018 30年の時間(とき)をワープ!
アコースティックヤマト 宮川彬良・平原まこと 2005年(コロムビア)
1.イスカンダル〜深海バージョン
2.宇宙戦艦ヤマト〜砂漠の川バージョン
3.序曲から 無限に広がる大宇宙
4.サーシャ
5.白色彗星〜ジャズバージョン
6.大いなる愛
7.スターシャ
作曲:宮川 泰 編曲:宮川彬良
昨年30周年を迎えたもの。
キティちゃん、アルプスの少女ハイジ、そして忘れちゃならない宇宙戦艦ヤマトがある。
私がヤマトにはまったのは30年前の本放送ではなく、再放送(再々放送?)で、周り中みなヤマトで盛り上がっていた時期だった。放課後の部活動を終えるとヤマトを観るのに一目散で帰宅したものだ。
衝撃的な『さらば宇宙戦艦ヤマト』(1978年)の後に熱はさめるものの、それでも『宇宙戦艦ヤマト完結編』(1983年)は最後の記念と思って映画館に足を運んだ。しかし一緒だった一つ下の後輩(異性)とラストのラブシーンを前にした後味の悪さが原因だったのか、以来私はヤマトの記憶をすっかり消し去ってしまっていた。ある失意の2年前に、偶然、ケーブルTVの再放送で20年振りに再会するまでは…。
時すでに遅く、確かに持っていたはずの『交響組曲宇宙戦艦ヤマト』のミュージックテープ(!)もあるはずはなく、再入手したCDを手にして思い出した。私が初めて自分の小遣いで買ったミュージックソフトが『交響組曲宇宙戦艦ヤマト』であったことを。出会いと再会の偶然と必然の不思議に驚きつつ、胸の奥にしまわれたヤマトの存在に気づく私だった。
さて、肝心のアルバムの話。
宮川彬良氏のピアノ、平原まこと氏のサックスがメインとなった、大人仕立てのアコースティックヤマト。
当時ヤマトの音楽を手がけていらした宮川泰氏のご子息、彬良氏自らの『交響組曲宇宙戦艦ヤマト』『交響組曲さらば宇宙戦艦ヤマト』からの選曲が、ファンにとっても指示の高い楽曲であることが魅力的。シンフォニーがアコースティックに見事に変化(へんげ)しているのには、調理法を変えても、元が優れているものは優れているとは言え、多彩な彬良氏の才能を感じさせるにありあまる。そして何よりも父から子へと受け継がれた、愛情に満ちた音楽のヤマトとしてこれ以上のものはない。まさに往年のファンにはとっておきのプレゼントである。勿論、ヤマトのことをあまり知らない人でも、音楽として十分味わい深いものであると思う。
宮川彬良氏と平原まこと氏、お二人は現在積極的にステージでの活動をされている。そのなかでアコースティックヤマトからも、いくつか演奏をされているらしい。是非ライヴで聴いてみたいものである。
さて、私がAmazonの通販で入手したCDに、縁あってサインが記されてある。宮川さん、ではなく平原さんの方である。平原綾香さんのお父様の。
1.イスカンダル〜深海バージョン
2.宇宙戦艦ヤマト〜砂漠の川バージョン
3.序曲から 無限に広がる大宇宙
4.サーシャ
5.白色彗星〜ジャズバージョン
6.大いなる愛
7.スターシャ
作曲:宮川 泰 編曲:宮川彬良
昨年30周年を迎えたもの。
キティちゃん、アルプスの少女ハイジ、そして忘れちゃならない宇宙戦艦ヤマトがある。
私がヤマトにはまったのは30年前の本放送ではなく、再放送(再々放送?)で、周り中みなヤマトで盛り上がっていた時期だった。放課後の部活動を終えるとヤマトを観るのに一目散で帰宅したものだ。
衝撃的な『さらば宇宙戦艦ヤマト』(1978年)の後に熱はさめるものの、それでも『宇宙戦艦ヤマト完結編』(1983年)は最後の記念と思って映画館に足を運んだ。しかし一緒だった一つ下の後輩(異性)とラストのラブシーンを前にした後味の悪さが原因だったのか、以来私はヤマトの記憶をすっかり消し去ってしまっていた。ある失意の2年前に、偶然、ケーブルTVの再放送で20年振りに再会するまでは…。
時すでに遅く、確かに持っていたはずの『交響組曲宇宙戦艦ヤマト』のミュージックテープ(!)もあるはずはなく、再入手したCDを手にして思い出した。私が初めて自分の小遣いで買ったミュージックソフトが『交響組曲宇宙戦艦ヤマト』であったことを。出会いと再会の偶然と必然の不思議に驚きつつ、胸の奥にしまわれたヤマトの存在に気づく私だった。
さて、肝心のアルバムの話。
宮川彬良氏のピアノ、平原まこと氏のサックスがメインとなった、大人仕立てのアコースティックヤマト。
当時ヤマトの音楽を手がけていらした宮川泰氏のご子息、彬良氏自らの『交響組曲宇宙戦艦ヤマト』『交響組曲さらば宇宙戦艦ヤマト』からの選曲が、ファンにとっても指示の高い楽曲であることが魅力的。シンフォニーがアコースティックに見事に変化(へんげ)しているのには、調理法を変えても、元が優れているものは優れているとは言え、多彩な彬良氏の才能を感じさせるにありあまる。そして何よりも父から子へと受け継がれた、愛情に満ちた音楽のヤマトとしてこれ以上のものはない。まさに往年のファンにはとっておきのプレゼントである。勿論、ヤマトのことをあまり知らない人でも、音楽として十分味わい深いものであると思う。
宮川彬良氏と平原まこと氏、お二人は現在積極的にステージでの活動をされている。そのなかでアコースティックヤマトからも、いくつか演奏をされているらしい。是非ライヴで聴いてみたいものである。
さて、私がAmazonの通販で入手したCDに、縁あってサインが記されてある。宮川さん、ではなく平原さんの方である。平原綾香さんのお父様の。
by tsukinoha
| 2005-04-29 22:32
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