持っている。中身をどのように訴えるか、探り出す。
鈴木氏はおそらく「3案作りましたがどれにします?」というやり方はしない。コレという確信(正解)をつかむまでつきつめる。といっても時間に余裕があるわけではない。なにしろその数、年間およそ700冊!直感(無意識下の経験の蓄積)を掘り下げていくような仕事のやり方。悩んだ時は作りかけのダミーを側に立て掛けて他の仕事を進める。無意識のうちに見る。(これは私などでもよく行う手法)
究極の1点しか出さないのは、編集者との信頼関係がなければできないし、パーソナルな書籍だからこそ極めることのできる技でもあると思う。クリエイターというより職人的な鈴木成一氏。その志、心構えが、プロフェッショナルでありました。



by tsukinoha | 2007-05-30 21:58 | デザイン

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