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たまゆらデザイン日記

345 彬良さんと晃さん(誰でもピカソ)

たけしの誰でもピカソ
こんな先生欲しかった!
宇宙一受けたい授業 誰ピカアカデミー・本日開校!
テレビ東京/2007.5.25 O.A.
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宮川彬良さんがご出演と知り慌てて録画したオンエアを楽しく観ました。
(裏番組「美の壷」をすっかり忘れてしまいました)

ゲストは平原まことさん(&慶応のオーケストラ&ほかプロのリズム隊のみなさん)もご一緒。音楽が大好きになる授業と題した構成で、中でもなるほど〜と感心したのは、童謡についての指南でした。
ざっくりとご紹介します。

2000年以降、音楽の教科書にはポピュラーソングが増えつづけ、姿を消してゆく童謡。それについてはなるべく残していった方がいいという彬良さん。ここでは「鯉のぼり」「こいのぼり」ふたつの童謡に描かれた風景を例に出されていました。こんなふうです。

「鯉のぼり」は雲の波と甍と鯉のぼりの鱗がミルフィーユ(by彬良さん)のように層をなしているのがわかる。またそういった風景が見える立ち位置で描かれている。屋根と雲が見えて、国旗掲揚のように鯉のぼりが上がっていく様子、そういった敬礼って感じの気持ちをリズムで演奏をするという解釈につながる。
「こいのぼり」の方はそういった全体風景ではなく、大きいのと小さいのとがおもしろそうに泳いでいる、接近した見上げたような子どもの視線・・・3拍子で楽しく。
歌詞には絵画、文学いろいろな要素が含まれていること。楽譜だけを追った音と、音楽を奏でるということがどんなに違うか。

個人的な意見ですが、最近のポピュラーソングがあまりおもしろくないと感じるのは(というか聴く気にならない)、一人称が中心のものが多すぎなせいなのかも!?とおもわず思ってしまいました。

そしておなじみの「さっちゃんゴスペルバージョン」。彬良さんのピアノと平原まことさんのサックス。
さっちゃんの3番「遠くへ行ってしまう」引越しとはどこにも書いていない。究極の遠くだったら・・・ぼくのこと忘れてしまうだろうというのは、ぼくはさっちゃんのこと忘れないよという行間が見えてくる・・・・そこからアレンジしてくれ〜という波が押し寄せてくる・・・(妄想ですけどね。彬良さん談)。

さて、本編が終わった後、最後の5分程度のコラムで平成を代表する絵師・山口晃さん(現代のアーティスト?画家?のなかでいちばん好きな方かも)がレイザーラモンと、しかも応援団コスプレ登場したのにはびっくり!最近はじまったレギュラーらしいです。お題は「コピー」で尾形光琳の「燕子花図屏風」の話でした。日本美術に賢明な方でしたら、光琳は呉服屋のボンボンで着物の型紙が「燕子花図屏風」の型の発想につながった・・云々の話は承知よ〜というところですが、不意打ちでパッと入ってこられてやられた〜という感じでした。朴訥なしゃべりの山口さんが素敵(おもしろい!)。このコラムだけでも毎週観たいかもしれません。



by tsukinoha | 2007-05-27 06:51 | シネマ&TV

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