たまゆらデザイン日記

カテゴリ:展覧会( 83 )




496 ハンマースホイ展

上野めぐりのしめくくりは「ヴィルヘルム・ハンマースホイ 静かなる詩情」。(フェルメール展に比べて余裕ある会場内にほっとしました)
絵画の雰囲気を伝えるのに、「詩情」という表現はともするとごまかされた感があったりするのですが、ハンマースホイに関して言えばよく似合っていると感じました。

ヴィルヘルム・ハンマースホイ(1864-1916)は、生前にヨーロッパで高い評価を得た、デンマークを代表する作家の一人です。ハンマースホイの作品は17世紀オランダ絵画の強い影響を受け、フェルメールを思わせる静謐な室内表現を特徴としています。(HP展覧会の紹介文より)

多彩なグレースケールの画面に、一見すると墨絵のような印象を受けますが、不自然なくらい徹底して排除された生活感を自然に見せる、日本画とはまったく違った部類に属する絵画だということを認識させられます。
おみやげに買った絵葉書。
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左:後姿の人物が多数あります。これからは後姿の画家と呼んでしまいそう
中央:右壁のピアノの脚が2本しかありません(謎)。窓辺の人は妻イーダ
右:誰もいない部屋。家具をすべて取り除いて基本の要素しか描かれていません

こちらでも子ども向けのパンフをもらいました。遊びこころのあるデザインは見ていて楽しいです。紙も良質なものが使われています。
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展示の中程に、絵をぐるりと囲んだ中央にパソコン内にアパートを再現した映像が流れており、子の興味は現物よりもそっちへ・・・。
そして帰宅時、上野アトレで無意識のうちにアンデルセンに立ち寄っていました(笑)。
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by tsukinoha | 2008-11-08 05:58 | 展覧会

495 フェルメール展

フェルメールという画家を意識したのが、10数年前にせっせと(資料で)購入していた週刊グレートアーティスト。表紙の絵を観た瞬間、それまでの連載の表紙を飾ってきた著名な画家に見られなかった何かに「!」ときたのでした。

上野の展覧会でどれが観たいか?一応娘に聞いてみると・・・「フェルメールがいい」と。2週間ほど前、録画しておいた「美の巨人たち」のフェルメール(小路)を私の横でちらちら観ていたせいです。
がしかし東京都美術館。ここを訪れることのできる休日はいつも大混雑で、個人的にあまり良い印象がありません・・・。予測通り、朝から待ち時間20分。他のことでは忍耐強い?私ですが並ぶのってとっても苦手(行列のできる店には行けない・・・)。でも娘が「待つ」というので、私も我慢しました(笑)。

人の頭を観に来たんじゃないかと思うくらいの会場内。
日本初公開5点を含む7点(実際は6点)もの作品の来日という貴重な展覧会とはいえ・・・せっかくの名画も人ごみでぐったり。あの瑞々しい出会いだった、週刊誌の時のような感動を得ることは残念ながらできませんでした。
と、言う状況で、展覧会の感想になっておりません・・・。
ところで、会場入口で娘は子ども用のパンフをもらいました。最近はこういったことに力を注いでいる美術館が多いようです。嬉しいことです。丸い穴は切り抜きになっていて、開くと絵の背景がわかるようになっています。
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さて・・・ここからは余談。
私の中でフェルメールを花に例えると「蘭」です。
理由は、愛情深〜い“コレクター”が多いから・・・。それだけ人を引き付ける魔力があるという意味です。
でも、あの人だかりにどれだけの愛情深いファンがいるかは謎です。
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by tsukinoha | 2008-11-04 22:20 | 展覧会

494 湖畔vs湖畔(東京国立博物館・黒田記念室)

ランニングが適している時間は体温の上がっている午後3時頃だそうですが、普段は無理なので、だいたい朝6時頃(起床後最低30分経ってからにしています)に軽めに走る・・・という感じ。早朝馬込の高台から東京湾に向かっての日の出の眺めがなかなかよいです。
「毎朝空の様子が違うんだよ」と、娘に話すと「一緒に走りたい!」と、なんと今朝は5時半頃起きてきました!!!いったいこの子は・・・???
せっかくの早起き。で、今日は9時頃からおにぎり持参で上野へ向かいました。
今回は苦渋の決断(笑)で“琳派”を見送って西洋美術方面にすることに。
東京都美術館(フェルメール展)→国際こども図書館→東京国立博物館・黒田記念室→国立西洋美術館という順です。

結論から言うと・・・
ついでに立ち寄った、黒田清輝記念館の《智・感・情》が、とっても印象に残りました。とくに娘が・・・なんで裸の女の人が3人も変なポーズとっているのかと(画像左側)・・・しかも大きいし・・・衝撃的だったみたいです(笑)。
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と、冗談はさておき、大混雑のフェルメールの後に、1928年に遺言で竣工された建物が魅力の黒田記念室の静謐な空間がとても心地よく感じられました。画像のパンフのように、廊下をはさんで向かうように展示されている黒田清輝と福田美蘭ふたつの《湖畔》との対比もなかなかおもしろかったです。ともかくも《智・感・情》《湖畔》の現物をはじめて観る機会に恵まれてラッキーでした。
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by tsukinoha | 2008-11-02 17:38 | 展覧会

481 小袖 江戸のオートクチュール

サントリー美術館が新規オープンして早1年以上が経過。
なかなか出かける機会に恵まれず(「鳥獣人物戯画」も逃し・・・)にいましたが、ふと母が「小袖」の展覧会を観たい(電話で会話中に)というので、思いがけず出かけることに・・・。私は私でちょうど某Tシャツ案を考えている最中だったこともあり、気分転換&情報蒐集のグッドタイミング。展覧会に母子で出かけるのはじめてかもしれません。孫(娘)を引き連れ女三世代で「小袖 江戸のオートクチュール」展へ行ってきました。

日本の意匠などの大型図録で散々眺めてきたほんものを観るということはやはり刺激的。四季の植物から、行事、果ては物語などを主題として絢爛豪華な染めと刺繍を惜しみなく意匠に費やしている小袖の数々。以前、ある大先輩編集者からきものに関するレクチャーを受けた時「こんなへんてこなもの(意匠)背負っている(着用)の世界中見ても日本民族だけだよ」と指摘してされていたことを、今さらながら実感しました。
それにしても現代ではもはや再現できない、おしみない時間と技術の贅をこらした日本文化の粋。こういったものを目の当たりにすると、いったい贅沢というものはなんだろう・・・という思いにかられます。便利というものは罪なものです。

小袖の大半や能装束は「織り」の文化。対して狂言の肩衣や手拭いは「染め」の文化。細密画のような「織り」に対して大胆にデフォルメされた「染め」というように表現も異なります。Tシャツは「染め」の文化だよな〜と再確認しにいった今回の展覧会でもありました。
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by tsukinoha | 2008-09-15 07:15 | 展覧会

474 お盆は上野で

娘を伴って「対決 巨匠たちの日本美術」を観に、東京国立博物館を再び訪れました。
前回の記事はこちら。

朝一番にのつもりで開館時刻の15分前に到着したのですが、すでに行列ができていました!当然、展示室の入口付近は混雑。ならば、と、後半部分の部屋から観ることにして室内に入ると・・・ガラガラでした!応挙vs芦雪〜鉄斎vs大観は余裕の空間。そんなことはお構いなしに、娘は気になったところだけ足を止めて、あとはさっさと先に行ってしまいます。そのくせ、出口付近に置いてあるアンケートはしっかり時間かけて書いています(笑)。“芦雪の虎”と、“木喰の閻魔さま”が気に入った様子。仁清の吉野山の茶壷も「きれい!」と言っていました。なかでもいちばん良かったのは“大観の富士”と。「お母ちゃんはこっちの方(鉄斎の富士)が好きだけどな〜」などと会話。


「(自分は)もういいからお母ちゃんだけ見て」
と、いうことで、前半は要所だけ観ることにしました。なんせ、すごい人だかり。雪舟の『慧可断臂図』では手首の血に驚き(私もかつていちばん最初に見た時は驚きましたが)、雪村の『蝦蟇鉄拐図』では、ユーモラスな仙人の絵に感心を持って見入っていました。傑作だったのは、『風神雷神図屏風』。左に宗達、右に光琳が対になって並べられており、左手から進んで見ていきます。「先にあっちの人(宗達)が描いたのを、こっちの人(光琳)が真似ているんだよ・・・云々。どっちが好き?(まぁ、聞かなくてもいいことですが)」
宗達を指して「あっち。だってこっちの人、下手だもん」
ひぇ〜〜〜天下の光琳さまに向かって〜〜〜ズバリ(汗)と・・・さすが子ども。


お昼(おにぎり持参)の後は、東博を後にして、すぐ近くにある国際こども図書館へ。
今回がはじめての訪問。1906年に創設された帝国図書館の建物を再生されたとのことですが、館内の漆喰の天井など随所に建築物としての見所があり、建物を観に来るだけでも価値があります。3階のミュージアムで展示中の「チェコへの扉」で絵本の展示を観てから、子どものへやにある図書室で、クイズ形式になっている読書にチャレンジ。たくさんの種類の本に大満足の様子で、上野を後にしました。


夜は8月15日の毎年恒例の多摩川六郷の花火見物をマンションの屋上で。こうして1日が過ぎていきました。
ところで、花火と反対側の北の空で遠くで雷の共演がすごく、娘は終始おびえていました。それにしても怖がるので尋ねると、先日、学童保育の帰り道、眼の前で雷が落ちたところを目撃したと告白を。あぁ、“あの日”の帰ったよコール(家に着いたら私の携帯に連絡するように言ってある)を泣きながらしてきた本当の理由がやっとわかりました。
「怖くて思い出したくなくて言えなかった。火の柱が道路に落ちて、煙が出てた」・・と。この経験で雷が増々恐怖になってしまったようです。昼間の雷神さまは怖くなかったようですが・・・。
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by tsukinoha | 2008-08-16 07:27 | 展覧会

470 六波羅蜜寺の仏像

暑い日が続きます。
昨日は地域の神社のお祭りでした。毎年4年生の有志が踊りを披露しますが、来年は娘たちの番。が、踊り見るのはそっちのけでかき氷やらホットドッグをパクついていました。(どれもひとつ100円!)来週は保育園(卒園した)の夏祭り。今年はお祭り何回行くのかな〜。


d0009581_704690.jpgさて、前回の続きです。特別展の後、本館に向かうとはじまったばかりの特別陳列「六波羅蜜寺の仏像」が目につきました。これは見逃せないと立ち寄ります。
951年、空也上人が開いた西光寺は、のち、977年天台別院となり六波羅蜜寺と改称されたそうです。そのシンボルともなる空也上人像と十一観音像は寺を留守にできないそうですが、その他の名品の数々が来られています。入口すぐの本館1階11室を入ると出迎えはあの平清盛像!特別展での熱を冷ますような空間でしばし静寂のときを過ごした後は、いっぱいに満たされた心身を休めようと、木陰で30分ばかりぼ〜っと気を緩め・・・。

ほんとうは「対決 巨匠たちの日本美術」に合わせて、表慶館で開催中の「フランスが夢見た日本」(オルセー美術館コレクション特別展)を見ようと思ったのですが、すっかりエネルギー吸い取られ、見送ることにしました。どうもはしごができない・・・(不器用ですから・・・)。
そして再訪するからと図録も何も購入せずに帰路についたのでした。
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by tsukinoha | 2008-07-20 07:08 | 展覧会

469 対決 巨匠たちの日本美術

「対決 巨匠たちの日本美術」を観に東京国立博物館へ行ってきました。これまで未見だった宗達の『蔦の細道図屏風』と蕪村の『夜色楼台図』が目当てなるも、時代を代表する絵師たちの名品が一同に会す滅多にない機会。逃す手はありません。展示順は以下の通り。


d0009581_649751.jpg〈前半〉
運慶vs快慶
雪舟vs雪村
永徳vs等伯
光悦vs長次郎
宗達vs光琳
〈後半〉
応挙vs芦雪
仁清vs乾山
円空vs木喰
若冲vs簫白
大雅vs蕪村
歌磨vs写楽
鉄斎vs大観


鎌倉から江戸琳派までが前半。後半は江戸〜近代。こうしてみると、まず雪舟で会得されたと言われる日本の水墨画が(水墨山水は禅の余技的作法からはじまったとされる)、伝統的なやまと絵と交えたものにつながり、法華集団(狩野派、等伯、光悦)で武家のパトロンを獲得した御家芸へと高められ、江戸へ来て町人文化百花繚乱状態となる系譜が見てとれて大変興味深いものがあります。以下、気づいた点をデザインという視点からいくつか・・・。

・宗達の下絵に光悦の書『鶴下絵三十六歌仙和歌巻』の素晴らしさ・・・(エディトリアルデザインの粋)
・光悦vs長次郎それぞれの器のありかたへの思想(哲学)の違い・・・(職人と芸術とは永遠の問題か)
・大雅と蕪村が共作した画帖『十便十宜詩』。制作にあたって大雅は文字が先、蕪村は絵が先だったということ・・・(レイアウトの妙)
・『蔦の細道図屏風』の印象は、根津美術館ではじめて光琳の『燕子花屏風』をを見た時と同じ印象を持ちました。伊勢物語のくだりを描いた場面という共通点(『燕子花屏風』については諸説ありますが)、しかも人物を消し去って気配のみであること、造形がパターン化されていること、そして意外なほど色鮮やかだということ。言うなればこれが琳派の特徴ということですね。
・『夜色楼台図』は予想外に小品ということに驚きました。豪華本などには見開きいっぱいに引き延ばされていたんだな〜と、人の印象というもののおかしさを感じてひとり笑い。
・終盤の最後の文人と言われる富岡鉄斎の『妙義山・瀞八丁図屏風』にはあっぱれでした。大観の富士が霞んで見えました・・・。

最終週の『風神雷神』の展示にあわせて再訪する予定。今度は娘を連れて、気ままに見ようと思います。心配なのは混雑だけです。人の熱気の中で見る「日光・月光」とはまったく勝手が違う、ということを痛感しました。
それぞれの絵師たちを描いた山口晃さんの原画も観ることができてよかったです。応挙が子犬を抱いている図がなんとも微笑ましかった。おまけですが、応挙は“綺麗でこざっぱり”“芦雪は野生でギリギリ”というのが私の印象。若冲vs簫白の胸焼け対決もなかなかでした。
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by tsukinoha | 2008-07-19 07:00 | 展覧会

465 真珠王 御木本幸吉

昨日、真珠王 御木本幸吉の生誕150年の展覧会に立ち寄りました。たまたま所用で銀座に行った折りに、通りかかったミキモト本店、お隣の山野楽器には過去に幾度となく来店したものの、ミキモトの店中に入るのは、はじめてだったかもしれません。

言わずとしれた、人工真珠の発明王、御木本幸吉。数週間前の「その時歴史が動いた」でも取り上げられていましたが、150年という節目の年だったからですね。真珠の重さは世界基準の単位として、匁(もんめ)を使用するそうですよ。

こじんまりとした会場内、御木本幸吉の生涯を辿りつつ、過去の逸話や貴重なジュエリーのデッサンや展示に眼を奪われます。明治〜昭和初期のアンティーク色豊かなアクセサリー、1937年のパリ万博に出品された「矢車」の帯留めなど、ためいきいっぱい、危険がいっぱい(笑)。

ダイアモンドのような鉱石と違って、真珠って人肌な感じがします。いきものから作られたから、でしょうか。その温度が魅力のひとつと言えると思います。
そういえば、私が唯一自身で求めたジュエリーと言えるアクセサリーは真珠のネックレスでした。
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by tsukinoha | 2008-06-15 06:20 | 展覧会

464 川端龍子と修善寺

d0009581_6572789.jpg大田区龍子記念館「川端龍子と修善寺」展に行ってきました。
3月に訪れた時は小さな芽が顔を出す程度だった中庭が、草ぼうぼうになっていました!この庭の草花は、生前、龍子が別荘を構えた修善寺の地から運んで植えたものだそうです。邸宅の庭の草花や庭石も同じように修善寺からのものが数多くあるそうです。

今回の展覧会は会期がいつもより短く、入館料もいつもより高めです。(大人500円)45周年記念特別展と題した企画もので、伊豆市が所蔵している龍子の絵の展示ほか、修善寺にゆかりのある(明治末〜昭和初期当時の日本画壇の中心的存在の画家たちが修善寺で親交を深めたという)、横山大観、今村紫紅、石井林響、安田靫彦、前田青邨の作品の展示があり、そのせいか館全体がいつもに増して迫力がある感じがします。

予測通りの大きな絵(!?)『龍子垣』(チラシ画像)がどど〜んと出迎えてくれます。
そしてそんな大作が多い龍子ですが、今回目を惹いたのは、『逆説・生々流転』の長い絵巻でした。この作品は、前年に伊豆地方を襲った台風の惨状の様子を描いたものだそうですが、同時に、横山大観の『生々流転』を受けて描かれたものだそうです。ちょうど絵巻の正面(反対側)に、その大観の『「大観」書軸』(個人蔵)という書の展示があり、なかなか趣き深いものがありました。

d0009581_6594415.jpg6月15日までの展示ですが、期間中、記念館前の邸宅跡、龍子公園が終日開放されているそうです。指定時間外はガイドはつきませんが、自由に散策出来る機会かと思います。池の(終戦前日に落された爆弾でできた池)おたまじゃくし目当てでカモが来ているそうですが、生憎飛び去った後とかで出会えませんでした。
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by tsukinoha | 2008-06-08 07:04 | 展覧会

461 国宝 薬師寺展の日光・月光菩薩

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中学時代の奈良・京都の修学旅行。もっとも印象に残った寺は?というと薬師寺でした。当然、歴史的な見識があったわけでなく(今もたいして・・・)、「お坊さんの話(説教)がとてもおもしろかった」から、というローティーンらしい理由からです。
その奈良の薬師寺からはるばるやって来られた日光・月光(がっこう)菩薩を拝みに上野の東京国立博物館へ足を運びました。


神々しいとは言ったもので・・・(仏なのに神々しいなんて、神仏習合の所以がそうさせるのかしら?)以前にここで開かれた一木に込められた祈りでもそうでしたが、菩薩様が視界に入った瞬間、えも言われぬ静かな衝動が、ゾクゾクと身体の奥から沸き上がる感じを憶えます。
大きく、黒光りする菩薩の迫力に呑まれそうになりつつも、なんとも「有り難い」気持ちに思わず手をあわせました。菩薩様の慈愛は幾千年ものあいだ手を合わせてきた多くの人々のたましいの結晶のようにも思われます。最初の圧倒されっぱなしの状況から、今度はじっくりと菩薩様のお顔の表情、前方、後方、横からのお姿を見て、感じて、心に焼きつけました。

無宗教とはよく言われますが、日本人のこころは、やはりカミやホトケに根ざしているのではないかと思いました。宗派を越えた土着的な部分の信仰の記憶が、私たちの身体に残されているのではと・・・。そんな多くの老若男女たちが、上野に足を運んだことと思います。
この日、娘の感想は「うまく言えない(なんて言ったらいいのかわからない)」でした。翌日の日直のスピーチで「上野でニッコウ・ゲッコウ(ガッコウだってば)を見てきました。とてもはくりょくがありました」と話したそうです。が「ニッコウ・ゲッコウってなんですか?」とツッコミされて、「ぶつぞうです」と答えたのこと。人にわかるように話をするのはまだまだ難しいようです。もし奈良(薬師寺)に行けたら(この辺の中学も奈良・京都なので)お留守番の薬師如来さまと一緒にまたお会いできるかもね・・・と、話してあげました。
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by tsukinoha | 2008-05-24 06:40 | 展覧会

日々のよろずデザイン観
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