たまゆらデザイン日記

カテゴリ:随想( 105 )




387 クロイツェルとペリカン

半年振りにうちのピアノを調律してもらい、
秋の青空のようなスコーンとした音色が戻ってきました。

せっかくなので調律師さんにいろいろ質問してみると嬉しそう教えてくださいました。
まずは最近出回っている小型のアップライトピアノについてから。
●アップライトの背が低いということは弦が短いということ(音の響きがあまりよくない)
●外国の現地生産が殆どで、中身の作り方が適当なものが多い(職人という意識がない?)
●なんといってもドイツ製のピアノの中身を見るとほれぼれする素材からちがう
●アップライトでも上蓋のストッパーを使って少し開いてあげると響きがよくなる(グランドピアノと同じ)
●電子ピアノだと鍵盤が軽い。例えば発表会では皆グランドピアノを弾くので、あきらかに普段の差がわかる
・・・などなど
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ところでうちのクロイツェルピアノ、おそらく現在では珍しい2ペダルなのです。
装飾がお気に入り。



さて・・・
うちは朝食はご飯と味噌汁派ですが、たまにバタートースト食べたくなります。
できればおいしいのを。
ということでペリカンのパン。
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東京・浅草の田原町にあるロールパンと食パンしか作らないパン屋さん。
パン好きには有名なお店だとのこと(と最近知りました)。
お取り寄せした山半(送料割り勘で)。
厚めにスライスしてしっかり焼くとおいしさが引き立ちます。


何故〈ピアノ〉と〈パン〉なのか・・・
アップライトしか生産しないクロイツェルと
食事パンしか作らないペリカンという、こだわりつながりということで・・・(苦しい)

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by tsukinoha | 2007-10-07 06:49 | 随想

378 つれづれに読書と美術館

週中はめいっぱい作業が集中しており眼を酷使していたので、
自宅のパソコンはお休みしていたtsukinohaです。


平行して3册の本を読んでいます。通勤中の読書は、家から職場へ、職場から家へ、頭の中を切り替える行為に近いものがあります。
今は図書館で借りてきた厚めの本(空海関連)が優先で(なかなか終わらなくてすでに2回延長している)、雨の日は手軽な文庫本(紀行もの)に切り替えているだけのこと。夜は子ども用に借りてきた本(森のはなし)を音読。この違う種類の平行読書は、長距離、中距離、短距離を走っている感じで、おもしろい感覚をおぼえます。


先日たまたま観ていたNHKの「ためしてガッテン」の特集は、〈発見おいしい美術館味わい術〉というテーマでした。みなさんは美術館、博物館へ行く時にどういった見方をされていますか?
私はまず混雑している美術館へは行きたくありません(笑)。といいつつ話題の展覧会には行っているではないか〜!という矛盾をかかえています(笑)。最近は娘と一緒のことが多いので、じっくり観るというよりは、目当て直行型。そしてさっと一巡してもう一度目当てに戻ってきます。で、番組中の、歩き方と疲れの関係、記憶力の実験を見て、これが案外自分にとっては“正解”かもしれないと思いました。興味深かったのは、「買うつもり」「どれかひとつを家に飾るつもり」で観ると、意識が受動的から能動的になり、見方も変化するという実験でした。そこから〈もっと知りたい→もっと好きになる〉の構図が出来てくるのかもしれませんね。

美術館では、「展示されている絵は全部見ないともったいない」と考えてしまう人は多いのですが、頭や体の疲れをおして、長時間絵を見続けるのは、「感動が薄れてもったいない」と考え方を変えるのが、美術館を上手に楽しむコツといえます。(ホームページより引用)
詳細はこちらをどうぞ。



来週は静岡県立美術館に出かけるかもしれません。番組中に出てきた、ロダン体操なるものをやりに!?伊藤若冲「樹花鳥獣図屏風」の展示期間でないのが非常に残念なのですが、これも縁ということで。
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by tsukinoha | 2007-09-15 06:55 | 随想

368 暑中お見舞い2007

暑中お見舞い申し上げます。


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冷たくて甘いもの食べたいですよね〜。

さて、とあることをきっかけに低カロリー甘味料のことを調べていたのですが、
驚く事実に遭遇。
「ライト○○」「ダイエット○○」などの名前がつく商品や、喫茶店のような飲食店にふつうに置かれているダイエット甘味料の殆どはアスパルテーム(アスパラギン酸とフェニルアラニンという2種類のアミノ酸とメチルアルコールとを結合させたもの)という人工甘味料が使用されていることですが・・・

カロリーがないということは、食物のエネルギー含有量に関する情報が得られない・・・つまり満腹を感じる身体の神経系統が正しく作用しないということだそうです。結果すぐに空腹を感じたり、またはノンカロリーだから大丈夫などと、余計に摂取してしまう事態に陥る。ちっともダイエットになっていないということです。

そしてこれらの人工甘味料は、食品添加物であるということを忘れてはいけません。お菓子類に限ったことでなく、カロリー控えめの食品にはそれに変わる食品添加物が多く含まれているということを聞きます。

先のアスパルテームという人工甘味料。
もっと怖いのは、発がん性がある、元気な精子が減る、などの報告もあること。
何億年もの時間をかけて作られてきた人間の身体は、少ない摂取でも高エネルギーに変換するという低燃費の構造に作り上げられてきたもの。
摂取しすぎ?それなら人工物(クスリ)でなんとかしよう・・だなんて
虫が良すぎるということですね。

これまで通り料理にはお砂糖を使うことにします。少し控えめに。
そして適度な運動を忘れずに。
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by tsukinoha | 2007-08-09 21:43 | 随想

366 ラジオ体操

子どもが夏休みのせいか、いつもの土日も、夏休みバージョンに入っております。

ウン十年ぶりにラジオ体操に参加しました。
朝から暑いけれど、蝉の鳴き声が結構うるさいけど、神社の杜のさわやかな空気が清々しい。
ラジオ体操は・・・はじまりの音楽から何から自分の子どもの頃とまったく一緒なんでびっくりしました。昭和の空気を引っ張ってきた感じで(ラジオ体操は昭和3年に制定されたそうです)、それがやけに新鮮に身に染みます。土日の朝も結構たくさんの人が来ていました。
6時台といったら普段の日は家族のお弁当づくりに追われてる時間帯ですが、ラジオ体操がある10日まではがんばって参加しようかな〜と思ってみたり。体操の後ヤクルトが振舞われます。



昨日は友人も誘って一緒に区民プールへ。
羽田に近い(住所はほぼ羽田)萩中公園プールは、4〜5種類くらいのプールやスライダーなどもあって変化に富んでおり、同じ区民プールでもごくふつうの施設の平和島プールとは全然違うとか。大人360円・子ども100円でずいぶんお得感のある施設でした。



夫の実家からたまねぎがたくさん送られてきたので、オニオンスープを作ってみました。
スライスしたたまねぎ(2個)をバターで焦がさないように炒めて(20〜30分)お湯とブイヨンを加えて塩こしょうで味付けするだけ。粉チーズをかけていただきます。たまねぎの甘味が効いています!夏バテによさそげ。
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by tsukinoha | 2007-08-05 07:24 | 随想

361 虎の尾の花

直射日光の当たらない北西向きの窓際に置いてある虎の尾(サンセベリア)が、ぐんぐん育っていたのですが・・・気がつくとつぼみが出ていてびっくり!
虎の尾って花が咲くんだ〜!和む気持ちよりもギョッとしたのが正直なところ。それもこれも空気清浄効果(マイナスイオン)があるのは知っていても花が咲くという知識がなかったから・・・。
根元の葉のあいだからにょっきりとでた細い茎に、ちいさなつぼみがいくつもついて、そしていっせいに透き通ったような白い花が咲いきました。しかも蜜をたたえた花から香りがするのです。花の香りには敏感です。微香だったら大丈夫なのですが、香水とか苦しくなってしまってダメ・・・。気管支系が強くないせいかもしれません。扁桃腺が大きくて子ども時代はよく熱を出したので。たばこもダメです。


首にコルセットを巻いている娘を留守番させて、30分くらい自転車でおつかいに出ました。
海の日の休日のことです。戻ってくるとピアノの音。練習している様子。近くに寄って「ただいま」を言うも、返事もせずにこわばった表情でピアノに向かっている・・・なんか変な感じ。ネットを立ち上げてみると、ほんの5分くらい前に地震があったことが判明。この辺りは震度3くらい?自転車に揺られているときだから全然わからなかった!「今地震あった?」と聞くとようやく口を開いて「うん」と言ってくれました。テーブルの下にもぐって揺れがおさまった後、音があれば怖くなくなると思ってピアノを弾いてたとのこと。


昨日の夕方、空を見上げると白い鳥の群れが北東に向かって飛んでいく・・・!
娘と2人びっくり。
いるはずのない場所にいたあの仔猫のときのことを思い出す。
そして前日に逝ってしまったあの方のことを。
仕事が好きで、朗らかなお母さんで、そして病魔と戦って・・・。とくに親しかったわけでもないのに、やはりやるせない。
心のなかでそっと手を合わせました。
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by tsukinoha | 2007-07-19 21:53 | 随想

348 ハネケンさんのいなかった「題名のない音楽会」

日曜日の朝、いつものように「題名のない音楽会」を観ていると、羽田健太郎氏が体調不良でしばらくお休みとのアナウンス(同時に字幕入り)。「あれっ?」と思っていたところでしたが、今日の訃報で放送時にはすでに旅立たれていたと知り、2重のショック。

つい先週、元気なお姿だったのに・・・。

次週は宮川彬良さんがゲストということで番組予告をしていましたが、放送は見合わせるかもしれませんね。3月放送の映画音楽の巨匠ミシェル・ルグランさんとの連弾弾き振りのお姿が目に焼き付いています。

ご冥福をお祈りします。
合掌。


〈追記〉
「題名のない音楽会21」放送予定 番組HPより
6月10日 「ピアノに愛された男 追悼 羽田健太郎」
6月17日 「羽田健太郎 追悼コンサート」

6月24日 アキラさんの大発見!シリーズ1 吹奏楽の魅力
7月1日 アキラさんの大発見!シリーズ2 吹奏楽の可能性

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by tsukinoha | 2007-06-04 22:17 | 随想

320 休刊という名の・・・


郵便受けに一枚のハガキ。
とある月刊誌休刊のお知らせだった。
競争の激しい出版界で、一般流通には乗せないにしても、およそ19年も続いた文化情報誌もひっそりと幕を閉じる。
はじまりがあるということはおわりがあるということをしみじみ思う。

同窓会的なものには積極的に出向かない私でも、さすがにこの場を逃したら、2度と会う機会を逃してしまうのではないか(ちよっと大袈裟だけれど)という思いでお開きパーティなるものに足を運ぶ。
19年という流れの中で最終的に現編集部とかかわりのあった方々30名ほどが集まり、場はいつのまにかアットホームな飲み会と化した。私自身は仕事の鬼だった頃(自宅とは寝に帰る場所だった・・・どこかへ“遊び”に行く時間などは皆無のそういった意味で貴重な時代^^)の約4〜5年間(現在のようなDTPではなく、版下時代の頃)この雑誌の深みにまで携わったので、旧知の顔ぶれに感慨深いものがあるものの、雑誌が終わってさびしいねだとか、昔はよかったねとかという懐古的な会話はほとんどなく、今、これから、どうしている的な会話で盛り上がる。あまりに久し振りの再会だったからかな。
苦楽を友にした同士との再会は心地よいものであった。
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by tsukinoha | 2007-03-10 07:07 | 随想

318 今年のひなまつりは・・・

朝気持ち悪いのとお腹痛いのとで、近所の診療所に行ったのですが、その時は少々熱があるものの結構ケロッとしていて元気だった娘。が、夕方に急変。39度まで一気に上昇して「あたまイタイ」となったので、今度は区の夜間救急へ連れていきました。インフルエンザではありませんでしたが、この手の風邪がはやっているそうです。水分だけとって寝かせました。この土日で治ってくれるといいんですが(親の勝手な言い分)。

ということで、今年のひなまつりは何もせずに過ごしました。
我が家の雛人形は娘の初節句の時に母が用立ててくれました。親王飾りのシンプルなものです。ひなまつりが過ぎたら早く片付けるのがよいと言われていますから、もう、今日は片付ける予定です。結局、ひなまつりのごちそうとか何もせずに経過してしましました。
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娘の容態の変化(?)のかいくぐるかのように、昨日ははじめて調律師の方にきていただきました。スケジュールが合わなくてピアノ納品後1ヵ月経過しての調律となりました。ピッチがずれたままの音がしっくりあるべきところに戻ったような感覚です。

ピアノのおけいこにも通いまじめました。初日は見学させてもらいましたが、私自身ピアノ教室行くのははじめてなので、興味津々。まず、ト音記号とドからソまでの音符を譜面に書くことからはじめました。次は『幼児のためのピアノメソード』(1962年初版発行、2005年63刷発行)という楽譜を使います。発行年数から見ても、譜面中の書体を見ると初版時は活版印刷だったことがわかります。(マニアックな話ですが、活版のかな書体、いいんですよ・・)最初は先生のお手本で(ドレミで)歌ってから、右手、左手というふうに練習。指の使い方と姿勢を注意されながら、譜面みながらできるように。
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by tsukinoha | 2007-03-04 07:49 | 随想

316 たまゆらの道


早いものでもう3月です。

先日の新日曜美術館は志村ふくみさんでした。
『一色一生』『語りかける花』などで志村さんのエッセイに心を打たれてから早10数年。TVを通しての志村さんははじめてでした。
植物染料、機織りを通して語られるそのひとことひとことは圧倒的な説得力があります。それは志村さんの人生からにじみ出る、染めと織り、そのものです。

志村さんと娘さんの洋子さんの個展に出かけたのは2002年のことだったでしょうか。ちょうど『たまゆらの道』(世界文化社)が刊行された時期でした。その個展では志村さんの染めと織りの生地を使用した上製本が限定販売されていました。何十種類かあったもののなかから、悩みに悩んで生成地に藍や茶の濃淡の格子の装丁のものを選びました。私が所有している書籍(豪華本をのぞく)の中でも群を抜いた値段ですが、志村さんがこちらの世界へ宿された植物の音色を、精気を、私もそのひとかけらでもいいから感じていたい・・という気持ちが勝りました。会場でお見かけしたのですが、声をかけさせていただく勇気がなく、お店の方にお願いして後からサインを入れていただきました。

「たまゆら」・・・とは玉がかすれあってかすかに音をたてることび解したところから転じて、ほんの少しの間を意味するようになったそうです。この日記(ブログ)の命名も、そのような思いをこめ名付けたのでした。繭(まゆ)のなかから生まれるさまをロゴの基本に仕立ててみました。
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by tsukinoha | 2007-03-01 05:42 | 随想

310 見える学力、見えない学力

このところCAD→PDF→Illustratorと段階を経て変換していった某居室図面を印刷用にするための作業を、他の製作物と平行しながら集中的に行っていました。データをなるべく軽くするために余計なオブジェクトを取り除いたり、ケイを連結させて面をつくったりのアリさんの作業は、ひたすら目を疲労させます。家では目を休ませたくちょっとブログも休憩。ポロンとピアノの音色を楽しんでいました。


以前縁で“とりあえず買っておこう”くらいの気持ちで、数年間つんどく本になっていた書籍『見える学力、見えない学力』改訂版(岸本裕史・著/大月書店/1994年)を通勤の友にしました。「学力」なんて言われると、この手の本は本能的にちょっと苦手〜と思いつつ、「見えるもの、見えないもの」という視点に注目。取り敢えずより好みは置いておいて読んでみようという期を迎えました。


90年代の著作なので、現在の教育の現場がまた変わりつつあることを平行して実感します。例えば現在は読むことが毎日宿題に出ます。地域のことも学ぼうということで、先日は1週間くらい馬込文士の一人、北原白秋の「あいうえおのうた」の音読でした。1回目は単語を追うのがせいいっぱいだったのが、続けて読んでいくうちに自然とスムーズになっていきました。そして最後は暗記するまでになりました。詩だとリズムがついてきます。音楽が暗譜できる仮定と似ているのかもしれません。


さまざまな“教育法”が問われていますが、何が大切なのか、なんのために学習するのか、そこが抜けていることが多いような気がします。だから世の中必要なのは金という図式ができ格差は広がるばかり。そんな大人社会を子どもは鏡にしているのですよ。子どもは自分の子どもでもあるけれど、未来のこの国を作っていく人たちでもあるのです。


生まれたての赤ちゃんは、「泣く」という手段でコミュニケーションを取ろうと必至です。親を必要としている。最初から人は人とのかかわり合いが必要なように出来ているように思います。やがてハイハイ、立つ、歩くことが出来るようになって・・しかしそうやって身体で学んでいくことを忘れてしまっているのは大人の方ではないかと思います。人は人のために生まれてくるのではないでしょうか。そのために学習を必然としているのではないでしょうか。


とりとめのないことを書きました。
さて、明日はチョコレートのパウンドケーキでも焼こうっと。
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by tsukinoha | 2007-02-10 07:01 | 随想

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