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たまゆらデザイン日記

304 八郎

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八郎
福音館書店
1967年
斎藤隆介・作
滝平次郎・画




八郎潟と寒風山(かんぷうざん・・・さむかぜやま)の秋田のお話。
『モチモチの木』で知られる著者の斎藤隆介氏は東京生まれ。疎開先だったというのが秋田との出会いがきっかけのようです。民話を元にして書かれたお話と思われますが、驚くべきことは全編秋田弁で書かれていることです。こういった土地の話はクニの言葉であればこそ、と思います。
力強いスミ一色の木版画も秋田弁によく似合っています。(カバーのみカラー印刷)

さて・・・厳密には文語をそのまま口語にしても秋田弁にはなりません。なにしろ八郎(はちろう)からして(はずぃろう)ですしね。
東北弁全般がそうだと思いますが、一語一語がはっきりしなくて、口籠ったような、鼻にかかったような感じで、言葉同士が連なっているのが特徴。(いわゆるズーズー弁でしょうか)どこのクニの言葉もきっとそうであるように、温もりのあるやわらかい感じがします。
そしてもうひとつ上げておきたいのが、標準語に訳せない微妙な表現。

例えば・・・

  「あい仕方(すかた)ね。あいすか、あいすか」(本文より)
   ↓↓↓
  「仕方ないな〜。そうか、そうか」

直訳するとどうにも素っ気なくなってしまいます。
この感覚的なニュアンスを伝える言葉は、秋田弁に限らず、どこの地方でも存在していると思います。

私が読むとどうもぎこちなく嘘っぽい。
我が家のネイティブ(もと秋田県人)に読んでもらうとやっぱり上手です。(そりゃそうだ)


意味わがらねぇども、聞ぐのが楽しみだども。・・・です。



by tsukinoha | 2007-01-24 20:07 |

日々のよろずデザイン観
by tsukinoha
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