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たまゆらデザイン日記

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315 チック・コリア アコースティックバンド

d0009581_6294391.jpgスタンダーズ&モア
チック・コリア アコースティックバンド
1989年
チック・コリア(p)
ジョン・パティトゥッチ(b)
デイヴ・ウェックル(drs)


1 ベッシーズ・ブルース
2 マイ・ワン・アンド・オンリー・ラヴ
3 ソー・イン・ラヴ
4 ソフィスティケイティド・レイディ
5 枯葉
6 いつか王子様が
7 モーニング・スプライト
8 T.B.C.(ターミナル・バゲッジ・クレイム)
9 サークルズ
10 スペイン(ロング・ヴァージョン)

1〜6までがスタンダード、7〜10までがチック・コリアのオリジナル。というわけで『スタンダーズ&モア』というタイトル。がしかし・・ジョン・コルトレーンの『ベッシーズ・ブルース』を筆頭に原曲がわからないくらい見事にチック・コリア節に塗り替えられている。『枯葉』なんて「どこが、なの!?」と思うくらい。比較的わかりやすい『いつか王子様が』にしても(当然のことだが)あくまでもチックなスタンダードを楽しむものだ。そういった意味で『マイ・ワン・アンド・オンリー・ラヴ』『ソー・イン・ラヴ』なんか〜大好きだ。そしてなんと言っても名曲『スペイン』の再現!この1曲のために購入しても惜しくない。そしてもっとも驚異なのは・・全曲をたった2日で録音してしまうメンバーの超人ぶり!!だろう。

エレクトリック・バンドが機材などの関係で地方へ回れないため、身軽に出向けるアコースティックへ版が誕生したもの。ナマチック・コリアをはじめて観たのもこの年(1989年)、このバンドの来日でだった。「デイヴ・ウェックルは叩き過ぎ(ドラムを)だよね〜」とかなんとか生意気にも意見したり・・・。でもドラムとベース(もちろんピアノも)というリズムに目覚めたのも、アコースティック楽器の魅力にはまっていったのもこのバンドを聴いた頃からだった。そして自分の下手さ加減に嫌気がさして鍵盤を触らなくなってしまったのも・・。
一人暮らしのアパートにTVがなかったので(TVなしの生活を2〜3年送る)CDをタイマーセットして朝の目覚まし替わりにしていたのも懐かしい。


*余談*
上原ひろみはチック・コリアが浜松(の某メーカー内)で見い出したらしい。
浜松は楽器の街。大型メーカーから小さな商店まで多彩。浜松市楽器博物館は行ってみたいところのひとつ。
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by tsukinoha | 2007-02-24 06:32 | 音楽

314 ピアノ華麗なるワンダーランド

月曜夜のNHK総合での番組を録画しておいて観ました。
高度成長期に一代ブームになったピアノがここにきてまた人気だそうです。「のだめカンタービレ」の影響も大ですね。アニメ版は毎週録画しておいて観てマス。

司会と進行役はNHKアナウンサー、小堺一機、そして宮川彬良さん。
ピアノの構造や、作曲家とピアノとの歴史、7台のピアノで奏でる「ラプソディ・イン・ブルー」、日本人初のピアニスト原智恵子さんのエピソード、ニューヨークからはインターネット回線による上原ひろみさん(ジャズピアニスト)の演奏などなど、もりだくさんの1時間半でした。

最近読んだ書籍にもありましたが(『まるごとピアノの本』『音のデザイン』)、作曲家とピアノが進化する関わりとが密接に結びついていること(ベートーベンによって音域が広がり、舞台での激しい演奏にピアノを壊してしまうリストによって、より強靱なピアノが誕生した・・云々)はとても興味深いものがあります。さらには、古典派、ロマン派など西洋絵画との背景ともぴったりとはまって・・ますますその魅力に引き込まれてしまいます。
ちなみに「のだめカンタービレ」の12巻に、オルセー美術館(今東京で展覧会やってますね)へ訪れた留学中の“のだめ”が「“ロマン”とか“印象派”とか音楽と一緒デスね」と言うとすかさず“千秋”が「時代も思想もリンクしているんだ」と返しているシーンがあります。

「ピアノ華麗なるワンダーランド」は2月25日(日)10:00〜NHK BS2にて再放送するそうです。
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by tsukinoha | 2007-02-21 21:56 | シネマ&TV

313 シュタイナー学校いよいよはじまる

昨日は久々に現場の仕事でした。
今日のオープンのための案内版を至るところに設置をしたのです。
自治体が戸建て住宅開発を行う一角に建設したその高齢者支援付き共同住宅は、都心から南へ数10kmの郊外の街にあります。地域ぐるみで生活を支援しあう試みのこの建物は1階は高齢者の方が「通い」や「泊まり」が利用できる在宅介護を支援するはたらきをもち、2〜3階はふつうの賃貸です。が、この賃貸入居者には条件があり、困った時はおたがいさまを実践できる方というふうにされており、そのための面談があります。

先週必死に調整していた図面は、お披露目のための内覧資料のパンフになり、外階段には先週発注した2000×3600の横断幕、玄関には企画立ち上げ時に作成したロゴが木彫りの表札になっていました。しかしながら関わってくるスタッフの重みや、今後多様化するであろう高齢者の生活が、他人事ではなく、私たちすべてに帰ってくるということへの大きさは、私が仕事としてかかわっている部分が、ほんとうにささやかなものでしかないことがわかります。いや、だからこそ、社会とデザインとの関わりをデザイナー自身がもっと勉強しなければならないのだと思います。

一方、昨日のY新聞に、子安美知子さんの記事が掲載されていました。以前このブログで取り上げたシュタイナー学校ですが、いよいよ本格的に活動のもようです。来年4月に開校を目指して、小中高一環とする予定だそうで、さらには周囲に福祉施設、農場を整備する計画があるそうです。36年間温めてこられた構想がやっと実現の段階に入ったということで、今後どのような展開になるのか注目したいところです。また、シュタイナーであれ何であれ、実際に通えなくとも、まずは自分のまわりからできることを少しづつ・・と、常に考えていければとも思います。
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by tsukinoha | 2007-02-17 11:18 | 社会

312 100万回生きたねこ

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100万回生きたねこ
佐野洋子 作・絵
講談社
1977年



我が家に増えてしまうもののひとつが本です。子どもが生まれる前はホイホイ購入してしまっていたんですが、置く場所にも困るし、あんまり無駄遣い(基本的に書籍に関して言うと自己への投資だと思っているので無駄な本なんてないんですけどね)もできないな〜と思って、最近は雑誌は立ち読み、書籍は図書館で借りて、どうしても手元においておきたいものだけ購入するという手段をとろうと誓います。そしてもう読まないだろうと思われる本は潔く売りに出す。(これが難しい)

先日、地元に某大手古本チェーン店がOPENしました。
1〜3階までの広い店鋪。そして豊富な品揃え。しかも1階の目立った場所には、ふつうの本屋さんのようにカテゴリーごとのコーナーがあり、お勧め本やCDが上手にディスプレイされているのにびっくり。そして以前から読みたいと思っていた本に早速遭遇してしまったのでした。元の持ち主さんはいらなくなっちゃったのか〜。なんか複雑な気持ち。

定期的に立ち寄る図書館の方。先日は前々回の記事でコメントいただいた(by kannaさん)『100万回生きたねこ』を借りてきました。有名な絵本ですがこれまでに読む機会がありませんでした。
夜の読み聞かせ(毎日きっちりするわけではありません・・アバウトです)で、これまでにも幾度か胸がいっぱいになり言葉につまってしまった本があります。不意打ちをくらったよう小さな衝撃のようなもの。涙が溢れ、読めなくなってしまうという現象に自分自身が驚いているのですが・・『100万回生きたねこ』もその一冊になりました。
自分自身に読み聞かせているみたいです。
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by tsukinoha | 2007-02-15 17:49 |

311 そら あります。

昨日、おつかいの帰り道のこと。

「お母ちゃん、そら、ありますだって!」

そう言って娘は空を見上げました。

漢字の読み書きも随分数が増えてきたのです。

そう、看板も習った通りに読みました。

「空あります」と。

そこは駐車場でした!



先日、学童からの帰り道。

「ねぇ、夜寝る時、お母さんと寝てる?」と同じクラスの男の子。

「・・うん」ちょっと恥ずかしそうにうちの娘。

「オレも!!!」
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by tsukinoha | 2007-02-13 21:26 | 子ども

310 見える学力、見えない学力

このところCAD→PDF→Illustratorと段階を経て変換していった某居室図面を印刷用にするための作業を、他の製作物と平行しながら集中的に行っていました。データをなるべく軽くするために余計なオブジェクトを取り除いたり、ケイを連結させて面をつくったりのアリさんの作業は、ひたすら目を疲労させます。家では目を休ませたくちょっとブログも休憩。ポロンとピアノの音色を楽しんでいました。


以前縁で“とりあえず買っておこう”くらいの気持ちで、数年間つんどく本になっていた書籍『見える学力、見えない学力』改訂版(岸本裕史・著/大月書店/1994年)を通勤の友にしました。「学力」なんて言われると、この手の本は本能的にちょっと苦手〜と思いつつ、「見えるもの、見えないもの」という視点に注目。取り敢えずより好みは置いておいて読んでみようという期を迎えました。


90年代の著作なので、現在の教育の現場がまた変わりつつあることを平行して実感します。例えば現在は読むことが毎日宿題に出ます。地域のことも学ぼうということで、先日は1週間くらい馬込文士の一人、北原白秋の「あいうえおのうた」の音読でした。1回目は単語を追うのがせいいっぱいだったのが、続けて読んでいくうちに自然とスムーズになっていきました。そして最後は暗記するまでになりました。詩だとリズムがついてきます。音楽が暗譜できる仮定と似ているのかもしれません。


さまざまな“教育法”が問われていますが、何が大切なのか、なんのために学習するのか、そこが抜けていることが多いような気がします。だから世の中必要なのは金という図式ができ格差は広がるばかり。そんな大人社会を子どもは鏡にしているのですよ。子どもは自分の子どもでもあるけれど、未来のこの国を作っていく人たちでもあるのです。


生まれたての赤ちゃんは、「泣く」という手段でコミュニケーションを取ろうと必至です。親を必要としている。最初から人は人とのかかわり合いが必要なように出来ているように思います。やがてハイハイ、立つ、歩くことが出来るようになって・・しかしそうやって身体で学んでいくことを忘れてしまっているのは大人の方ではないかと思います。人は人のために生まれてくるのではないでしょうか。そのために学習を必然としているのではないでしょうか。


とりとめのないことを書きました。
さて、明日はチョコレートのパウンドケーキでも焼こうっと。
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by tsukinoha | 2007-02-10 07:01 | 随想

309 音のデザイン

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音のデザイン
楽器とかたち
INAX出版
1990年



二十四節気最初の立春を迎えました。

昨日は節分でしたが、うちにさっそく福が届きました。
っていうかピアノがやってきました!
リビング続きの隣の和室にどで〜んと主のようにあります。黒なのでさすがの圧迫感(よくいえば重厚感)。運よく解体もせずに入りましたが、部屋が暗くなった(笑)。素人3人で奪い合いながらピアノに触りました。まぁ初日ですからね。畳が天然の防音室になってくれているようで、思ったより外への音もあまり気になりません。先日書いた、消音ペダルの取り付け・・は誤りで、鍵盤の右下のレバーで操作をする仕組みになっている消音装置がついています。ひとつだけ心配なのは、この部屋で川の字に寝ているので、就寝中大地震でもきたらということ・・・。阪神大震災の時、グランドピアノが宙に飛んで天上に穴を開けたという話を聞いています。

ピアノ搬入時の際に移動した本棚からこの書籍(『音のデザイン』)が出てきました。
INAX(トイレのINAXです)ブックレットシリーズは、『光悦村再現』、『現代・見立て百景』、『漆』(いずれも筆者所有)など、ちょっとマニアック入ってますがビジュアルとしても読み物としても楽しいシリーズ。本書ではヨーロッパ音楽の歴史を楽器とその音で辿った内容。多少民族楽器にも触れられています。かたちの美しい楽器とは奏でる音も美しい。美しい音を奏でるデザインとは一体何かという視点にたった著書です。

ピアノ屋さんに行った時にはじめてアップライトのピアノの中をマジマジと見ることができましたが、その巧みな木の手工芸品(であり精密機器でもある)の美しさにほれぼれとしてしまいました。大手メーカーYでも40年くらい前の中古品はほぼ木で作られています(ペダルの中の構造が木だったのには新鮮な驚きでした)。というのも現代ではプラスチックの部品にアルミのハンマーレール。音の要となる響板はふぞろい。当然音色も全然違いました。もっとも森林資源の問題との関わりもあるので一概に非難できることではありません。一方でどこで入手そてもほぼ同じ状態のを保った精密で頑丈な作り、一般庶民への普及という大きな貢献があります。しかし世界ではじめてベルトコンベアーでの生産に成功したとは恐れ入ります。

『音のデザイン』巻末には当時最先端だったYAMAHA DX7(シンセサイザー)が紹介されています。時代を感じてしまいますが(笑)DX7と双璧だったローランドのD-50の音の方が好きでした。音源を作る方法が違うので当然と言えば当然ですがDX7は音がいかにもヤマハ!って感じ。90年代前後にこれらの楽器の登場はセンセーショナルでしたが、この時点でシンセサイザーの類いはほぼ“打止め”になっているようです。現在でもDX7は現場で「キーボード」として活躍しているとのこと。私のDX7IIはアンプ(もちろん外付けです)が故障してから触ってない状態です・・。
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by tsukinoha | 2007-02-04 10:20 |

308 ピアノつれづれ

『まるごとピアノの本』に、なるほどと思う事が書かれていました。

しょせんデジタルピアノはまがいものでしかない。むしろそれが本物にちかづけばちかづくほど、本物そっくりに模写された絵画同様の哀愁をただよわせる。

『能楽への招待』で思っていたこと・・リアルに描かれたものほど嘘っぽく見えてしまう・・がここにも出てきた〜という感じです。

えーしばらくはピアノの話題が続きます。
先日の日曜日は娘のお友達のピアノの発表会でした。場所は近くの区民ホールです。
口コミで知ったご近所の個人教室(看板もなにも掲げていないお宅)にアポなしで娘を連れて話をしにいったのは、やはり父親の方(ふつうは母親ですよね・・)。「よかったら発表会にいらっしゃい」とお誘いを受けました。
子どもから大人までの生徒さんたちが、クラシックを中心に小さい子は童謡などを披露。何組かは親子で連弾もあり、ちょっぴりアットホームな雰囲気。娘はいちばん前の席を陣取り、知っている曲が流れるといちいち私の方を振り向いて目配せ。ところでうちの娘、母親(私)のチック・コリア好きや「のだめ」の影響もあってか(ドラマ見てなかったけれど今深夜のアニメを録画して観てます)ポップスやジャズとクラシックの境界がない様子。余談ですが「音大がみんなああだと(「のだめ」みたいに)思われたら困る〜」と言うのは、知り合いの音大出身者。

学童保育から帰ったら毎日(少しでもいいから)練習すること。
これがピアノ教室へ通うことへの約束です。
グループレッスンのバレエは家でレッスンしなくともなんとかなりますが(ほんとうはそんなことないです)、個人レッスンのピアノはそういう誤魔化しはきかないよ〜と脅かしています。そういえば1時間半のバレエレッスン(ほとんどがバーやストレッチなどの基礎訓練)の間中ずっと、身体の動きに合わせてピアノ伴奏(CD)が流れていました。娘の場合あと1年くらいで履くことのできるトゥシューズよりも、聞こえてくるピアノの方へと方向転換するわけですが・・・。

「幼稚園のとき先生のピアノにあこがれて・・・でも練習けっこう難しいみたいで・・・どうしてもやりたいって言い出したピアノだから、子どもも嫌とは言えないみたい(笑)」とはピアノ教室へ通うお友達のお母さん。娘も今は夢ばかりでっかいですが、現実の厳しさ(?)を知ったらはたしてどうなるかわかりません。
でもひとつだけ願いたい事は、大人になってもずっとピアノが、音楽が、好きでいてほしいと思うこと。

今宵は寒空に満月が煌々と輝いています。
学童からの帰り道、子ども達は道々「うさぎがいるよ!」「ほんとだ!」と賑やかでした。

ピアノ搬入まであと2日。
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by tsukinoha | 2007-02-01 21:53 | 随想

日々のよろずデザイン観
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