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たまゆらデザイン日記

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426 松岡正剛が語る白川静

NHK教育の「知るを楽しむ」。
2月の火曜日、私のこだわり人物伝では、4回に渡って松岡正剛氏が漢字研究の第一人者・白川静氏(1910〜2006)を語ります。早速テキスト(683円)を入手。

d0009581_1931663.jpg白川静
漢字に遊んだ巨人
松岡正剛
第1回 神と交感する漢字   2月5日放送
第2回 白川静という奇跡   2月12日放送
第3回 古代中国に呼吸する  2月19日放送
第4回 漢字=日本の文字革命 2月26日放送
NHK教育いずれも午後10:25〜10:50


漢字研究の第一人者として知られる白川静さんは、研究一筋の人生を歩んだ人でした。
苦学の末に立命館大学を卒業。同大学の教授となるも、独創的な研究は異端視され、長らく不遇の日々を送りました。しかし地道に研究を続け、還暦を過ぎて一般向けに書いた『漢字』(岩波新書)により、ようやくその名が知られます。『字統』『字訓』『字通』の「字書三部作」を仕上げたのは八十六歳のときです。その後も講演や執筆を精力的に行ない、九十六歳で亡くなるまで、漢字への情熱が衰えることはありませんでした。
論語の「芸に遊ぶ」という語が好きだった白川さんは、孔子がそれを人生の至境としたように、「私もここに人生の至境を求めよう」(『回思九十年』)としました。ここでいう芸とは六芸(りくげい)、すなわち中国古代の学芸のことです。その言葉通りに漢字に遊んだ白川さんの生き方、そして生涯を通して極めた豊穣なる漢字の世界に松岡正剛さんが迫ります。
(テキストより)



過去記事より
061 古代人の心象風景
278 霜月によせて
291 神さまがくれた漢字たち
292 日本の音
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by tsukinoha | 2008-01-31 19:40 | シネマ&TV

425 日々是好日

「日々是好日」。
娘が突如言葉にしたので、問うと、お茶の先生(3月までの期間限定で月に3回ほどお茶の作法を習っている)から教えてもらったとのこと。
「意味はわかるの?」
「わかんない」

そんなやりとりをした土曜の午後に、小学校の展覧会に出かけます。
全学年と障がい者クラスの子どもたちの、図工、家庭科で製作した作品が体育館にズラリと展示されていました。学年ごとに手法を変えた絵画をはじめ、はじめてのミシンでつくったナップザック、木工作のミニスツール、割り箸(のような棒)で作ったランプシェードなどなど、バリエーションに富んだ作品が。
娘の学年(2年生)は動物の立体(石膏テープで固めた動物に着色)でつくった動物園とシュノーケルをつけて海に潜ったら・・の想像絵画。もうすこし上の学年になると地域に関わる展示もあり、馬込文士の室生犀星の作品「水の中の夏」から想像した箱庭立体や、弁天池公園(厳島神社のほこらのある公園)を和紙に描いて掛軸に仕立てた作品などなど、想像力豊かな空間にすっかり感心してしまいました。
思わず図工の先生(若い女性)に話しかけると
「なるべくたくさんの経験をさせてあげたくて」と謙虚にお話されました。

さて、「日々是好日」、そういえばこれは茶道用語だったかな?と、気になって調べてみると、元は中国五代の禅僧、雲門禅師(864〜949)の言葉でした。禅とのかかわりで茶の道にも通じているというわけですね。
雲門禅師のいう好日とは、好い日、悪い日というふうに比べることをやめた話。つまり、好悪を越えて、どんな日でも佳き日とする悟りのことのようです。

そうですね。そうありたいですね。
日々こうして過ごしていられることを感謝しながら。
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by tsukinoha | 2008-01-27 07:06 | 随想

424 パイプス・オブ・ピース

d0009581_6591099.jpg
パイプス・オブ・ピース
ポール・マッカートニー
1983年



パイプス・オブ・ピース
セイ・セイ・セイ
もう一人の僕 
キープ・アンダー・カバー 
ソー・バッド

ザ・マン 
スイート・リトル・ショウ 
アベレージ・パーソン 
ヘイ・ヘイ 
タッグ・オブ・ピース 
スルー・アワ・ラブ



久し振りのレコード鑑賞は懐かしのポール・マッカートニー。
趣味の欄に「レコード鑑賞」があった時代、ビートルズファンでポールファンの友人から借りて聴いたアルバム。
同じように10代の頃にビートルズの洗礼を受けたダンナが所有のレコードを久々に聴く。アナログ版の音の厚みが非常に心地よい。マイケル・ジャクソンとの共演で大ヒットした『Say Say Say』の、ベストヒットU.S.Aで観たPV(詐欺師に扮する2人)が脳裏をよぎる。何もかもが懐かしすぎるのではあるが、今聴くとすごく新鮮。カッコイイ!

*メモ*
2枚組で発売される予定だった前作『タッグ・オブ・ウォー』が1枚で発売、録音済みの曲に新曲をたして発売された。前作のスティービー・ワンダーとの共演『エボニー・アンド・アイボリー』に続き、『スリラー』で世界的大ヒットのマイケル・ジャクソンと『Say Say Say』『ザ・マン』を共作・共演。表題の『パイプス・オブ・ピース』のPVは、第1次世界大戦中のイギリス軍とドイツ軍の間に実際にあった奇跡のような出来事の再現。ジョンとは違うアプローチで平和を願うポールの姿勢が伺える。

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by tsukinoha | 2008-01-26 07:02 | 音楽

423 石橋睦美写真展「神々の杜」

d0009581_7435978.jpg

品川のキャノンギャラリーで開催中(〜2/12まで。開館:10時〜17時30分。休館:日曜祝日。入場無料)の石橋睦美写真展「神々の杜」に出かけてきました。「森」をライフワークに写真・取材を続けて30数年になる石橋さんの写真展。同名の写真集が刊行されたばかり。
今回、各地の神社への撮影にあたって、はじめてデジタルカメラを使用されたとのこと。当初は4×5で撮影をされていたそうですが、その撮影時での制約(4×5用を持ち歩くのは大変)などから、デジタルを使用してみたところ、「今回はコレだ」とくるものがあったそうです。

デジタルというのは選択肢が広い(ある種なんでもできてしまうので)から、自分でこれだという確信のようなものがないと難しい。今回の場合は良かったが、すべてデジタルが良いということではなく、フィルムにはフィルムの良さがある。(談)

キャノンの用紙を使用して現像ラボでプリントされた全紙ほどの大きさの写真展示は、光と影のコントラスト、霧に煙る空気感、濡れた岩肌、目に鮮やかな緑、社の朱、氷るような雪景色、その臨場感は、ほんとうに見事としかいいようがなく・・・むくむくと雲のように感動が沸き上がりました。通常の4C(CMYK)印刷とはまったく別ものです。会場に来られたみなさん驚いてらっしゃっている様子でした。



もう7年くらい前になってしまいますが、某企業のカレンダーの製作で、写真家候補として石橋さんを推薦させていただいたというのがきっかけで、仕事でご一緒させていただいたことがありました。それ以前に『森林美』という写真集(平凡社)を書店で見かけており、ひとめぼれしたのが縁につながったという経緯。4×5のポジフィルムをライトテーブルに並べて、吸い込まれそうな“世界”にため息をつきながら写真選定をさせていただいたのも遠い日々となってしまいましたが、久し振りの写真展で、数年の空白が埋めつくされたような気持ちに。そして約5年半振りの再会が叶うのでした。

温厚なお人柄は変わらずに、しかし歩んでこられた道程の重さを写真は語りかけてくるようで、神聖で満ち足りた気配感に、思わず背筋を伸ばしたくなるような気分に襲われました。

石橋睦美
1947年千葉県佐倉市生まれ。10代後半から日本の自然を知る目的を持ち、各地を歩く。
1975年頃から東北地方の自然をテーマにしぼり撮影をはじめる。以後、自然美をライフワークに。
1989年頃から北限から南限までのブナ林を取材。全国の森を巡り2003年森林の撮影を終えた後、日本人の原風景を探る目的で神域を巡る旅をはじめる。著書に『ブナ林からの贈りもの』『日本の森』『熊野神々の大地』など多数。

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by tsukinoha | 2008-01-20 07:45 | 展覧会

422 きょうの猫村さん

d0009581_6111824.jpg
きょうの猫村さん(1)
ほしよりこ
マガジンハウス
2005年






図書館に置いてあったので(書籍扱いです!)借りてみました。ずっと気になっていた猫村さんです。東銀座に仕事で通っていた頃、マガジンハウスの建物の外にど〜んと宣伝されていました。メールマガジンの無料購読の漫画として有名。

市原悦子も真っ青の家政婦猫、猫村ねこが、“ぼっちゃん”に会うために、家政婦として働きはじめます。ご奉公するのは、家庭崩壊寸前の犬神家。

目をつけた娘が読みはじめるのですが・・・当然セリフにルビはなく(しかも手書き文字です)。私はマンガを音読するという特異な事をします。
お皿を洗いながら猫村さんが歌ううたがやけにおかしくてハマリ中。
独特の鉛筆(?)のタッチがストーリーとあいまって、このマンガの魅力を最大限に活かしてくれています。
うちにもこんな家政婦猫いたらいいな〜。
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by tsukinoha | 2008-01-19 06:12 |

421 橋口五葉の美人画

d0009581_21305634.jpg昨年の11月の渡辺章一郎氏の講演会で「年明けに新日曜美術館で橋口五葉を取り上げるそうです」と聞いていましたが、先日がその放送日でした。新日曜美術館で近代浮世絵を取り上げるのは過去(と言ってもここ数年のことですが)にあまり例がなく、珍しいことではないかと思います。
偶然にも昨年、静岡県立美術館で巡回中の大正シック展で、橋口五葉の「髪梳ける女」を観る機会がありました。木版画とは思えないほどのしなやかな髪の質感に驚嘆したことも記憶に新しいのですが、これが生前に残された7枚の美人画のうちのひとつであったと、番組で知りました。

夏目漱石や泉鏡花の装丁、三越のポスターを経て、五葉が辿り着いたのは、当時衰退の一途を辿っていた伝統の浮世絵版画。自ら論文も発表していた江戸浮世絵版画の復刻に携わることで、その技術を修得していくことになったそうですが、普通版木に桜の木を使用するところを、髪の生え際の細かさを強調するために、硬質の柘植の木を部分使用するなど(現在では辿り着けない技の域だとか)、なみなみ成らぬこだわりがあったそうです。加えて数千にも渡る女性の素描を1本の線に昇華させるという身を削るような製作。41歳で夭折した五葉の美の結晶となったのは、前述の通りたった7枚のみ。

「古風で日本の女性は五葉あたりで切れちゃっているのかもしれない。夢二(竹久)あたりだとちょっと違ってくる」番組に登場していたイラストレーターの宇野亞喜良さんが指摘する言葉が印象的でした。五葉の絵を通して“時代”をも考えさせられます。


d0009581_21311980.jpgさて、先の渡辺章一郎氏の講演会の記録が地元の小冊子『おとなりさん1月号』に掲載されていました。講演内容の詳細が6頁に渡る文章でまとめられています。
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by tsukinoha | 2008-01-15 21:33 | 日本の伝統文化

420 ひとつのいのち、ささえることば

d0009581_6291991.jpgひとつのいのち、ささえることば
新垣勉
マガジンハウス
2004年




其の一 生の章
其の二 訓の章
其の三 歌の章
其の四 趣の章
其の五 和の章

年末、全盲の歌手、新垣勉さんの半生を辿ったドラマが放送されていました。(「クリスマス特別企画 まだ見ぬ父へ、母へ・魂で歌う青い海〜全盲のテノール歌手・新垣勉の軌跡」)
新垣勉さんを演じていたのは、若手の俳優、小池徹平さん。彼はテレビドラマ初出演だそうです。キャラ(実在の新垣さんと)は全然違っていましたが、真摯で初々しい小池さん演じる新垣さんの姿に心を打たれました。

新垣勉さんは1952年沖縄生まれ。テノール歌手で、牧師。メキシコ系アメリカ軍人の父と日本人の母の間に誕生。生後まもなく助産婦の過ちで劇薬を点眼され失明。1歳の時に両親が離婚。父は帰国。母の再婚のため祖母に育てられる。祖母が母、母が姉と言われて育つが、成長と共に真実を知ることになり、父母、助産婦に強い憎しみを抱く。中学2年の時に祖母の死で天涯孤独に。・・・あまりに壮絶な半生。

「歌という生きる道が見えてきてから、許すことができるようになった・・・」
1ページごとに静かに語られるひとことひとことが重く、涙が出そうになります。悲しみ、喜び、平和への願い。身につまされるようで、それでいて励まされるような、大きく気持ちを揺さぶられる一冊でした。
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by tsukinoha | 2008-01-14 06:33 |

419 もしもしおでんわ

d0009581_6194154.jpgもしもしおでんわ
松谷みよ子:文
いわさきちひろ:絵
童心社
1970年



正月に友人宅で久し振りに赤ちゃん(生後9ヵ月)をだっこさせてもらいました。赤ちゃんて、やわらかくて、気持ちよくて。お乳の匂いは娘が赤ちゃんだった頃を思いだします。
そのうちの娘、6年通った保育園への年賀状に「5、6年生くらいになったらお手伝いに行きます」(ほんとか〜?)と書いているくらい、赤ちゃん好き・お世話好きのようで、終始赤ちゃんの遊びの相手になってあげていました。というか遊ばれていました(笑)。

娘が赤ちゃんの時によみきかせ(内容はわからないだろう)していた『もしもしおでんわ』。ほんわかとした、ひだまりのような絵本です。ページにはボールペンでぐるぐるした娘のマーキングが残っています。

ところで、赤ちゃんをだっこしたその日、私は40数回目の誕生日を迎え・・・。

d0009581_6231873.jpg娘からのプレゼントは肖像画でした(笑)。
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by tsukinoha | 2008-01-13 06:27 |

418 シナの5にんきょうだい

ある日のこと。
『王さまと九人のきょうだい』を借りてきて!・・・と、娘のリクエストで図書館から借りてきた一冊の絵本。顔かたち外見がそっくりの九人の兄弟がいて、それぞれに得意技を持ち、王様からかけられたぬれぎぬをはらすため、仕掛けられた苦難を入れ代わりながらはらすという内容。
d0009581_22195020.jpg王さまと九人のきょうだい 中国の民話
君島 久子.:文
赤羽 末吉:絵
岩波書店
1969年



これを読んだ私は、あるお話を思い出しました。
それは子どもの頃読んだ『シナの5にんきょうだい』。
ひょっこり記憶が戻った私は早速図書館で検索。初版は1961年福音館書店。取り寄せたのは1995年の復刻版の方(瑞雲社)。この絵本のことをすっかり忘れていた原因のひとつには、ある理由がありました。「シナ」という表現、描かれている服装・風俗などが、差別問題にひっかかり、長らく発刊禁止になっていたということなのです。復刻版の奥付で過去のそれらの問題を踏まえた復刻の主旨が記されていました。

海の水を呑み込んだ一番上の兄さんのちょっとグロテスクな挿し絵は記憶の通り。
原作は1938年にニューヨークで出版されたようです。
献辞にはこうありました。

シナのあいをおしえてくれたちちと おはなしをつくるのがじょうずだったははへ


『王さまと九人のきょうだい』も『シナの5にんきょうだい』も同じ故郷の下地があるのですね。きっと。

d0009581_22174023.jpgシナの5にんきょうだい
クレール・H・ビショップ:文
クルト・ビーゼ:絵
川本三郎:訳
瑞雲社
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by tsukinoha | 2008-01-11 22:35 |

417 のだめカンタービレinヨーロッパ編

久々に面白いドラマ観たという充足感がありました〜。(まぁごく個人的な好みということで)
“のだめ”に関しては1年前にアニメの放送からはまって原作を一気読み。やっぱり(アニメより)原作が一番だな〜となんとなく思っていたのですが・・・2、3日に未見だった再放送の連続ドラマの流し観。これが予想を裏切るおもしろさ。原作の世界観を壊さずして実写はまた別の魅力がありました。

そして特番のヨーロッパ編。前編はほぼ原作通り、後編は構成を変えつつも(多少無理はあったかも?)、起承転結がうまくまとめられていると思いました。セリフまわりはほぼ原作に忠実。それだけ原作の完成度が高いということが言えると思います。のだめのモノローグがいっさいないのが、『のだめカンタービレ』の大きな特徴ですが、マンガで表現しきれないのだめの表情を、のだめ役の上野樹里さんがうまく表現していると思いました。(のだめの喋り方は苦手なんですけどね)

例えば、マンガではさらっとしていたのですが、このシーン。
「オレはおまえのピアノが好きだから」(千秋)
「千秋先輩ひとりが好きだって仕方ないんですよ!」(のだめ)
とても切なかったです。

ラストの“変態の森”(のだめワールド・・好きだと自認する)へ踏み込んでしまう千秋(千秋役の玉木宏さん美しすぎる・・)のハグシーンが最高に笑えつつほろりとさせられました。
それにしても、よく実写でここまで出来たな〜と感心するばかり。
続編観てみたいけれど無理(予算が・・)だろうな〜。
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by tsukinoha | 2008-01-07 20:15 | シネマ&TV

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