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たまゆらデザイン日記

069 アコースティックだけれどエレクトリックバンド

069 アコースティックだけれどエレクトリックバンド_d0009581_22112032.jpgEYE OF THE BEHOLDER
チック・コリア・エレクトリック・バンド GRP(1988)






1.HOME UNIVERSE
2.ETERNAL CHILD
3.FORGOTTEN PAST
4.PASSAGE
5.BEAUTY
6.CASCADE-PARTI
7.CASCADE-PARTII
8.TRANCE DANCE
9.EYE OF THE BEHOLDER
10.EZINDA
11.AMNESIA

All pieces composed and arranged by Chick Corea
チック・コリア(p,synth)、ジョン・パティトゥッチ(b)、デイブ・ウェックル(ds)、
エリック・マリエンサル(sax)、フランク・ギャンバレ(g)

1曲目の厳かな「HOME UNIVERSE」から流れるように続く、このアルバムの主題ともいえる「ETERNAL CHILD」。チック・コリアのピアノとフランク・ギャンバレのアコースティックギターの哀愁漂う旋律が魅力的。
その技術を見せつけられた1作目、ポップな2作目(未紹介)に続く、チック・コリア・エレクトリック・バンドの3作目は、より物語性の強い仕上がりとなっている。
さて、エレクトリック・バンドなのに、ピアノにアコースティックギター。しかし、これは当初から本人の構想のなかにあったという。チックの言うエレクトリックとは、単に電子楽器という意味だけでなく、エレクトリック・シティ(都会)に住む者の奏でる音楽とでも言ったような、概念的な意味があるそうだ。
3作とも随分印象の違うアルバム。チック・コリア自身がこのバンドでやりたかったことを着実に取り入れ、進化しつづけているかのよう。常にチャレンジャーなチックらく、メンバーも増え、楽器の数も増え、それを駆使しつつも洗練された印象のアルバムである。一方でスパニッシュモードの魅惑の楽曲、チック節は健在なのだ。



by tsukinoha | 2005-08-09 22:24 | 音楽

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