たまゆらデザイン日記

323 武満徹 音の森への旅「知るを楽しむ」より

クラシックの世界で、世界中で名の知れた日本の音楽家というのは、指揮者の小澤征爾、そして『ノヴェンバー・ステップス』の作曲者、武満徹なのだそうです。

火曜日の「知るを楽しむ」は、映画監督・篠田正浩の案内で武満徹の特集。
今週第3回目を迎えます。

武満徹---音の森への旅(NHK教育/夜10:25〜10:50)
第1回 映画という実験室(3月6日)
第2回 日本の音の探求(3月13日)
第3回 「うた」への憧れ(3月20日)
第4回 宇宙から聴こえてくる音(3月27日)
*再放送はいずれも1週間後の早朝5:05〜


私はどちらかというと音楽そのものよりも、武満徹の文章が好きで書物での武満さんを追うことの方が多いです。こういった人物伝的なものも然り。
そんな武満ファンならば、すでに周知の内容も多い番組かもしれませんが、決定的なのは音がついてくるという違い。あたりまえなんですが・・・。生前の武満さんの映像を見ることができるという機会もテレビならではです。

小泉文夫著の『日本の音』では、伝統楽器を復活させた人物として武満の名を上げています。しかし国粋主義の戦争時代〜戦後の価値観の逆転などの幼少体験から、武満自身は伝統楽器を拒否していた(おそらく音楽をやろうと決意した頃)そうです。「憎んでいたくらい」と、娘さんの眞樹さんとの対話で振り返っています。クラシックやジャズなどの西洋音楽から入っていった武満でしたが、やがて時代劇映画の音楽を通して「日本の伝統楽器」への再発見をするという転機が訪れます。そして「日本の伝統楽器」を使った楽曲の集大成として誕生したのが『ノヴェンバー・ステップス』(1967年初演)。この曲はニューヨーク・フィルハーモニック125周年の記念祝賀コンサートに向けて日本の武満に依頼されたものでした。
尺八と琵琶によるとオーケストラの協奏曲は、まずうごめくオケの波から始まります。そして・・沈黙・・尺八の「ヴォ〜ッ」という響き・・琵琶の「ベベン!ビョロロ〜ン」・・人々にいかほどの衝撃だったのでしょうか!
小澤征爾がニューヨーク・フィルで『ノヴェンバー・ステップス』を指揮し、大絶賛を浴びるまでの軌跡を追った第2回は興味深いものがありました。当時の尺八奏者、横山勝也さんのお話も貴重。
あと2回の放送も楽しみです。

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(テキストは買っていないんです・・・)
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by tsukinoha | 2007-03-18 19:36 | シネマ&TV

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