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たまゆらデザイン日記

223 ワルツ・フォー・デビィ

223 ワルツ・フォー・デビィ_d0009581_2232865.jpgワルツ・フォー・デビィ
ビル・エバンス






1 My Foolish Heart
2 Waltz for Debby
3 Detour Ahead
4 My Romance
5 Some Other Time
6 Milestones

ビル・エバンス(p)スコット・ラファロ(B)ポール・モチアン(Dr)

1961年6月25日、ニューヨークのクラブ、ビレッジバンガードでのライブ録音。珠玉のインタープレイと名高いアルバム。

音楽の対話、心の対話の相手としてビルにとってラファロ以上の人は現れなかったといっていいだろう。(LP解説より抜粋)

当時ビル・エバンス(1929〜80)が新しく結成したこのピアノ・トリオは、ピアノ主体でベースとドラムがバックでリズムを支えるという従来の形式を脱し、新しいピアノ・トリオのスタイルを生み出したと、後に言われるようになる。しかし残念なことに、ベースのラファロはこのギグの10日後に自動車事故でこの世を去ってしまう。



ある夕食時、「音楽を聴こう!」と、このアルバムをかける。
(いくらチック・コリアが好きでも、食事どきにはかけない)
すると娘がひとこと。
「レストランでお食事しているみたいね」
うちはファミレスも滅多に行かないが、レストランなどに連れて行ったことは無論ない。
この子にとってのこの音楽のイメージは、「レストランでお食事」だということと、「レストラン」というイメージがこういう音楽だということ、二重構造の感想がおもしろかった。
その日以来、我が家では、ビル・エバンスの『ワルツ・フォー・デビィ』はレストランの音楽になってしまった。
しかしこのライヴ録音のアルバム、客席でアルコールとつまみをいただくような気分にぴったりとはまる。ちょっとスリリングでロマンティック、な、感じ。



by tsukinoha | 2006-06-19 22:06 | 音楽

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