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たまゆらデザイン日記

179 NSP film tour 2006 as…めぐり逢いはすべてを越えて

最初に。
ネタバレしておりますので、ご注意ください。


179 NSP film tour 2006 as…めぐり逢いはすべてを越えて_d0009581_6274346.jpg品川のステラホール(命名はユーミンだそう)で迎えた「NSP film tour 2006」。3度の公演のうち、18時30分開演の最終に出かけました。18時の会場時間に間に合えばいいと思い、ぎりぎりで入ると、会場はすでに大勢のファン。おそらく40代前半の私よりも、少し年上の方々が多い。20年振りのNSPのいる場所は、なんかワープしたような不思議な空間。入り口付近に、天野さんがステージで着用の衣装、愛用のニューバランスのスニーカー、アルバム『彩雲』の原画、アクセサリー時計類、ノートパソコン(天野さんはMac派だったんだ、へー)。そしてギターが出迎えてくれました。


「フィルム「コンサート」ではなく、単館ロードショウの映画です。」

挨拶に出てこられたメンバーの平賀さんはおっしゃいました。
隣の中村さんはニコニコしています。
ああ、やっぱり天野さんはいないんだ・・・。
現実をつきつけられたよう。

昨年同ホールで関係者を招いて行われた送る会のシーンではじまる。
「これがNSP最後の演奏です。でも僕達はプロデビューしないと言ってプロになったし、復活はないと言って復活したし、いつも嘘つきですから・・」そう言って、ビデオ映像の天野さんが歌う『さようなら』に合わせて3人で演奏。そして昨年の3月のコンサートシーンなど、改めて大画面で観るステージのフィルムに涙を押さえることができず。一関の思い出の場所、Char、阿部敏郎、元ディレクター、などご縁がある方々からのインタビューを交えながらのドキュメントに、NSPと天野滋の知られざる一面を観た思い。
ごく一部の関係者以外にはご自分の病気のことを明かさなかった天野さんが、ファンには嘘をつき通された天野さんが、自身で撮られた衝撃的な告白シーンが、さりげなく折りこまれていた。

エンドロールのデモテープの未発表の曲。「まだ歌詞がついていなくてめちゃくちゃ英語(?)で歌っている」と平賀さん。そして最後の最後に『めぐり逢いはすべてを越えて』にのせて、現在2000番台までいらっしゃるファンクラブの方々のお名前が延々とつづく。

「(空気)重いよね〜でも、仕方ないよね。」

再びお二人が登場。平賀さんの気づかい。
そう、確かに、重かった。でも、暗いとか、悲痛とかそういうのではなく・・・
なんか温かかった。

「天野くんが好きな、単館ロードショーの雰囲気で仕上がったんじゃないかと思います。」

そうか、NSP自体、単館ロードショー系のミュージシャンだったということか・・・。
これから全国を回るんですね。天野さん。

そしてひそかに今後の「嘘」に期待していますよ。


会場出口でおみやげの小さい封筒を受け取る。
娘がひらひらさせていたら、
「あ、それいいな〜」と声をかけられ。
「え、違うのあるんですか?」と私。
「何種類かあるみたいよ〜」
ファンの方と声を交わすことができて、ちょっと嬉しかったです。

179 NSP film tour 2006 as…めぐり逢いはすべてを越えて_d0009581_6281651.jpg
おみやげ。
おそらく20代中頃。
ちょうどNSP中期の頃か。




by tsukinoha | 2006-03-21 06:35 | 音楽

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