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たまゆらデザイン日記

386 森は生きている

d0009581_18521691.jpg森は生きている
富山和子
1984年
講談社青い鳥文庫




みなさんも一本の木を見たら
「これは、水をつくっているのだな。」
と、水道の蛇口を思いうかべてください。一本の木を見たら、
「これは土をつくっているのだな。」
と、お米ややさいを思いうかべてください。そして
「この木をそだてている人が、きっとどこかにいるのだな」
と、人間のことを思いうかべてください。



図書館でみつけた、富山和子さん(とみやまかずこ・・・お米・水・森と日本人とのかかわりその環境と重要性を訴える著作が数多くある)の「自然と人間シリーズ」3部作、完結編の『森は生きている』はこのように締めくくられています。

「ものごとを総合的に見るということは、頭のやわらかい子どものうちに教えねば遅い」・・・という思いがこの3部作を書かせる動機となったそうですが、同時に「子どものために書けば大人もいっしょに読んでくださるにちがいない」という思いもあったそうです。こういったことを子ども時代から知っておきたかったと痛感する大人はきっと多いことと思います。しかし今からでも遅くはありません。遡って『川は生きている』『道は生きている』を読んでみたいと思います。

あとがきに、スペイン領時代から1世紀も2世紀もかけて破壊しつくしてきたフィリピンのはだかの山(森林がないということは大雨の氾濫と日照りの渇水の繰り返しです)に植林を成功させた日本人の技術者の姿が紹介されています。そこはドイツ、スウェーデン、フランスがそれぞれ失敗やあきらめた場所だそうです。

この姿を見ながら私が考えさせられたのは日本の技術のすばらしさであり、その技術を育ててきた日本の植林の伝統の偉大さでした。おそらく世界の中で日本人だけが、太古のむかしから木を切っては植えるという伝統を、連綿と養いつづけてきたのでしょう。私たちはその伝統を高く評価し、伝統のにない手がとぎれぬよう、あらゆる手だてをつくす必要がある。(本文より抜粋)



by tsukinoha | 2007-10-05 18:56 |

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