たまゆらデザイン日記

347 川端龍子名作展

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大田区龍子記念館で開催中(〜6/21まで)の、川端龍子名作展「龍子を取り巻く豊かな自然」にぶらっと行ってきました。入館料は200円。

日本で初めて個人で建てられた美術館として龍子自ら設計にかかわったそうです。変わったかたちはタツノオトシゴ。高床式にしたのは、この一帯は昔は海岸も近かく(近くの小学校の校歌に「東京湾をのぞみ見て」とあるくらい)、湿地帯で大水が出ることが多かったから。昔は展示室の中庭にあたる部分をカーテン開け放して作品を展示しており(それも画家の意向だったとか)、行き交うご近所の人がそれを眺めて通る・・・ということをされていたということですが、大田区に寄贈後、空調設備を整え、現在では展示室は暗がりの中(日焼けは作品によくないので)です。

d0009581_7165714.jpg今回は御形荘(アトリエ)、大森にちなんだ所蔵作品からの展示。といっても、自然風景、植物などの画題が中心なので、とても親しみやすい展開になっています。今回でいちばん印象的なのは六曲二双の屏風絵「草の実」。紺地(限りなく黒に近い)に黄金色の草花が描かれ、まるで蒔絵のような美しさでした。小品ながら目を惹いたのは「水中梅」(左画像)。水面に写った梅花の中を泳ぐ鯉。即興的に描かれたものだそうです。
チラシの絵になっている「爆弾散華」がトリ。終戦前の8月13日龍子の家にも爆弾が落ち、その穴が池になっているのですが、爆弾で何もかもが(野菜たちまでもが)こなごなになってしまった・・・という悲しい絵なのだそうです。

ここに来たら、絵を見るだけでなく、目の前にある龍子公園を訪れることをおすすめします。
日に3回(11時〜、13時〜、15時〜)、スタッフのガイドつきで公園内を見ることができます。戦前に建てられたの龍子のアトリエや、宗達(俵屋)の襖絵を立てるためにしつらえられた間のある日本家屋を、静寂な庭の緑とともに満喫できます。一巡して再び絵を味わうのもまた良いものです。疲れたら近くの馬込桜並木入り口のパン屋さんのカフェで一服しましょう。

記念館までは大森駅西口からのバスが便利です。ついでに馬込散策をされるのも一興。三島由紀夫邸がわりと近くにあります。ただ道が複雑なのが難なのと、馬込文士村といっても今はただの住宅街なので・・・。
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by tsukinoha | 2007-06-03 07:23 | 展覧会

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