たまゆらデザイン日記

<   2005年 05月 ( 15 )   > この月の画像一覧




033 もうひとつの品川の水族館

先週のことですが、子連れで友人と品川プリンスホテルに出来たばかりのエプソン品川アクアスタジアムへ行って参りました。
なんか水族館づいています。
同じ品川でも、「しながわ水族館」は品川区にある区立、こちらは港区にあります。品川プリンスホテルのある駅西口一体は港区高輪なのです。余談ですが「品川」駅自体も港区に位置しています。「品川」駅よりも南にある京浜急行線の「北品川」駅はほんとの北品川という地名です。ややこしいですね。同じような例でJR山手線内では「目黒」駅は目黒区ではなく品川区、「新宿」駅は新宿区ではなく渋谷区に、というのがあります。

開館10分前に到着。少し待って、すぐに中に入ることができました。
広々した通路が歩きやすくて見やすい。水槽トンネルにしてもそうですが、全体に空間の余裕があるのが「しながわ水族館」との違いでしょうか。ペンギンやマンボウと見どころもいっぱい。娘も度々遊んでもらっている友人と一緒というのが楽しみで、お話をしながらおさかなを見て楽しそうです。
この間まで都内で「しながわ水族館」だけだと思っていたイルカショーは、ここでも行われていました。こちらの方も、比べ物にならないくらい広々としたプール。普通の休日といっても出来たばかりとあって、それなりに混雑しているので早めに席を確保しました。コーヒーをいただきながら(娘はジュースを)他愛もない会話で時間は過ぎていきます。こういうときは女の子(!?)同士がやっぱりベストかな〜と思います。
ダイナミックなイルカのジャンプに前方の席の人は、しぶき(海水)を頭から被っていました!席は前過ぎない方が良いみたです。しかし待つ時間にくらべるとショーはあっという間。
館内には水族館の他アトラクションなどもありました。ギャラクシーエクスプレス999という松本零士先生の「銀河鉄道999」をテーマにした、屋内ジェットコースターに惹かれつつ、5歳児にほどよい「ドルフィンパーティー」というメリーゴーランドで締めました。
外に出ると…なんと長蛇の列!開館前に到着して正解だったようです。
[PR]



by tsukinoha | 2005-05-31 05:48 | 観光

032 色あせた風景の中で

一昨日東武東上線の沿線の某地へ出かけました。
1年半ほど前からその地域に関わる、ある販促物に携わってきたのですが、他のスタッフに同行する機会に恵まれて、やっと現地を訪れることができたのです。
大手企業の社宅・グラウンド跡地に誕生した住宅地は、世代交流を含めたコミュニティの場を目指した街づくりとして誕生しました。既に生活がはじまっているマンションや個建ての周辺に、保育園や老人ホームなどが立ち並ぶ予定です。まだ若い街ながら感じられる落ち着きと癒しの雰囲気は、元々あった樹木がそこかしこに活かされていることの影響が大きいように思いました。近くの川越街道沿いの大きないちょう並木も印象的でした。
そして私が思い出すのは、かつて10数年間通っていた渋谷区の代官山地域。跡形もなく消えた木々に被われた同潤会アパートの光景と、昔の面影をすっかり無くした今の代官山とが、頭のなかで交錯しました。
開発というのは何故そこまでやらなければいけないのだろうか。
そんなことを思うのは、個人的な甘い感傷に過ぎないのだろうか。

手持ちぶさたな一人の帰り道、バックのなかの文庫を取り出しました。近所の古書店で100円だったドナルド・キーン氏のエッセイは、昭和30年代に執筆されたもの。その一遍「紅毛奥の細道」で、いつのまにか私は「奥の細道」に迷いこんでしまっていたようでした。
途中「和光市」駅で有楽町線に乗り換えをして銀座方面へ。あとは乗り換えを気にせずに没頭していられるはず…と、「終点です。」車内のアナウンスに我に帰りました。一瞬のタイムスリップ。
行き先を確かめもしないで乗り込んだ電車が到着した先は、有楽町線の池袋駅を通過する路線ではありませんでした。慌てて改札を出て有楽町線のホームへと足早に向かいます。
はじめて訪れた今日の場所、思い出の代官山、かつて訪れたこののある日光、松島、平泉、象潟…さまざまの風景が頭のなかに現れては消えてゆきました。

「色あせた風景の中で」…NSPの歌にあるタイトルから借りました。
アルバムの中の一作品ながら心に残る詩。風景というとこの歌を思い出してしまいます。地味〜です。
読んでいた本は『碧い目の太郎冠者』(中公文庫)。こちらも地味〜です。

[PR]



by tsukinoha | 2005-05-29 05:35 | 随想

031 『富嶽三十六景』全作品が一挙公開

先週の土曜日の読売新聞の都民版に、以前コメントした板橋区立美術館の「江戸狩野派ってなに?」が「ご存じ?江戸狩野派」というタイトルで紹介されていました。マスコミ効果で、休日でも余裕の閲覧だった美術館も訪れる人が増えるでしょうか。
さて、ローカルな話題となりますが、時期を同じくして、新聞と一緒に挟まれていた大田区報に、葛飾北斎の『富嶽三十六景』が川端龍子記念館で7年振りに公開されると1面に大きく出ていました。これは日本画家・川端龍子(1885〜1966)が収集し、区に寄贈されたもので、「裏富士十景」を含む全46景すべてが揃っているという貴重なものだそうです。駅から離れているのでアクセスしずらいのと、会期が短いのが難点。
館の周辺は大正末から昭和にかけて多くの文士や芸術家が住んだという「馬込文士村」と呼ばれる一角にあり、散策コースにもなっていますが、区画整理されないままの道がわかりずらいので、ひたすら目的地を目指すのならバスがおすすめ。詳しくは財団法人大田区文化振興協会のなかにありますが、下記一応情報です。

龍子記念館
JR京浜東北線「大森」駅西口より、東急バス4番のりば02系統荏原町行き「臼田坂下」下車徒歩約2分。
会期:5月31日〜6月15日(月曜休館)
時間:9:00〜16:30
入場料:500円(6〜15歳250円、65歳以上・5歳以下無料)

[PR]



by tsukinoha | 2005-05-27 05:33 | 展覧会

030 超絶技巧のスーパートリオ

ザ・チック・コリア・エレクトリック・バンド 1986(GRP)

1. City Gate
2. Rumble
3. Side Walk
4 .Cool Weasel Boogie
5. Got a Match?
6. Elektric City
7. No Zone
8. King Cockroach
9. India Town
10. All Love
11. Silver Temple

作曲:3. チック・コリア+ジョン・パティトゥッチ
   1.2. 4.〜11. チック・コリア
チック・コリア(kb)、ジョン・パティトゥッチ(b)、デイブ・ウェックル(ds)


このところ「ン十年ぶりに…」というのが多い気がする。時代がひとめぐりしたようなものなのだろうか。それとも私の今年の運命が「再会」を指しているからだろうか。いや六星占術自体気にしたのは12年振りくらいではなかったか。結成20年を迎える「チック・コリア・エレクトリック・バンド」は、当時のオリジナルメンバーで(ベースは変更あり)この5月に13年振りになる日本でのコンサートツアーを行っていた。このアルバムをライフログにピックアップしたのは、そういう理由からだ。
チック・コリアを聴きはじめたきっかけは、友人のバンドのライヴでこのアルバムのカバーをやっていたことだった。「Got a Match?」のフレーズが忘れられなくて、忘れられなくて…。カバーを聴いて気になって本家を聴くというのは、たびたびあることだが、改めてCDで「Got a Match?」を聴いてみると、キーボード、ベース、ドラムというオーソドックスでシンプルな編成だからこそ際立つ、その超絶技巧の早業に圧倒される。
チック・コリア(当時40代)が、無名だったジョン・パティトゥッチ(b)とデイブ・ウェックル(ds)の、若手(当時2人は20代)ミュージシャンを起用して、レコード会社も決まらないうちにツアーを開始、ステージは大盛況で、ファーストアルバムを出すことになる、という普通とは逆の流れが「エレクトリック・バンド」のはじまりだったそうだ。2thアルバムから参加のフランク・ギャンバレ(g)エリック・マリエンサル(sax)を加えた5人が初期オリジナルメンバー。
このアルバム自体、心静かにというよりは、聴くぞ!と構えが必要?な感覚はあるものの、ともあれ、これを機に私はジャズやインストものを積極的に聴くようになった。ジャズと言うよりフュージョン色の強いGRPレーベルだが、「チック・コリア・エレクトリック・バンド」を聴く限り、フュージョンという枠にはおさまらない何かがあり、そこに引き付けられる魅力が秘められているのではないかと感じる。エレクトリックなサウンドは80年代の懐かしさを醸し出しつつ、今でもキラキラとしている。
チック・コリア独特の、とも言えるスパニッシュモードの入った「Silver Temple」も魅力的な曲。なんとこの曲はリリース前「GINKAKUJI(銀閣寺)」というタイトルだったという。
[PR]



by tsukinoha | 2005-05-24 22:07 | 音楽

029 生チック・コリアに感激!

趣味炸裂の話題です。
実は昨日の朝、次のCDレヴューを書いていまして、そう言えば行けなかったチック・コリアの日本公演も終わったかな〜と、何気なく検索してみると…21日(土)初のインストア・イベント渋谷HMVにて決定!の記事に辿り着きました。「今日!?」だったのです。
何を隠そうチック・コリアのファンです。しかし来日にチェック入れていたのも、子供が生まれる前までのこと。今年5月、再生されたチック・コリア・エレクトリック・バンドの13年振り来日公演というニュースを知っても、子供いるから無理だな〜と、諦めていました。
しかし、このイベントを当日の朝知ったのも何かの縁。CDを購入するとイベント参加できると言うので、行動に出ました。懲りずに娘を連れて。
小1時間のピアノとトーク。感激だったのは『スペイン』を演奏してくれたこと。自然に沸いた客席の手拍子、チックが客に促すコーラスの絶妙なやりとりが場をたちまち一体とさせました。人間味溢れる彼の魅力が濃縮されていたようです。このイベント自体チック・コリア本人の希望で急遽決定されたということも驚きました。できるだけ距離を近くにとのこれもご本人の希望で、いつもは設けている柵を取り払ってのイベントとのことでしたが、参加する側のマナーも良かった。司会兼同時通訳はJ-WAVEのDJなどでお馴染みのルーシー・ケント。初めて見ました。ワークショップ的なインストア・イベントは日本では初めてのことだそうです。今日はヤマハの音楽院での校内ワークショップだとか。
d0009581_6212278.jpg客層は30代くらいを中心に、男性ファンが多かった。年輩の方や若い女性もいましたが、子連れは私だけでした。(そりゃそうだ)購入したCDにしっかりサインをもらいました。小さい女の子が参加していたとは、チック・コリアも驚いていたかも。生で間近で見ることのできた世界的ジャズピアニスト、チック・コリアに感動覚めやらず。呪文のように「チック・コリア、チック・コリア…」と娘に憶えさせた私は、強引でミーハーな親です….。

最新作「TO THE STARS」。
同名の物語からインスパイアされて出来たアルバムだそうで、このCDにサインが。
これは来日記念の限定版でボーナスCDがついている、ツアー・エディション版。

[PR]



by tsukinoha | 2005-05-22 06:39 | 音楽

028 長身ギタリストにひとめぼれ

Dramatic 押尾コータロー 2003年(東芝EMI)

1. SPLASH
2. 太陽のダンス (TBSテレビ系「いちばん!」テーマ)
3. 風の詩 (NHKテレビ放送50年南極プロジェクト使用曲)
4. ハッピー・アイランド (東京FM「HAPPY-GO-LUCKY!」エンディングテーマ)
5. カノン
6. ボレロ
7. そらはキマグレ (TBSテレビ系「あさがけウオッチ!」テーマ)
8. 約束
9. Chaser (MBSテレビ「MUSIC EDGE」テーマ)
10.プロローグ (映画「船を降りたら彼女の島」挿入歌)
11.again... (NHKラジオ第一放送「関西発・土曜ほっとタイム」テーマ)

作曲:1.〜4./7.〜11. 押尾コータロー
   5. パッヘルベル
   6. ラヴェル
編曲:押尾コータロー


ここ数年、日曜日の朝はテレビ朝日系と決まっている。
戦隊もの、仮面ライダー、女の子のアニメに引き続き、時々観てしまうのは、「題名のない音楽会」。
2年ほど前のある朝、津軽三味線の上妻宏光との共演していた、無名の(私にとってはです!)長身のカッコイイギタリストに釘付けになってしまった。いやカッコイイのは外見ではない。私の大好きな曲『スペイン』(作曲:チック・コリア)を演奏していたという、多少よこしまな気持ちもあったかもしれないが、ギターを引くその姿にひとめぼれ。
それまでまったく押尾コータローなる人物を知らなかったのだが、スイス・モントルージャズフェスティバルに出演し、全米メジャーデビューを果たすなど、日本の若手ギタリスト(といっても2002年に34歳でデビューとは遅咲き)にそのような人物がいたなんて、音楽を聴くことから多少離れてしまっていた私には、嬉しいショックだった。
言葉よりも饒舌なアコースティックギターが奏でる繊細なメロディーとリズム。インストロメンタルだからこそ広がるイメージの裏に、ギター職人な彼の存在が息づいている。

この“Dramatic”は僕の描いた11のストーリーを聴く人が主人公になって感じてほしい。
そんなアルバムです。(ライナーノートより、本人メッセージ)


お気に入りは、「SPLASH」と「太陽のダンス」。
[PR]



by tsukinoha | 2005-05-20 05:44 | 音楽

027 全宇宙誌

杉浦康平氏(1932〜)は芸大の建築科を出られたのに、グラフィックデザイナーになった方です。何でも、1本の自分の引いた罫線が、印刷されて世にでるということのリアリティの衝撃で建築をやめた云々と、かつて私のデザインの師匠から聞かされていました。(多少の脚色はあったにせよ事実と思われる)その師匠も若い時分杉浦氏に影響を受け、時に仕事に参加されていた方でした。
師匠の影響をたっぷりと受けた、私のブックッデザインやエディトリアルの考え方の源泉を辿ると、杉浦さんに行き着くような気がします。杉浦さん独自の方法論は、建築を学ばれたからこそ編み出された思想ではないでしょうか。「造本設計」という単語も杉浦一派から出てきた言語です。

PCという便利な道具は1本の線もすべて無機質なものに変えてしまいました。誰がやっても同じ線。かろうじて私の世代だったら、息を殺して慎重に版下に線を引いていた経験があります。アイデアが生まれ、試行錯誤を経て着地点へ向かう最後のこだわりが版下制作に集約されます。そこに辿り着いたとき許される、ある種の至福の瞬間でもあるかのごとく、無の境地に近い緊張感。
罫1本にだって意味がある。だったら今後グラフィックデザインは何をどう向かい、実行するべきなのか。私にとって日々の、一生の、課題のようでもあります。

d0009581_535319.jpg

私のような者がこの書物について語ることなど大変恐れ多い気がいたしますが、とにかくすごい本なのでここに紹介させていただきます。宇宙観の再現を本で試みたと言われるブックコスモスと称された本書は、科学や文学の領域を超えた宇宙の本。384ページ、約190もの見開きは一定のフォーマットのもと、すべて違うレイアウト。スミ1色のみの究極の色使いは、デザインとはレイアウトありきであるということへの気迫があります。そして何よりも、一体となったデザイナーと編集者、写植オペレータ、印刷製版現場、本となって世に出るまでの様々の職人のチームワークの粋(すい)が感じられて圧巻。小口を右開きにすると星座図が、左開きにすると、アンドロメダ銀河の図柄が現れる懲りようです。1册の本はひとつの宇宙であることを体現した『全宇宙誌』は、私にとって読む本というよりは、眺めつくしてため息をつく本です。

『全宇宙誌』(B5版上製本/1979年・工作舎)1986年第五刷発行がされた頃に、当時の職場のスタッフ数名と購入した。20代前半の5000円の本はかなり高価だったが、値のつけられないような値打とはこのことか。
[PR]



by tsukinoha | 2005-05-18 05:50 |

026 講談社現代新書

ある日、本屋に行って目を疑いました。
「講談社現代新書」のデザインが変っている!
この本も杉浦康平氏のデザインのフォーマット。いろいろな新書があれど、「季刊銀花」的な手法を用いた表紙のデザインは、「講談社現代新書」の特権だと思っていました。
本を身体に例えると、表紙は「顔」であるという考え方は、おそらく杉浦さんから始まったもの。「季刊銀花」や「講談社現代新書」のような、表紙がコンテンツ的な役割をする「顔」の発想もまた、杉浦さんが日本で(世界で?)初めてではなかったかと思います。
今度のデザインが、「いいか悪いか」「古いか新しいか」ではなく、そんな「顔」のフォーマットの思想を捨ててしまったことに、私はショックを受けました。
本好きの人が“ジャケット買い”をするというのは殆どないと思います。しかし一目見てその本に惹かれるということも出会い。他の新書とあまり変らないような「顔」になってしまった「講談社現代新書」は、新鮮というよりは、埋没してしまったように感じます。増刷とともにこの一連の本たちの「顔」が変り、手にとってみたいという欲が、私に沸くでしょうか。
d0009581_6162022.jpg
バックナンバーが1000を超えたころに右のように、少しフォーマットが変更されました。それ以前は左側のフォーマット。
右の『物見遊山と日本人』(1991年)の神崎宣武氏は民俗学などでは著名な方ですが、著者を知らなくとも、タイトル+図版+紹介文によって、食欲(読欲)をそそる、新参者でも入り口のきっかけをつくってくれる、そんなビジュアル効果があります。そしてこの一見して特徴のあるデザインが「講談社現代新書」というブランドでした。花見、花火、盛り場、海外旅行…などを切り口にして、物見遊山(ものみゆさん)を、日本文化のひとつと捉えて考察された内容が興味深い一冊です。
左は、昨年10数年ぶりに読みかえした『兄小林秀雄との会話』(1970年)。実妹である著者の高見沢潤子氏との会話を元に構成された内容は、流れるようにに読みやすく、古さを感じさせません。

   ほんとうの批評というものは、創造することだ。
   否定するんでなくて、つくりだすことなんだよ。
   まずすなおな気持ちで、いちばん先に信ずるひとでないとだめだ。


小林秀雄のこの一言が心に響きました。
[PR]



by tsukinoha | 2005-05-15 06:21 |

025 銀花

自転車置き場の木々がうっそうとして、いつのまにか思いきり季節が変っています。
休憩する間もなくPCにかじり付いている日々のなか、思いがけず外にでる用事ができました。
歌舞伎座は相変わらずの賑わい。五月の演目、夜の部は「義経千本桜」。
ここのところ義経に取り憑かれたような気分。注目の獅童も出演中とあって連日大入りの様子。
用を済ませた帰り道、小さな古書店があったので少しだけ覗いてみると、
先月定価で買った『芸術新潮4月号』は800円也。
表に平積みにしてあった『季刊銀花』に、若いデザイナーとおぼしき男性2人が
「おっ、これ杉浦康平だよな。」
と、言い合っているのを見た私。
「そうそう。杉浦さんは戦後のブックデザインの方法論を構築された偉大なお方。私よりもひとまわり、ふたまわり上のデザイナーは、門下生でなくともその洗礼を受けた人は数知れずなのよ。」
と、心でつぶやいておりました。
その銀花の表紙デザイン、杉浦康平氏が直接手がけておられました。

d0009581_22264614.jpg

季刊銀花1975年冬号(文化局出版)の表紙デザイン。この文字の傾きは地球の地軸の傾斜の23.5度と言われる
[PR]



by tsukinoha | 2005-05-12 22:32 |

024 義経展-2

引き続き展覧会についてのお話です。
ただの義経展だったら行っていたかどうか。千葉市美術館での過去4回赴いた展覧会のどれもが印象に残るものだったので、きっと良いに違いないだろう、と、いう思い込みで出かけました。ちなみに展覧会の情報源は地元の郷土博物館に置いてあったチラシです。

この展覧会は、今年、千葉市美術館開館10周年を記念したもので、NHK千葉放送局、NHKプロモーションとの共同主催となっています。全国各地からの協力で約170点(※展示替えあり)もの作品で、国宝19件、重要文化財28件を含んだ大規模なものです。構成は以下の通り。

第一章 源氏と奥州・みちのくd0009581_5353134.jpg
第二章 平家一門の栄華
第三章 牛若丸から義経へ
第四章 栄光の源平合戦 一の谷から壇の浦まで
第五章 東下りの道
第六章 奥州藤原氏と平泉の黄金秘宝
第七章 滅びしものへの愛惜

第一章から第五章にかけては、義経の一生を辿る展開。第六章は表題の通りで、光堂の模型はこちらに展示してありました。第七章では、没後の南北朝・室町時代から江戸の浮世絵や現代の日本画に至るまでの義経像の展示でした。上記のコンテンツに沿った図録の構成は、かなり見ごたえ、読みごたえのあるものになっています。(ホームページの義経展の中の「カタログ」をクリックすると表紙が見られます)さらに五条大橋の組み立てキットのふろくが挟まれていて(右上の画像)、なかなか遊び心があります。尚、図録は兵庫展、岩手展との共通のものだそうです。
[PR]



by tsukinoha | 2005-05-10 05:41 | 展覧会

日々のよろずデザイン観
by tsukinoha
プロフィールを見る
画像一覧

最新のトラックバック

試合で勝つための“8つの..
from オリンピック総合コーチが教え..
もう中学生 最新情報 -..
from Nowpie (なうぴー) ..
ペニーオークション詐欺
from ペニーオークション詐欺
保育士の求人
from 保育士の求人
ルービンシュタインのシュ..
from クラシック音楽ぶった斬り
皇室の名宝ー日本美の華 ..
from Art & Bell by ..
バドミントン練習 バドミ..
from バドミントン練習 バドミント..
道路地図
from 道路地図
ミネラルウォーター
from ミネラルウォーター
阿修羅さま
from 裕子ねーんね

お知らせ

記事と関連のないコメントやトラックバックは予告なく削除させていただく場合があります。予めご了承ください。

検索

ブログジャンル

画像一覧