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たまゆらデザイン日記

411 おおきな木

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シェル・シルヴァスタイン・作
ほんだ きんいちろう・訳
篠崎書林
1976年



3年くらい前のこと。
「せんせいがすごくカンドウしたっていってた本だよ。読んで」と、保育園から絵本を借りてきた娘。その絵本、『おおきな木』は以前から一度読んでみたいと思っていた本でした。

1本のリンゴの木とちいさい男の子はとてもなかよし。しかし時は過ぎ、成長した男の子・・青年は自分の欲望を木にぶつけるようになりますます。それでも無償の愛を差し出す木。やがて青年は、大人になり、老人に。そして最後に1本の木が与えたものは・・・。

読み進む後半、絶句。私はなんでもないふりをして読むのに必死で・・・。一冊の絵本におおきく気持ちを揺さぶられるという体験を、このとき、おそらくはじめてしたのでした。


『おおきな木』は、先生も以前から読んでみたいと思っていて、はじめて読んだということを、後日聞きました。
読み聞かせの時に、この本を読んで感動したということを子どもたちに語ったそうです。それを娘が(当時5歳くらい)しっかり憶えていて借りてきたものだということがわかりました。
感動という贈り物を持ち帰ってきてくれたのだと思いました。



by tsukinoha | 2007-12-22 06:54 |

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