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たまゆらデザイン日記

496 ハンマースホイ展

上野めぐりのしめくくりは「ヴィルヘルム・ハンマースホイ 静かなる詩情」。(フェルメール展に比べて余裕ある会場内にほっとしました)
絵画の雰囲気を伝えるのに、「詩情」という表現はともするとごまかされた感があったりするのですが、ハンマースホイに関して言えばよく似合っていると感じました。

ヴィルヘルム・ハンマースホイ(1864-1916)は、生前にヨーロッパで高い評価を得た、デンマークを代表する作家の一人です。ハンマースホイの作品は17世紀オランダ絵画の強い影響を受け、フェルメールを思わせる静謐な室内表現を特徴としています。(HP展覧会の紹介文より)

多彩なグレースケールの画面に、一見すると墨絵のような印象を受けますが、不自然なくらい徹底して排除された生活感を自然に見せる、日本画とはまったく違った部類に属する絵画だということを認識させられます。
おみやげに買った絵葉書。
496 ハンマースホイ展_d0009581_5485557.jpg
左:後姿の人物が多数あります。これからは後姿の画家と呼んでしまいそう
中央:右壁のピアノの脚が2本しかありません(謎)。窓辺の人は妻イーダ
右:誰もいない部屋。家具をすべて取り除いて基本の要素しか描かれていません

こちらでも子ども向けのパンフをもらいました。遊びこころのあるデザインは見ていて楽しいです。紙も良質なものが使われています。
496 ハンマースホイ展_d0009581_5461011.jpg

展示の中程に、絵をぐるりと囲んだ中央にパソコン内にアパートを再現した映像が流れており、子の興味は現物よりもそっちへ・・・。
そして帰宅時、上野アトレで無意識のうちにアンデルセンに立ち寄っていました(笑)。



by tsukinoha | 2008-11-08 05:58 | 展覧会

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