人気ブログランキング | 話題のタグを見る

たまゆらデザイン日記

428 小山実稚恵 ピアノ・リサイタル

428 小山実稚恵 ピアノ・リサイタル_d0009581_16151229.jpg
小山実稚恵 ピアノ・リサイタル
美と技の至芸
2008年2月2日
大田区民ホールアプリコ




小山実稚恵さんのピアノ・リサイタルに娘を連れて行ってきました。
大田区在住(町工場から田園調布までと多彩な?大田区)で、人気・実力ともに日本を代表するピアニスト・小山実稚恵さん。10年前にアプリコの大ホール落成の時に小山さんがここのホールのピアノ選定をされたのだそうです。そのスタインウエイで、あのデヴィッド・ヘルフゴットも演奏したというわけです。
ついでに言うと、このアプリコのある場所は、昔、松竹の蒲田撮影所があったところ。JR蒲田駅の発車チャイムはもちろん「蒲田行進曲」。

今回のリサイタルは、S席が2500円。YS席(22歳以下の割り引き席)は1000円という大田区の太っ腹。会場内は老若男女が埋めつくし(女性が多い)ほぼ満席。2列目というものすごく近い席でした。左端だったので演奏中は後姿ですが、指の動きがばっちり見える位置です。

定刻になると、うす桃色のドレスの笑顔の小山さんがにこやかに登場。ピアノの前に鎮座すると一瞬の精神統一とともに演奏がはじまります。選曲はラフマニノフ、リスト、ショパンから。

〈曲目〉
ラフマニノフ
前奏曲 作品3-2嬰ハ短調、作品32-12嬰ト短調、作品32-8イ短調、作品32-5ト長調、作品23-5ト短調、作品23-4ニ長調、作品23-2変ロ長調
リスト
・愛の夢 第3番 変イ長調
・巡礼の年 第3年より 第4曲「エステ荘の噴水」
・パガニーニによる大練習曲より 第3番「ラ・カンパネラ」
ショパン
・ノクターン 第20番 嬰ハ短調「レント・コン・グラン・エスプレッシオーネ」
・ピアノ・ソナタ 第3番 ロ短調 作品58

〈アンコール〉
ショパン
・ノクターン 第2番 変ホ長調
・ワルツ 第1番「華麗なる大円舞曲」変ホ長調

昨年TV番組で「ラ・カンパネラ」を演奏する小山さんの超絶技巧ながら素晴らしく優雅なリストに、是非ほんものの演奏を聴いてみたいと思って1年、願いが叶いました。蝶が舞うごとくの指使い、ダイナミックで繊細な演奏。難曲が難曲に聴こえない・・・その演奏はまさに「美と技の至芸」。うっとりと1時間半が過ぎていきました。
「ラ・カンパネラ」ももちろん、アンコールのショパンは格別でした。

428 小山実稚恵 ピアノ・リサイタル_d0009581_16153391.jpg
購入したベスト盤にサインをいただきました。
明朗という言葉がぴったりの、
とっても素敵な雰囲気の方でした。




小山実稚恵
1982年チャイコフスキーコンクール第3位、1985年ショパン国際ピアノコンクール第4位と、はじめて二大国際コンクールに入賞。
1959年、宮城県仙台市生まれ。岩手県盛岡市育ち。




by tsukinoha | 2008-02-03 16:20 | 音楽

日々のよろずデザイン観
by tsukinoha
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

最新のトラックバック

お知らせ

記事と関連のないコメントやトラックバックは予告なく削除させていただく場合があります。予めご了承ください。

検索

ブログジャンル

画像一覧