「ほっ」と。キャンペーン

たまゆらデザイン日記

カテゴリ:本( 95 )




553 ポーの一族

d0009581_7121564.jpg
ポーの一族(1)〜(3)
萩尾望都
小学館文庫
1998




ただいま思考が“Chopin”になっていて、日常の中で、ロココ〜ロマン派のあたりやらポーランドにフランスやらを彷徨い中。
とりとめなく記録として残します。

またまた70年代マンガ。マラソンのように続いている仕事へのエッセンス。
名作が文庫化された恩恵を受けています。

麗しい『ベルばら』に対し、儚い『ポーの一族』。
どちらも今やマンガの古典。対極的な魅力がありますが共通して言えるのは、画、言葉、その気配感が双方にとてもうつくしい。マンガという空間表現のすばらしさが、最大限にいかされています。

中学生の頃、14歳は特別な歳・・・とは、リアルタイムで愛読していた友人。
ほかならぬ『ポーの一族』の影響だったことを思い出しました。
[PR]



by tsukinoha | 2010-02-21 07:16 |

552 ベルサイユのばら

d0009581_9361854.jpgベルサイユのばら(1)〜(5)
池田理代子
集英社文庫
1994




とある仕事の参考に・・と思って手にとった『ベルサイユのばら』。
70年代少女マンガ風をエレガントにアレンジした装丁に惹かれる部分もあったものの、なによりも中身のエッセンスを・・と思っていたのが、見事にはまってしまいました。

コミックを借りて読んだことがあるリアルタイム、記憶に残るシーンと言えば、ルイ16世がギロチンで絶命する場面や、マリー・アントワネットが一夜にして白髪になってしまう・・・など子ども心に思う衝撃の箇所。そしてこの作品の魅力に気づくきっかけもなく、一時代を築いた少女マンガの金字塔というシンボルとして、遠くに押しやられてしまいました。

しかし今改めて、というよりは、はじめてきちんと読んでみて、その魅力に取りつかれてしまいました。(なんでもっと早くに読まなかったのだろう!)美しい作画、気高いマリー・アントワネットと凛々しく美しいオスカル・フランソワ・ド・ジャルジェ。時代背景、身分の差、革命、男と女、さまざまな要素が見事に絡み合った壮大なドラマ。

『ベルサイユのばら』誕生の元は、作者が高校時代、ステファン・ツヴァイクの「マリー・アントワネット」に大変な感銘を受けけ、いつか描きたいと温め続けていたという経緯があるそうです。
一方、実在した人物で、革命時、市民に寝返るフランス衛兵隊を指揮した一兵士の男性の人生を描きたいとも。が、作者が男性軍人の気持ちを理解することはできないとかで、急遽女性という設定に置き換えられた・・・ということらしいのですが、結果、このオスカルが存在するからこその、この作品の奥深い魅力につながってくるのですね。
フィクションとわかっていても、中盤以降は涙なしでは読めませんでした。(この歳になってマンガ読んで涙するなんて!)

しかしなんと言っても驚くべきことは、こんな壮大な物語が、20代の池田理代子ひとりが描き切った作品だということです。
そして名作はやはり読みつがれていくから名作なのだと再認識したのでした。
[PR]



by tsukinoha | 2010-01-31 09:38 |

551 坂道のぼれ!

d0009581_71831.jpg坂道のぼれ!(1)〜(3)
高橋亮子
双葉文庫
1998




古書店でものすごく懐かしいマンガを見つけてしまったので即入手。通勤中に一気読み。
中学生の頃、友人からコミック本をせっせと借りて読んでいた高橋亮子作品。
1977−78に少女コミックに連載されていた『坂道のぼれ!』です。(少女マンガの黄金期!)
爽やかな『つらいぜ!ボクちゃん』の後の正反対とも言えるような内容のこの作品が、とても刺激的だった事を思い返しながら、どっと当時の思い出が蘇ります。
私も「高橋亮子が好き」と言うと、交換日記に「真似をするのをやめて」と書かれ、思いもよらぬそのひとことが、ものすごくショックだったこと・・・。それ以来友だち同士とのつきあいには一線を置くように(心のなかで)なってしまったこと。(大人になってその殻はぶち壊したが・・・爆)
主人公への感情移入と高校生活へのあこがれが入り交じり、ある種のあきらめ(先生は三無主義と言った)に満ちていたあの頃の自分が、こそばゆいような、懐かしいような。

内容を手短にまとめると、東京の進学校の落ちこぼれで、再度1年をやりなおすために地方の全寮制の高校へ入学した主人公が、地元のワルとされている男子学生と出会う。お互いに負を背負った、一途で不器用なふたりは惹かれあい・・・しかし最後はお互いの明日のための別れが訪れる。およそ30年以上前の作品ですが、色褪せることなく、今なおいっそう瑞々しさをたたえているように思いました。

そして最近のまんがとくらべるととても「濃い」い!
『めちゃモテ委員長』(ちゃお)より面白いとのたまった娘でした。
[PR]



by tsukinoha | 2010-01-23 07:21 |

525 白樺のテーブル

d0009581_16145896.jpg
白樺のテーブル
安房直子 著
味戸ケイコ イラスト
1976年
偕成社




久し振りに寝る前に娘に読み聞かせ。
じめじめと雨の続く数日はこの本をセレクト。
中学生の時に小遣いで買った安房直子さんの本。
お話と味戸ケイコさんのイラストがよく溶け合って・・・
「雨」「少女」「あじさい」「マジョリカ焼きのティーカップ」「森」「1本の白樺の木」
・・・匂いまで伝わってきそうな主人公が味わう幻想的な時間が、ひととき空想に耽る自分の時間でした。

微妙な年頃(笑)の自分が、イラストを描く仕事があるんだ・・と、意識させたのは、この本の味戸さんの鉛筆画だったように思います。学校の日本画クラブで教えてもらった細密画の手法を活かして、味戸さんの絵に出てくるような少女を真似た絵をよく描いていました。でも描く方ではなく、描いたものをどういかすか、の、仕事の方に就いてしまいましたが。
[PR]



by tsukinoha | 2009-05-30 16:17 |

515 家族八景

d0009581_657358.jpg








家族八景
清原なつの
角川書店
2008


桜が見頃です。
昨日は馬込の桜並木を散歩してきました。が、人出の多い場所よりも、散策中に突如として現れるご近所の桜の見事さにほれぼれしたりしています。



さて・・・久々に書籍の紹介。
ちょうど1年前に発行になった清原なつのさんのマンガです。・・・といっても最近知ったのですが^^;。人の心が読める少女、七瀬を主人公としたお話。昨年放送されていた『七瀬ふたたび』リメイク版は未見でしたが、私にとっての「七瀬」は、やはり1979年放送の多岐川裕美さんです。当時のNHKのSFドラマシリーズをとても楽しみにしていたひとりでした。

当時なぜ「ふたたび」なのか、後日原作の筒井康隆氏の3部作の2番目だということを知ります。さっそく第1作目の『家族八景』の文庫を手に取りますが・・・自分の超能力のせいで、一ケ所に留まることのできない七瀬が、家政婦として転々とするストーリー。SF色の強い『七瀬ふたたび』と違う、ドロドロとした家族の内面劇が(しかも性的描写の多い)、10代の私には衝撃的だったのを記憶しています。

そこに、清原なつのさんがマンガで描く『家族八景』!
文章が画像化された分、抽象性が高まった感じが。そして昔感じたドロドロ感は変わりません。
筒井康隆氏は「原作以上の文学的効果をもたらした」(下巻解説より)と絶賛されています。

ちなみに小学生の子どもには読ませません!!!
[PR]



by tsukinoha | 2009-04-05 07:02 |

484 トップアスリート

d0009581_682946.jpgトップアスリート
小松成美
扶桑社
2008年7月30日




JALの機内誌に掲載されていた「アスリートインタビュー」をまとめた、ノンフィクション作家・小松成美による35人のラインナップ。中ページに各アスリートのモノクロの写真つき。

松坂大輔(野球)/吉田沙保里(レスリング)/為末大(400mハードル)/中嶋一貴(レーサー)/清水宏保(スピードスケート)/菅山かおる(バレーボール)/朝青龍(相撲)/柳沢敦(サッカー)/野口みずき(マラソン)/井口資仁(野球)/冨田洋之(体操)/別府史之(自転車ロードレース)/北島康介(水泳)/田臥勇太(バスケットボール)/村主章枝(フィギュアスケート)/井上康生(柔道)/本橋麻里(カーリング)/室伏広治(ハンマー投げ)/五郎丸歩(ラグビー)/小笠原道大(野球)/石川佳純(卓球)/末續慎吾(陸上短距離)/鈴木絵美子(シンクロナイズドスイミング)/柴田亜衣(水泳)/山本隆弘(バレーボール)/田山寛豪(トライアスロン)/上野由岐子(ソフトボール)/梅崎司(サッカー)/土佐礼子(マラソン)/伊調千春・伊調馨(レスリング)/田中将大(野球)/福士加代子(陸上)/宮本慎也(野球)/鈴木徹(走り高跳び)

トップアスリートは強者である。鍛え上げられた肉体は、まるで彼らをサイボーグのように見せている。ところが、彼らは人知れず声を上げて泣いていた。ときには自分の可能性に絶望し、地面に伏して立ち上がれないこともあった。英雄たるアスリートたちは、実は、誰もが小さなひとりの人間であり、この時代を懸命に生きる若者だったのだ。
彼らは弱い—。
彼らの弱き姿、儚き心にこそ真実がある。
剥き出しの魂をさらけ出してくれた彼らの言葉は、必ずや私たちの人生の光となる。なぜそう思うことができるのかと言えば、私こそ、彼らに生きる勇気を与えられているからだ。(まえがきより一部抜粋)



よく、「夢をあきらめないで」という言葉を聞きます。そんなことは実際にトップになったから言えるセリフだろう・・・と、ひねくれものの私は思ってしまっていました。が、そのような邪念は本書を読んで一掃されました。ある時は国を背負い、どれほどの恐怖と対峙しているのか・・・アスリートたちの言葉の重さに、いちいち涙が出そうになりました。北京での北島選手の「なんも言えねぇ」や陸上男子リレーの「陸上をやってきたすべての人に感謝しなければ」もリアルに蘇ってきます。「強い、けれど弱い」と指摘する著者の視点、ひとりの人間としての苦悩が浮き彫りにされ、文字通り勇気と感動を与えてくれる一冊。


今月のブログキーワード検索でダントツトップの体操の冨田選手も本書に登場していますが、アテネでの最終演技者として臨んだ鉄棒の、想像を絶する重圧を「はじめて」知りました。そして今回の北京での個人総合で、予期せぬアクシデントに見回れ、それでも4位だった冨田選手の演技終了後のインタビューを、再び思い出しました。
(吊り輪でのハプニング。しかしその後の演技をほぼ完璧にやり通したことに対して)
「我慢強くなったと思います」
加えて
「幸せなオリンピックでした」
短い中に凝縮された、トップアスリートの名言に言葉をなくします。
[PR]



by tsukinoha | 2008-09-23 06:21 |

475 北島康介の水が怖くなくなる魔法の本

d0009581_5312841.jpg北島康介の水が怖くなくなる魔法の本
北島康介・著
2008年
講談社




(娘へ)「毎朝のお皿洗いのお手伝いをがんばったからプレゼントね」
って言いつつ本当は私が気になったから・・・。オビには「親子で読む決定版!水泳入門読本」とあります。
生後2週間経った頃、沐浴中に洗面器に顔をつっこみ溺れかけたのがトラウマになっているのか(救急車騒動になった)、娘は顔に水をつけるのが苦手。よって泳ぐことへもあまり積極的になれずに。そんな娘へもちろん「苦手な水泳がんばれ!」のつもりで与えたのではなく^^。
北島選手自身の“歴史”が綴られている文章は、子どもでも読めるルビつき対応。まだ水泳を習っていない幼少期、お父さんにつれて行ってもらった船の科学館のプールの思い出や、お母さんへの感謝の言葉が水面のようにキラキラ光って見えました。2大会2冠を成し遂げた(ちなみに本の発行は北京オリンピック前)ひとりの若者が子ども時代にどんなことを感じ、どんなことを思ってひとつのことをやり続けたのか ・・・大人も読んでみたかった内容です。

さて、ここからは余談。
北島選手の泳ぎは優雅で美しく、芸術的・・・と今回まじまじと映像を観て実感したのですが、今さらながら、強さと美しさというのは比例しているように思いました。そういった意味で、美しい演技が必ずしも採点につながることがないといった歯がゆさを(素人ながら)おおいに実感したのが体操。今大会から難しい技をこなすと点が増える加点法に変わり、少々雑だけれど成功させれば上位になってしまうという結果や、難度重視のミス多数に首を傾げる視聴者も多かったのでは。そんな回りの状況に左右されず、黙々と“美しい体操”に向き合った冨田選手が印象的でした。個人総合でのアクシデントにも動じず貫いた信念、その存在感、アテネの時よりもインパクト大だったのでは!?今でも賞賛の声やまない公式ブログのメッセージ(ファンも非常に礼儀正しい。海外からもコメントが)に驚くばかり。さらにびっくりなのは、中国のサイトで北京オリンピック・イケメン選手no.1に中国人選手を差し置いて選ばれていること!(冨田選手がイケメンかどうかはわかりませんが^^;)なんで!?やはり中国人から観ても冨田選手は異彩を放っていたんでしょうか?いずれにしてもArtistic gymnasticsが、Acrobatic gymnastics になってほしくない声多数。ふたたびルール改定もあるようですし。一方、個人総合銀メダルで一躍有名人になってしまった内村選手。「若さゆえのパワーだけでなく天性のものがあるのでは」とは具志堅監督。寡黙なタイプの多いイメージの日本の体操界にこれまでにいないオーラ放ちまくっていますね。ちょうど自分とふたまわり下(干支が)ということを知って(誕生日1日違い)愕然となりましたが(汗)これからの成長が楽しみな選手のひとりです。

学童保育では北島選手と内村選手が人気で、未だ2人の話題で盛り上がっているとか。
「内村くんかわいい〜」(確かにかわいいけど)ってあんたたちより10歳上だけど〜!どうもかわいくてかっこいいギャップが受けているようです。
個人的には、女子ソフトボールと男子のリレーがすごかった!という印象の北京でしたが、仕事が追い込みの8月、とっても励まされたオリンピックの勇姿たちに拍手!
[PR]



by tsukinoha | 2008-08-28 05:39 |

とんちの一休さん(「薬師寺展」のまえに)

やっとこさ、行ってきました「薬師寺展」。
本当は比較的ゆっくり見られるという金曜の夜間を狙っていたのですが、「おかあちゃんだけずるい!」と言われ、日曜日の夕刻の時間帯を狙って(閉館時間に近い程混雑が緩和されるようなので)娘を伴い出向きました。午後3時過ぎに到着時は20分待ちとのアナウンス。まずベンチで休憩して、先にミュージアムショップ→常設展示へ。

本館2階の展示室、胎蔵界・金剛界の対になった曼陀羅に驚きの表情。「宇宙の真理」だよ・・・と言ったところでわかるはずもなく(私だって怪しい)その摩訶不思議な絵からインパクトを受けたもよう。娘と雑談しながら適度に興味のあるものだけ鑑賞するのもなかなか楽しいものですが、時間つぶしのはずがあっというまに1時間経過。「薬師寺展」の入場制限も解かれたころ、少々疲れ気味の状態で会場内へ。(展覧会のことについては次回へつづく)

さて、この日はしょっぱなからミュージアムショップで駄々こねられて大変。英訳のついたおりがみセットに心を奪われ、2人で買う買わないの議論(笑)。鶴折りたい(だったら教えてあげます!)学童でおりがみ月刊だから(近所でおりがみ買ってあげます!)きれいに出来ている本だけれど、千代紙文様は印刷だし(それだったらうちにある本物の千代紙あげます!)・・・と、「薬師寺展」の図録の半分の価格を投資するだけの価値なし(←あくまで個人的主観)の判断を下したケチケチ主婦私の勝ち・・と思いきや、図録買うなんて「おかあちゃんだけずるい!」。折衷案で他の本だったら考えてもいいことにすると、熱心に書籍コーナーを物色。仏教コミックスというシリーズに眼がとまり、『まんだらのはなし』と、どちらにするかで迷い、子どもらしく『とんちの一休さん』に。

家に帰ってからよくよく見てみると、私が子どもの頃に読んだ、おもいっきり子ども向けの『とんちの一休さん』とは異なり、中身は大人向けかも!?案の定「意味がわからない!」の娘に解説するも、8歳にはまだ難しくて・・・娘との会話が禅問答のようになってきてしまいました(汗)。ところでこのシリーズ108巻もあります。煩悩の数だけあるんです!!

d0009581_20292792.jpgとんちの一休さん
ひろさちや/著
巴 里夫/漫画
仏教コミックス
すずき出版
1989年


こだわるなということはこだわることにこだわってはいけない・・・ということじゃ
[PR]



by tsukinoha | 2008-05-21 20:41 |

449 赤毛のアン

d0009581_745259.jpgこの歳になってはじめて『赤毛のアン』を読みました。左の新潮文庫版で、翻訳は村岡花子さんです。
発端は、たまたま前番組を観終えてつけっぱなしにしていたNHK教育で、赤毛のアンの特番の再放送をやっていたのがきっかけです。それ以前、数年前ケーブルTVでアニメの再放送もチラリと観ていたのですが、原作を読もうという気までは起りませんでした。
さらに言うとよく行く図書館(大田文化の森・情報館。新潮文庫版もここで借りました)の近くに「赤毛のアン記念館」(『赤毛のアン』を日本に紹介した翻訳者の村岡花子さんの記念館)があることも知っていたのですが。
10代の頃にこのシリーズに夢中になったという友人もいましったが、私になんとなく取りついてしまった自由奔放なアンのイメージが、自分とあまりにもかけ離れているように思えて、手を伸ばせませんでした。いわゆる食わず嫌いです。今、ようやく機が訪れたのかもしれません。

まず感じたのは、
子ども向けに書かれた物語ではないこと。
気品ある丁寧な言葉の美しさ。


d0009581_751767.jpg今年100周年ということで、新潮文庫のアンシリーズは新装版として出版されており、活字も大きくなって読みやすくなっています(お孫さんの村岡美枝さんがいくぶん手直しされているとのこと)。そしてまったく知らなかったのですが、『赤毛のアン』はいくつもの翻訳が出版されていることです。そのなかで絶大な人気を誇っているのは最初の村岡花子版だということを知りました。その秘密のひとつは・・・古めかしさを含めて翻訳された昭和20年代の頃の日本語の文化も織り込まれていること、つまり、100年前のカナダの文化と50年前の日本の文化とが二重構造になっているおもしろさです。これは大きな発見でした。これから時間をかけてゆっくりと続編を読みすすめるつもり。

d0009581_753759.jpgNHKTVの英会話では原書で親しむAnneの世界が放送中。
[PR]



by tsukinoha | 2008-04-13 07:12 |

435 愛、深き淵より。

d0009581_6392167.jpg新版
愛、深き淵より。
星野富弘
2000年
立風書房(現・学習研究社)
(1981年に出版されたものの新版)



「つきのはさん、“話しかけないでオーラ”出てるよ〜」
「あっ、すみません〜^^」
最終段階を迎えるある製作物。好みによる意見(ヴィジュアルに関する)にカリカリしながらパソコンに向かっていたので、きっと怖い顔していたに違いありません。
そんな日々のさなか、図書館から借りてきて一気読みしてしまった本を、また電車の中でゆっくり読みます。星野富弘さんの最初の随筆集。
ありのままの星野さんの言葉が綴られている一冊は、不慮の事故当日から退院するまでの9年間の人間のこころの重み、そして愛に満ちています。約1年かけて家族による口述筆記で出版されたものということです。

想像を絶するような苦しみの境遇にあったはずなのに、なぜかとても近くにいるように感じてしまいます。それは飾りのない星野さんの言葉がとても実直で、いきいきとしていて、日々の暮らしのなか、些細なことでもカチン!とくるような小さな自分に、まっすぐにこころに訴えかけてくるからなのだと思いました。電車のなかだというのに、溢れてくるものを押さえるのが大変でした。

車椅子を押してもらって さくらの木の下まで行く
友人が枝を曲げると
私は満開の桜の中に埋まってしまった。
沸き上がってくる感動をおさえることができず
私は 口の周りに咲いていたさくらの花を
むしゃむしゃと食べてしまった。
(「さくら」より)
[PR]



by tsukinoha | 2008-03-01 06:55 |

日々のよろずデザイン観
by tsukinoha
プロフィールを見る
画像一覧
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31

最新のトラックバック

試合で勝つための“8つの..
from オリンピック総合コーチが教え..
もう中学生 最新情報 -..
from Nowpie (なうぴー) ..
ペニーオークション詐欺
from ペニーオークション詐欺
保育士の求人
from 保育士の求人
ルービンシュタインのシュ..
from クラシック音楽ぶった斬り
皇室の名宝ー日本美の華 ..
from Art & Bell by ..
バドミントン練習 バドミ..
from バドミントン練習 バドミント..
道路地図
from 道路地図
ミネラルウォーター
from ミネラルウォーター
阿修羅さま
from 裕子ねーんね

お知らせ

記事と関連のないコメントやトラックバックは予告なく削除させていただく場合があります。予めご了承ください。

検索

ブログジャンル

画像一覧