たまゆらデザイン日記

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355 アニメ のだめカンタービレ

1月から放送されていたアニメ「のだめカンタービレ」が終了しました。
回を重ねるごとにアニメのノリのよさが際立ち・・・最終回はとても良かった。特にエンドロールの最後の最後で干潟の海に向かっての終わり方、原作とはひと味違う、サイコーの演出だったと思います。

「しんいちくんのバカー!」
「だれがバカだ・・・」

原作ではふきだしセリフに入っていない、手書き文字なんですヨ。

半年という長めのスパンの間、私ののだめに関する見方も随分と変化しました。(ちなみに未だドラマは未見)
・・・というのも、がまんできずにコミックを一気読みしたのです!
しっかりちゃっかり全巻を古書店で安く入手。「大人買い」ならぬ「主婦買い」ってヤツですかね?
一度原作を読んでしまうとあとはアニメのストーリーは追っかけるという感じになり、「やっぱり(どんな作品でも)原作がいちばんだな〜」などという思いも芽生えたり。

原作を活かしてアニメづくりというのは難しいいんだなと感じたりもしましたが、後半になればなるほどアニメの良さが伝わってきて、観ていてじ〜んとくる場面も多かったです。とまぁ、観る側(私)はさらっと書いていますが、何しろクラシックのマンガですから、楽曲を聞かせるシーンなど、ほんとうに苦労の連続だったのだろうと推測されます。

原作の方ももう終盤に向かっているらしいのですが、この勢いでパリ留学編とかやってくれないでしょうか・・・ね、アニメ版。
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by tsukinoha | 2007-06-30 07:03 | シネマ&TV

354 パルマ イタリア美術、もう一つの都

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久々にしかも平日に時間ができて、そうだ展覧会に行こう!・・・・滅多にない貴重な時間。何にするかいろいろ迷って・・・パルマ展に!パルマと言えば、パルミジャーノ・レッジャーノ!にプロシュット(生ハム)など食べ物しか頭になかったので絵画でパルマ展とは何やら新鮮な響き。展覧会のお蔭でヴェルディやトスカニーニもパルマと認識しました。

いつもと違う楽しみ方をしようと思って、はじめて音声ガイドを借りみてました。「どちらの耳ですか?」に咄嗟に答えられなくて、「じゃあ右でいいですね?」と耳にセットしてもらい、機器を首からぶら下げ、けっこう重たいかも・・・と思っていると、なんか違和感・・・利き耳は左だったことに気づくのでした(ま、いっかと展示室へ)。
解説を聞きながらの鑑賞ってケースバイケースだと思うのですが、まったくのパルマ美術初心者にとってはありがたい味方。案内役はテノール歌手の錦織健さん。ミラノに留学されていたそうで、パルマにもよく通われていたとのこと。チェンバロの流れにのって「ボンジョルノ!」と粋な出だしに、ちょっとしたイタリア観光気分。
スペイン王国への人質にされたという「アレッサンドロ・フェルナーゼ」の肖像画の場では、17世紀のスペイン系の作曲家による哀愁漂う音楽の演出も(音楽はいずれも古楽アンサンブル《アンネットロ》のCDからとのこと)。

パルマ美術とはルネサンス期からバロック初期までの16〜17世紀の時期に、イタリア北中部都市パルマに咲いた美術を指すそうですが、この定義が難しいのだそうです。展覧会は、当初は西洋美術館所蔵のパルマに縁の二つの絵画をもとに小企画展として準備されていたものが、調査をすすめるなかで、西洋美術館とパルマ・ビアチェンツァ美術監督局のスタッフの熱意で、世界で初めてパルマ派の絵画を紹介する大きな展覧会へと結実したとのことです。

ブックデザインフェチな私などは、最初の美しい実物のミニアチュールの譜面を見ただけでも感無量!でもこれはほんの序の口でした。特に圧倒された2点をご紹介。見て感じて、聴いて納得して・・・。

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パルミジャニーノ《ルクレティア》1538-40年頃
パルミジャニーノ(パルマっ子というニックネーム/本名:フランチェスコ・マッツォーラ)柔肌と編み上げた髪の毛の質感に思わず吸い込まれそうな引力を感じました。錬金術による中毒で、若くして生涯を閉じたパルミジャニーノ生前最後の傑作。


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パルトロメオ・スケドーニ《キリストの墓の前のマリアたち》1613年頃
まるで20世紀のアメリカのポップアートを先取りしたようなテクスチャーを感じ、「古いものが新しいという感覚はこのことか!」と目がさめるような衝撃を受けました。

その他も見所がたくさん。音声ガイド抜きでももちろん楽しめると思います。
とても充実した展覧会でした。
先日新日曜美術館で紹介されていたわりに、余裕で入館。余裕でじっくり鑑賞。混雑していない・・・これすごく重要。


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休憩後はお決まりのように常設展を周りました(9月に改修工事に入ってしまいます)。その一角にある、パルマ展とほぼ同時期に開催の「祈りの中世ロマネスク美術写真展」に立ち寄りました。フランス、スペインの修道院の造形美と風景写真に、遠く思いを馳せました。
心のBGMはもちろんあの「スペイン」ですとも(笑)。
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by tsukinoha | 2007-06-28 22:02 | 展覧会

353 コンクールでお会いしましょう

d0009581_6595093.jpgコンクールでお会いしましょう
名演に飽きた時代の原点
中村紘子
2003年
中央公論新社



図書館で借りてきました。
NHK人間講座『国際コンクールの光と影』を加筆改定した、ピアニストの中村紘子さんの著作です。中村さんは5月放送の「題名のない音楽会」にご出演、名ピアニストになる条件なるものを紹介伝授されておりました。が、正直あまりピンと来なかったのですが・・・書籍の方は思いがけずおもしろくて、ピアニストオンチの私でもあっというまに読んでしまいました(ちなみに私の読書時間は通勤電車内です)。他の著作も読んでみたいという衝動にかられました。

そのうちのひとつ、前記事つながりの話題で、思うところがあったので記しておきます。
1996年に「シドニー国際ピアノコンクール」の審査に招かれ、レセプションで、完成間近の「シャイン」の主人公のモデル、デヴィッド・ヘルフゴット氏を紹介された中村さんら。が、演奏は素人のようで招かれたコンクール関係者は当惑してしまった・・・という(本書151頁〜)体験談。
純粋な「音楽的感動」とは別に映画やテレビになどの手段によって増幅される「プラスアルファ」の感動が求められる時代なのかもしれない(「ヘルフゴット現象」と命名。デヴィッド・ヘルフゴット氏の他、フジコ・ヘミングさん、梯剛之さんらの名が)と指摘されています。そしてもし自分も先に映画を観ていたならば、素人っぽい演奏に感動したかもしれないと・・・(結局映画はご覧になってないとのこと)。映画公開後、アメリカで空前のベストセラーになった、ヘルフゴット氏のラフマニノフ「ピアノ協奏曲第3番」のCDも、音楽関係者のあいだではさんざんの悪評だったとか聞きます。

コンクールでの「最も公平な採点法」をめぐっての結論が「そこに審査する人の心が加わる」限り「決定的な方法はない」(本書102頁)と同様に、人それぞれの心が大きく作用する感動がメディアによってもたらされる・・・そして「プラスアルファ」の刺激に支えられた音楽的感動は長続きしない(本書168頁)。
音楽然り。絵画然り。

しかし、ここでなにが「純粋」でなにが「純粋でない」と特定できるのだろうかという「素朴」な疑問がふつふつと沸き上がってきたのです。

d0009581_701593.jpgヘルフゴット氏のラフマニノフ「ピアノ協奏曲第3番」は、確かに演奏は芳しいものとは言えないかもしれません(聴いてみました)。しかし『すべては愛に』の読後、ピアノをとても深く愛し、嫉妬やひがみなどという感情がない、常に前向きなヘルフゴット氏の姿に、そんなことはどうでもいいと思いました。
これが私の「心の作用」です。


クラシックCDの売り上げの激減に反してコンサートが増え続けているそうです。
オーディオマニアの出現で作り上げられた「ミスのないクリアな演奏」はすでに前世紀における過渡的な方法なのかもしれない、一方、ライヴの持つ「一期一会」の贅沢さを求められているのかもしれない・・・と、中村さんご自身の自問自答に共感をおぼえました。
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by tsukinoha | 2007-06-23 07:07 |

352 すべては愛に

d0009581_5352998.jpgすべては愛に
天才ピアニスト デヴィッド・ヘルフゴットの生涯
ギリアン・ヘルフゴット/アリッサ・タンスカヤ
中埜有理=訳
1997年
角川書店



「こんにちは、いとしいギリアン。お会いできてうれしいです、いとしいギリアン。クリスからあなたがくると聞いて、そうだったね、そして本当に会いにきてくれた。すばらしいよね?あはは!ふーん!今晩リカードーズにきてください。今晩、きてくれるよね……リカードーズに、ね、いとしいギリアン?」
わけのわからないことを早口でしゃべりまくり、自分に好意を持ってくれると思われる人には誰かまわず抱きつきキスをする。人をひどく疲れさせ、それでいてとても人なつっこい男・・・後に彼の妻となり、本格的にカムバックさせるにいたってなくてはならない人・・・15歳年上のギリアンの、デヴィッド・ヘルフゴットとの最初の出逢い。
リカードーズとは、オーストラリア東部パースに実在していたワインバーで、映画の中でデヴィッドが何かに憑かれたように店内に入り込み、おもむろに「熊蜂の飛行」を演奏し大喝采を浴びた、あの復帰のきっかけになったレストランでです。

デヴィッド・ヘルフゴット(Helfgott・・・何かを予感させる名です)は1947年オーストラリアのメルボルン生まれ。ポーランド移民の両親の5人兄弟の2番目として生まれました。音楽家になれなかった(厳格で排他的な)父に溺愛されて育ちました。息子のピアノへの才能を見い出した父は、貧しい暮らしにもかかわらず生活ための金銭もピアノの頭金にし、独学で学んだ知識のすべてを息子に託すのです。しかしながら世間で認められるようになればなるほど、貧困への失意(裕福なユダヤ人が資金的にデヴィッドをささえていた)、世界へ飛び立とうとする息子への嫉妬などに対して父の愛情はゆがめられていき(アメリカ留学をダメにした)、やがて父子は憎みあい、傷つけあうようになってしまいます。

父親のピーターの家系はポーランドの敬虔なラビ(ユダヤ教の指導者)。音楽にうつつを抜かすなど許されることでなく、こつこつ溜めて手に入れたヴィオリンを父親に「粉々」に壊されてしまう。東欧中に共産主義が広まっていった時代もあいまって、反発からユダヤの教育をまったく受けなかった。家出をくりかえしていたピーター少年は脱出に成功し、サーカス団で生活をし、商船の仕事につきオーストラリアに渡り必死に英語を学び、楽譜の読みかたをおぼえ、ピアノとヴィオリンを弾けるようになった・・・そんな過去が父親のピーターにずっしりと居座っていたのです。

アメリカ留学を父・ピーターに阻止された頃から、デヴィッドの頭の中に大きなダメージ・・・〈霧〉がかかりはじめました。晴れることのない〈霧〉はロンドンの王立音楽院に留学してからいっそうひどいものになり、歴代の名演奏と言わしめたラフマニノフ「ピアノ協奏曲第3番」(父ピーターが愛した曲。デヴィッドの子ども時代から特別な存在の曲)以降、急速に精神を蝕むようになっていきました。

オーストラリアに戻ったデヴィッドは家族にも見放され入退院を繰り返します。そんな生活を10年以上も続けていたある時、冒頭のクリス医師がオーナーでもあったリカードーズのピンチヒッターで演奏したピアノが功を奏して、地元の人気者になります。そしてある日クリスの店の客のひとりとしてギリアンが立ち寄ったところからふたたび運命が大きく動きはじめるのです。

物語は1994年、カムバック後ふたたびロンドンの王立音楽院のステージでラフマニノフを演奏するという機会の訪れで締めくくられています。ギリアンはいつかデヴィッドが語ってくれた「ラフマニノフ」のことを思い出します。
“川か海のようなもの。ただ流れていく。世界でいちばんの難曲なんだけど、じつはシンプルなんだ”
そして演奏がすべてが終わっていつになく寡黙だったデヴィッドが口を切ります。
「ね、なぜだか知らないけど、父さんには全部わかっていたんだ。ぼくがどう生きるのかわかっていて、そしていまは喜んでいる。あのコンサートにきていたよ。ある意味でね。微妙な感じ、神秘的な存在、霊魂として、存在のなごりとして〜中略〜ぼくは感謝するべきだった。何も心配することはなかったんだ。だって、何もかも完璧に計画されていたんだからね」



本書は映画『シャイン』の原作本ではなく、映画が公開された翌年に出版された本で原題は『LOVE YOU TO BITS AND PIECES』。スコット・ヒックス監督は映画化の申し出を断られ続け、ようやく信頼関係が築けた時は10年の歳月が流れていたそうですが、「第三十三章 シャイン」の項目で、映画完成までの苦労も綴られています。

とにもかくにも、今のデヴィッド・ヘルフゴットがいるのは、献身的な妻ギリアンの存在なくしてはならなかったでしょう。水と戯れることが大好きで・・・海だろうと川だろうと処構わずで、いつの間にか遠方へ泳いで行ってしまい、何度も捜索願いにお世話になっているようです。
映画を見た後で読んで欲しい一冊。作者である妻ギリアンの視線と語り口が素晴らしい。

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ペットの猫のラフマニノフと(1984年)
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by tsukinoha | 2007-06-18 05:41 |

351 詩人の書

d0009581_21104551.jpg詩人の書
疋田正吉
二玄社
2006年





なぜ安定した書の基盤が崩れ、激変するに至ったか。維新によって書を育成する教育に変化が生じたからである。正しくは変わったのではなく、それまでの流れを塞き止めるにひとしい打撃をこうむったのである。〜中略〜書の実用離れの教育方針から変体かなの廃止に至る、一連の書の細胞の破壊だ。(本書218頁より)

絵画、陶芸、蒔絵さまざまな伝統文化のなかで、書の近寄り難さは別格のような気がしていました。善し悪しに至っては・・・?という方も多いのではないでしょうか。この遠い存在にさせる理由は何か。それはあまりにも単純な原因でした。
日本人が筆という日常の文具を捨ててしまったからです。筆記具が変わるということは、書体まで(書き方)変わってしまう(変えさせられる)という事です。
一度欠落してしまうと、もとの状態がわからなくなる。ちょうどそれは建物が壊されて更地になると、そこに何があったか、たちまちわからなくなるように。(本書216頁より)
「書く」というあまりに身近な行為ゆえに、一度失ったら戻らない感覚(単に手の感覚ということでなく)だということを思い知らされます。

「幕末の御家流の書を見てみよう。(略)上役人の制札から下商人農夫に至るまで仲なかよい字を書いてゐる。その差が非常に少ない。否、時として商家の字などに素敵に立派なのに出逢ふ。つまりならしにうまいというこの現象は、實に驚くべき事柄なのである。今の時代が到底實現し得ないことなのである。今から見ると夢のような事柄である(柳宗悦)」このような夢の時代が百年にも満たない、ついこの間のことだったことを、われわれはよく考えてみる必要がある。(本書227〜228頁より)

筆が西洋の筆記具にとって変わられた現象は、私の身近な例にたとえると、活版印刷が写真植字にそしてデジタルにとって変わってしまったことに類似しています。私が最後に版下で入稿原稿を作ったのは5年前。次世代へと引き継がれる必要なく、緊張の面持ちで引いていた線の1本、ピンセットで印画紙を貼付けていた手の感覚が忘れ去られていくのです。しかしこれは一般の生活者にまったく支障ないことです。

詩自体が訴えてくる言葉の精気のようなものと、書によって呼び覚まされるものとが一致した時に初めて、素晴らしい現代詩の書ができるんだ。(本書158頁より)
この一遍の言葉に感銘を受けつつ、今日もパソコンのキーを打っている自分がいます。


〈目次〉
詩人の書
詩の姿
対談 北村太郎×疋田正吉
詩魂の書 『断腸亭日乗』に見る荷風の書
近代芸術家の書 その異形の書の系譜

疋田正吉
大正12年生まれ。詩人・書道評論家
平成10年没。

友人(の装丁)から贈られた本です。
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by tsukinoha | 2007-06-14 21:18 |

350 Shine(シャイン)

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いつも行く図書館に数カ月前からチラシが置いてあったのは知っていて、「すごい人(大田アプリコホールに)来るんだ〜」と思いつつ・・・Shine(映画)を観た事がなかったので、今頃ですが鑑賞しました。

オーストラリア実在のピアニスト、デヴィッド・ヘルフゴットの半生を辿った作品。

「いつか私にこの大作を弾いてみせておくれ」ラフマニノフ「ピアノ協奏曲第3番」。レコードで憶えた旋律をつま弾く息子を愛おしそうに父は言う。ポーランドからの移民の父は、戦争で家族と死に別れた貧しいユダヤ人。デヴィッドの才能を見い出すと父は果たせなかった音楽家の夢を息子に託すが、過剰なまでの父の愛はアメリカ留学への道も閉ざしてしまう。そしてしがらみから逃亡するようにイギリスへ留学(ロンドンの王立音楽学院に審査なしの異例入学)。数年後のコンクールで選曲したのは、あのラフマニノフの「ピアノ協奏曲第3番」。デヴィッドは見事に演奏しきった。しかし直後に倒れ、精神を病んでしまうのだった・・・。金メダルだけが父の手元に残された。


復帰後会場が喝采になるラストシーンはなんとも言えない感動の余韻を残してくれますが、その復帰のきっかけとなったレストランの演奏シーンに参りました。
97年度アカデミー賞7部門ノミネート、最優秀男優賞(成人役のジェフリー・ラッシュ)だそうですが(それくらい今は映画オンチ)、気にせずに鑑賞。とても良質の映画だと思いました。


デヴィッド・ヘルフゴットは今年4年振りの来日。問合わせ:テイト・コーポレーション
〈コンチェルト〉
7/6 すみだトリフォーニーホール
7/14 昭和女子大学人見記念講堂
〈リサイタル〉
7/3 所沢市民文化会館
7/8 大田アプリコホール
7/10 立川市市民会館
7/12 神奈川県立音楽堂
7/16 神戸国際会館*問合わせ:キョードー大阪 06-6233-8855

プログラム(予定)
〈コンチェルト〉
チャイコフスキー:幻想序曲「ロメオとジュリエット」
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番
〈リサイタル〉
ショパン:幻想即興曲、英雄ポロネーズ、バラード第1番
リスト:ラ・カンパネラ、パガニーニの主題による超絶技巧練習曲より、バラード第2番、ハンガリー狂詩曲第2番嬰ハ短調
シューベルト:即興曲第2番
ラフマニノフ:ピアノ・ソナタ第2番


ひとりでリサイタルへ出かける予定です。
実は夫からのサプライズプレゼント。

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by tsukinoha | 2007-06-10 06:46 | シネマ&TV

349 ある日の風景 龍子記念館から郷土博物館

ご近所の観光案内です。

まずは龍子記念館(日本画家・川端龍子)の中庭。
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窓に西日がガンガンあたっていますが、このカーテンが開け放たれており、展示が見えていたそうなのです。めちゃくちゃ(絵が)痛みそうですね。
下は道を挟んだ龍子公園。毎日3回、時間限定でお庭とアトリエが見学できます。
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次は龍子記念館から徒歩約10分ちょっとの大田区立郷土博物館。
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普段は常設展のみ。入場無料。私がいちばんよく訪れるミュージアムです。が、訪れる人があまりいません(汗)。
第1展示室
●大昔の大田区
区内の遺跡の紹介や出土品の展示。大森貝塚があるだけあって、今でもこの近辺は建て替えなどで遺跡が出てくることがあります。その間工事が延期されたりします。
●郷土学習室 馬込文士村
直筆の原稿の展示など。北原白秋の家の窓の木枠なども・・・。
第2展示室
●職人・芸能・昔のくらし
工業のまちとして知られていますが、職人のまちでもありました。地域ごとにとにかくお祭りが多い大田区です。
第2、第3展示室
●海苔養殖・暮らしの歩み
昭和30年代後半で幕を閉じた海苔養殖の歴史を見ていると何故か涙が出てきてしまいます。


ここでNEWS!(地味に)
大田区立郷土博物館にて特別展 川瀬巴水・没後50年が開催されるそうです。
10月21日〜12月2日 おそらく無料かと・・・。
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by tsukinoha | 2007-06-07 05:57 | 観光

348 ハネケンさんのいなかった「題名のない音楽会」

日曜日の朝、いつものように「題名のない音楽会」を観ていると、羽田健太郎氏が体調不良でしばらくお休みとのアナウンス(同時に字幕入り)。「あれっ?」と思っていたところでしたが、今日の訃報で放送時にはすでに旅立たれていたと知り、2重のショック。

つい先週、元気なお姿だったのに・・・。

次週は宮川彬良さんがゲストということで番組予告をしていましたが、放送は見合わせるかもしれませんね。3月放送の映画音楽の巨匠ミシェル・ルグランさんとの連弾弾き振りのお姿が目に焼き付いています。

ご冥福をお祈りします。
合掌。


〈追記〉
「題名のない音楽会21」放送予定 番組HPより
6月10日 「ピアノに愛された男 追悼 羽田健太郎」
6月17日 「羽田健太郎 追悼コンサート」

6月24日 アキラさんの大発見!シリーズ1 吹奏楽の魅力
7月1日 アキラさんの大発見!シリーズ2 吹奏楽の可能性

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by tsukinoha | 2007-06-04 22:17 | 随想

347 川端龍子名作展

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大田区龍子記念館で開催中(〜6/21まで)の、川端龍子名作展「龍子を取り巻く豊かな自然」にぶらっと行ってきました。入館料は200円。

日本で初めて個人で建てられた美術館として龍子自ら設計にかかわったそうです。変わったかたちはタツノオトシゴ。高床式にしたのは、この一帯は昔は海岸も近かく(近くの小学校の校歌に「東京湾をのぞみ見て」とあるくらい)、湿地帯で大水が出ることが多かったから。昔は展示室の中庭にあたる部分をカーテン開け放して作品を展示しており(それも画家の意向だったとか)、行き交うご近所の人がそれを眺めて通る・・・ということをされていたということですが、大田区に寄贈後、空調設備を整え、現在では展示室は暗がりの中(日焼けは作品によくないので)です。

d0009581_7165714.jpg今回は御形荘(アトリエ)、大森にちなんだ所蔵作品からの展示。といっても、自然風景、植物などの画題が中心なので、とても親しみやすい展開になっています。今回でいちばん印象的なのは六曲二双の屏風絵「草の実」。紺地(限りなく黒に近い)に黄金色の草花が描かれ、まるで蒔絵のような美しさでした。小品ながら目を惹いたのは「水中梅」(左画像)。水面に写った梅花の中を泳ぐ鯉。即興的に描かれたものだそうです。
チラシの絵になっている「爆弾散華」がトリ。終戦前の8月13日龍子の家にも爆弾が落ち、その穴が池になっているのですが、爆弾で何もかもが(野菜たちまでもが)こなごなになってしまった・・・という悲しい絵なのだそうです。

ここに来たら、絵を見るだけでなく、目の前にある龍子公園を訪れることをおすすめします。
日に3回(11時〜、13時〜、15時〜)、スタッフのガイドつきで公園内を見ることができます。戦前に建てられたの龍子のアトリエや、宗達(俵屋)の襖絵を立てるためにしつらえられた間のある日本家屋を、静寂な庭の緑とともに満喫できます。一巡して再び絵を味わうのもまた良いものです。疲れたら近くの馬込桜並木入り口のパン屋さんのカフェで一服しましょう。

記念館までは大森駅西口からのバスが便利です。ついでに馬込散策をされるのも一興。三島由紀夫邸がわりと近くにあります。ただ道が複雑なのが難なのと、馬込文士村といっても今はただの住宅街なので・・・。
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by tsukinoha | 2007-06-03 07:23 | 展覧会

日々のよろずデザイン観
by tsukinoha
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