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たまゆらデザイン日記

313 シュタイナー学校いよいよはじまる

昨日は久々に現場の仕事でした。
今日のオープンのための案内版を至るところに設置をしたのです。
自治体が戸建て住宅開発を行う一角に建設したその高齢者支援付き共同住宅は、都心から南へ数10kmの郊外の街にあります。地域ぐるみで生活を支援しあう試みのこの建物は1階は高齢者の方が「通い」や「泊まり」が利用できる在宅介護を支援するはたらきをもち、2〜3階はふつうの賃貸です。が、この賃貸入居者には条件があり、困った時はおたがいさまを実践できる方というふうにされており、そのための面談があります。

先週必死に調整していた図面は、お披露目のための内覧資料のパンフになり、外階段には先週発注した2000×3600の横断幕、玄関には企画立ち上げ時に作成したロゴが木彫りの表札になっていました。しかしながら関わってくるスタッフの重みや、今後多様化するであろう高齢者の生活が、他人事ではなく、私たちすべてに帰ってくるということへの大きさは、私が仕事としてかかわっている部分が、ほんとうにささやかなものでしかないことがわかります。いや、だからこそ、社会とデザインとの関わりをデザイナー自身がもっと勉強しなければならないのだと思います。

一方、昨日のY新聞に、子安美知子さんの記事が掲載されていました。以前このブログで取り上げたシュタイナー学校ですが、いよいよ本格的に活動のもようです。来年4月に開校を目指して、小中高一環とする予定だそうで、さらには周囲に福祉施設、農場を整備する計画があるそうです。36年間温めてこられた構想がやっと実現の段階に入ったということで、今後どのような展開になるのか注目したいところです。また、シュタイナーであれ何であれ、実際に通えなくとも、まずは自分のまわりからできることを少しづつ・・と、常に考えていければとも思います。



by tsukinoha | 2007-02-17 11:18 | 社会

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