たまゆらデザイン日記

172 デザインの現場 no.145

「桃」は日本人にとって忘れ去られた文化だと、ある方のお話を受けたことがありました。
「努力して勝ち取るもの」という現代では当然だと思われる思想とは反対の、待っていると、何かよいことが起きる、「わらしべ長者」的な思想だというのです。木から実が(熟して)落ちるのを待つ、南方の文化でもある。そしてそういった考え方は近代に入って失われてしまった・・・と。
そんな話を伺って目からうろこでした。

久し振りに『デザインの現場』を購入。
本の指南書、これはおさえておかなかればと。(読むかどうかは別として)

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目 次
本でたどるデザインヒストリー
  世界編/日本編
はじめに揃えたい必読の書
  理論/思想/プロダクト/タイポグラフィ/印刷/素材・加工/色彩
デザイナーを読み解く
デザインの幅を広げるこの「6册」
  社会/政治/経済/心理/教育/環境/建築/カルチャー/ジェンダー
デザイン誌で世界一周
絶版本が読みたい

各項目の紹介文を読んだだけで、半分は「読んだ気」になるかもしれません。
まずは情報をどう取り入れるのか、それ自体の哲学を持つことの必要を感じます。という視点で、気になったことばを抜粋。

長いあいだデザインは実践の側面ばかりが強調され、理論はほとんど問題にならなかった〜中略〜デザイナーに期待される仕事が抽象的なものになればなるほど、理論の重要性は高まってくる。自分のデザインのよりどころになる理論を手にいれることが不可欠。

「学ぶ」とは、自分自身の経験を抽象化し、他にも応用できるようになることだ。大学に行こうが行くまいが、基本は独学。



ひとこと。
*大方のデザイン史と言われるものが、1900年代以降の視点のみで語られています。本書の指南もしかり。近代化以前からのデザイン(意匠設計)はどうであったかの流れも紹介するべき、だと思うのですが・・・。そういった考え方は失われてしまったままなのか、それともいまだ縦割りのままなのか・・・と。
やはり独学でしかないんだろうか。
*「努力して勝ち取るもの」が揺らいでいる。「現代」はどこへ行こうとしているのか。

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by tsukinoha | 2006-03-05 06:54 |

日々のよろずデザイン観
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