たまゆらデザイン日記

359 若冲の花丸図

台風が近づいているのもさることながら、娘が首にコルセット巻いている状態なので、しばらく外出もお預け。怪我は学校の休み時間に逆上がりの練習していたのが原因。一昨日帰宅後の「痛い」(すでに学校で「痛い」と報告していたらしい)が昨日も続いていたので、朝遅刻させて、とりあえずと気軽な気持ちで夫が病院に連れて行くのですが、レントゲン撮ったら首の骨の咬みあわせがずれている・・・ということでちょこっと慌てました。幸い、ふつうの生活には支障がないということでそのまま学校へ。児童館の先生へは予め電話して事情を説明して学童もいつも通り行かせることに。昨日はしめきり(製版入稿のための修正やらデータ作成)もあったのでどきどきしながら仕事していました。帰宅後は担任の先生から電話がありあれこれ状況のすり合わせ。



東京芸術大学美術館で開催中の「金比羅宮 書院の美」も、しばらくおあずけなので、若冲の花丸図についての思い出話で訪問までの間の序章を楽しみたいと思います。


家に「若冲の花丸図」のうち蓮の花の色校正がおさまった額縁があります。
それは私が20代半ばだった頃のこと。ひとり住まいの恐ろしく殺風景な土壁のアパート。インテリアのことを考える余裕もなかったままでしたが、思い出したように大事にしまっていたままの若冲の蓮花の色校正を取り出します。そしておさまりのよいサイズの額縁を求めて、飾ってみたのです。それは小さな浄土の空間が出現したようでした(ちなみに当時若冲についての私の理解は、青物問屋のボンボンだった、くらいしかなかった)。それから2回転居して、少し色褪せてしまった蓮花ですが、捨てられずに残っています。


印刷所から色校正の入った封を開けると表紙用の若冲の蓮の花がふわっと出てきた・・・その光景が今でも目に焼き付いています。それは「蓮」をテーマにしたある美術系の日記帳でした。「フィルム通りにではなく、描かれた当時の色調を再現するつもりで色は鮮やかに出してください」というのが大先輩のアートディレクターの製版指示でしたが、1回目の校正が色調が鮮やかすぎて軽めになってしまったので、2回目少し緑を落ち着かせた色合いで仕上がってきました。蓮花の白も引き立ってとてもいい感じに。ふつう色校正は用を終えるとさっさと捨てられてしまいます。がそんなこと(捨てる)できるわけない!と、すかさず嬉々として持ち帰ったのでした。今から18年前のことです。


当時の職場の本棚にあった「若冲の花丸図」の赤い布地の豪華本(おそらく今はなき、京都書院)には、たくさんの種の花々が描かれていました。それが高校生の時修学旅行で立ち寄った金比羅さんにあるなんて!とも。

d0009581_6472136.jpg

というわけで伊藤若冲との記念すべき最初の出会い・・・私の場合は「花丸図」なのでした。
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by tsukinoha | 2007-07-14 06:48 | 日本の伝統文化

日々のよろずデザイン観
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