たまゆらデザイン日記

303 ミルトン・ナシメント

d0009581_744644.jpg ミルトン・ナシメント
『ミルトンス』
1988   
Milton Nascimento (vo,g) 
Herbie Hancock (p) 
Nana Vasconselos (per)



ずっとあとの時代から振り返ってみた時に、おそらく人々は二十世紀こそが初めて大衆が自分達の音楽を発展させ、しかも国際的に交流が始まり、その中で、特に黒人のリズムや表現が世界的に強い影響力を持った時代と規定するかもしれません。(小泉文夫『日本の音』より/1977年)
黒人の音楽とともに同じくらい忘れてならないのがラテンアメリカ(インディオと黒人)の音楽なのだそうです。

「ブラジルの心」「ブラジルの声」。国民的英雄大ミュージシャンのミルトン・ナシメントは、1942年リオ・デ・ジャネイロ生まれ。幼い頃母を亡くしたが(父親はいなかったらしい)、母親の勤め先の一家に引き取られ(その後ミナスに移動)、実子と同じ様に愛情をそそがれて成長。14歳の時にはじめて手にしたギターがきっかけで音楽への道を歩むことに。

ブラジル本国にみならず、ジャンルを越えて多くのミュージシャンに影響を与えている存在だが、ハービー・ハンコックとの出会いが大きなきっかけだった。68年に新婚旅行でリオを訪れたハービーが「あまり知られていないが才能ある音楽家」・・ミルトンに連絡を取り、ミルトンの音楽に惚れ込んだというのがいきさつだという。一方、マイルス・デイヴィスを崇拝していたミルトンにとって、マイルスバンドのハービーも同様に雲の上の人だった。以後ハービーは、ミルトンのアメリカに進出のアルバムとなった『Courage』(68)、世界的にその名を知られるきっかけになったウエイン・ショーターの『Native Dancer』(74) などかかさず参加してきたという経緯がある。
『ミルトンス』はハービー・ハンコック、ミルトンと同じアフロ・ブラジリアンの感性を持つパーカッションのナナ・ヴァスコンセロルを迎えてのアルバム。

はじめてミルトン・ナシメントを聴いたのがこのアルバム。「すてきな音楽があるんだよ」と夫が(その時はまだ結婚していなかったと思う)教えてくれたのがきっかけです。今までに聴いたことのない不思議なボーカル(ひとつの美しい楽器・・・南米の心を詠っている歌詞)にいっぺんでとりこになりました。すぐれたアルバムが何年経て味わいが深くなるように、ミルトンの音楽も色褪せることがありません。ハンコックのピアノも美しい。
現在廃盤になってしまっているのが非常に残念です。
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by tsukinoha | 2007-01-21 07:09 | 音楽

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