420 ひとつのいのち、ささえることば
ひとつのいのち、ささえることば
新垣勉
マガジンハウス
2004年
其の一 生の章
其の二 訓の章
其の三 歌の章
其の四 趣の章
其の五 和の章
年末、全盲の歌手、新垣勉さんの半生を辿ったドラマが放送されていました。(「クリスマス特別企画 まだ見ぬ父へ、母へ・魂で歌う青い海〜全盲のテノール歌手・新垣勉の軌跡」)
新垣勉さんを演じていたのは、若手の俳優、小池徹平さん。彼はテレビドラマ初出演だそうです。キャラ(実在の新垣さんと)は全然違っていましたが、真摯で初々しい小池さん演じる新垣さんの姿に心を打たれました。
新垣勉さんは1952年沖縄生まれ。テノール歌手で、牧師。メキシコ系アメリカ軍人の父と日本人の母の間に誕生。生後まもなく助産婦の過ちで劇薬を点眼され失明。1歳の時に両親が離婚。父は帰国。母の再婚のため祖母に育てられる。祖母が母、母が姉と言われて育つが、成長と共に真実を知ることになり、父母、助産婦に強い憎しみを抱く。中学2年の時に祖母の死で天涯孤独に。・・・あまりに壮絶な半生。
「歌という生きる道が見えてきてから、許すことができるようになった・・・」
1ページごとに静かに語られるひとことひとことが重く、涙が出そうになります。悲しみ、喜び、平和への願い。身につまされるようで、それでいて励まされるような、大きく気持ちを揺さぶられる一冊でした。
新垣勉
マガジンハウス
2004年
其の一 生の章
其の二 訓の章
其の三 歌の章
其の四 趣の章
其の五 和の章
年末、全盲の歌手、新垣勉さんの半生を辿ったドラマが放送されていました。(「クリスマス特別企画 まだ見ぬ父へ、母へ・魂で歌う青い海〜全盲のテノール歌手・新垣勉の軌跡」)
新垣勉さんを演じていたのは、若手の俳優、小池徹平さん。彼はテレビドラマ初出演だそうです。キャラ(実在の新垣さんと)は全然違っていましたが、真摯で初々しい小池さん演じる新垣さんの姿に心を打たれました。
新垣勉さんは1952年沖縄生まれ。テノール歌手で、牧師。メキシコ系アメリカ軍人の父と日本人の母の間に誕生。生後まもなく助産婦の過ちで劇薬を点眼され失明。1歳の時に両親が離婚。父は帰国。母の再婚のため祖母に育てられる。祖母が母、母が姉と言われて育つが、成長と共に真実を知ることになり、父母、助産婦に強い憎しみを抱く。中学2年の時に祖母の死で天涯孤独に。・・・あまりに壮絶な半生。
「歌という生きる道が見えてきてから、許すことができるようになった・・・」
1ページごとに静かに語られるひとことひとことが重く、涙が出そうになります。悲しみ、喜び、平和への願い。身につまされるようで、それでいて励まされるような、大きく気持ちを揺さぶられる一冊でした。
by tsukinoha
| 2008-01-14 06:33
| 本
S | M | T | W | T | F | S |
1 | 2 | |||||
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 |
24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |
31 |
最新のトラックバック
以前の記事
2013年 10月
2013年 09月
2013年 08月
2012年 05月
2012年 03月
2012年 01月
2011年 09月
2011年 01月
2010年 07月
2010年 06月
2010年 05月
2010年 04月
2010年 02月
2010年 01月
2009年 12月
2009年 11月
2009年 10月
2009年 09月
2009年 08月
2009年 07月
2009年 06月
2009年 05月
2009年 04月
2009年 03月
2009年 02月
2009年 01月
2008年 12月
2008年 11月
2008年 10月
2008年 09月
2008年 08月
2008年 07月
2008年 06月
2008年 05月
2008年 04月
2008年 03月
2008年 02月
2008年 01月
2007年 12月
2007年 11月
2007年 10月
2007年 09月
2007年 08月
2007年 07月
2007年 06月
2007年 05月
2007年 04月
2007年 03月
2007年 02月
2007年 01月
2006年 12月
2006年 11月
2006年 10月
2006年 09月
2006年 08月
2006年 07月
2006年 06月
2006年 05月
2006年 04月
2006年 03月
2006年 02月
2006年 01月
2005年 12月
2005年 11月
2005年 10月
2005年 09月
2005年 08月
2005年 07月
2005年 06月
2005年 05月
2005年 04月
2013年 09月
2013年 08月
2012年 05月
2012年 03月
2012年 01月
2011年 09月
2011年 01月
2010年 07月
2010年 06月
2010年 05月
2010年 04月
2010年 02月
2010年 01月
2009年 12月
2009年 11月
2009年 10月
2009年 09月
2009年 08月
2009年 07月
2009年 06月
2009年 05月
2009年 04月
2009年 03月
2009年 02月
2009年 01月
2008年 12月
2008年 11月
2008年 10月
2008年 09月
2008年 08月
2008年 07月
2008年 06月
2008年 05月
2008年 04月
2008年 03月
2008年 02月
2008年 01月
2007年 12月
2007年 11月
2007年 10月
2007年 09月
2007年 08月
2007年 07月
2007年 06月
2007年 05月
2007年 04月
2007年 03月
2007年 02月
2007年 01月
2006年 12月
2006年 11月
2006年 10月
2006年 09月
2006年 08月
2006年 07月
2006年 06月
2006年 05月
2006年 04月
2006年 03月
2006年 02月
2006年 01月
2005年 12月
2005年 11月
2005年 10月
2005年 09月
2005年 08月
2005年 07月
2005年 06月
2005年 05月
2005年 04月
お知らせ
記事と関連のないコメントやトラックバックは予告なく削除させていただく場合があります。予めご了承ください。