023 義経展
GWの前の4月のある休日。半日フリーになることができたので、一人で出かけさせてもらいました。東京の城南地区から東京湾をぐるっとまわって千葉に出るのには、品川駅から横須賀-総武線の快速に乗っても1時間はかかります。到着した千葉駅から徒歩だと15分くらい、行き先は千葉市美術館です。
昨年の「新選組!」に引き続いて「義経」と、大河ドラマを続けて観るなんて何十年振りのこと。その企画展ということもありますが、居住地から遠い千葉市美術館にわざわざ出かけるのは、好きな美術館だからでした。
1998年の「曽我簫白展」(三重県立美術館へ巡回)へ出かけたのが最初で、その当時は『奇想の系譜』の復刊(ちくま学芸文庫)で知られる辻惟雄(つじのぶお)氏がここの館長をされていました。板橋区立美術館もそうですが、そこを運営していらっしゃる方々の特色が良く出ているものなのだな、と素人ながらも感じます。それは博物館や美術館に限らずと思いますが…やはり何事も人ありきということでしょうか。
義経そのものだけに留まらず、源氏、平氏、奥州藤原氏にゆかりの品々も展示されるとあって、かなり見応えのある展覧会です。個人的には厳島神社の平家納経を間近に出来て感動しました。
時代が下り、さまざまな義経像が登場していくなかで、ゆるやかにしかし加速度的に義経が英雄化されていくようにも感じました。伝説は伝説を呼ぶ、そんな気がしてきます。
そして、伝えるということの、今日のもののあり方(通信)はどうなのだろうかと、ふと思ってみたりします。
しかし、義経と何の縁(ゆかり)もなさそうな千葉で開催とはおもしろいものです。兵庫や岩手はわかるんですけれどね…。
義経展
【千葉展】千葉市美術館 4月15日(火)〜5月15日(日)
【兵庫展】兵庫県立歴史博物館 5月28日(土)〜7月10日(日)
【岩手展】岩手県立博物館 7月23日(土)〜9月4日(日)
昨年の「新選組!」に引き続いて「義経」と、大河ドラマを続けて観るなんて何十年振りのこと。その企画展ということもありますが、居住地から遠い千葉市美術館にわざわざ出かけるのは、好きな美術館だからでした。
1998年の「曽我簫白展」(三重県立美術館へ巡回)へ出かけたのが最初で、その当時は『奇想の系譜』の復刊(ちくま学芸文庫)で知られる辻惟雄(つじのぶお)氏がここの館長をされていました。板橋区立美術館もそうですが、そこを運営していらっしゃる方々の特色が良く出ているものなのだな、と素人ながらも感じます。それは博物館や美術館に限らずと思いますが…やはり何事も人ありきということでしょうか。
義経そのものだけに留まらず、源氏、平氏、奥州藤原氏にゆかりの品々も展示されるとあって、かなり見応えのある展覧会です。個人的には厳島神社の平家納経を間近に出来て感動しました。
時代が下り、さまざまな義経像が登場していくなかで、ゆるやかにしかし加速度的に義経が英雄化されていくようにも感じました。伝説は伝説を呼ぶ、そんな気がしてきます。
そして、伝えるということの、今日のもののあり方(通信)はどうなのだろうかと、ふと思ってみたりします。
しかし、義経と何の縁(ゆかり)もなさそうな千葉で開催とはおもしろいものです。兵庫や岩手はわかるんですけれどね…。
義経展
【千葉展】千葉市美術館 4月15日(火)〜5月15日(日)
【兵庫展】兵庫県立歴史博物館 5月28日(土)〜7月10日(日)
【岩手展】岩手県立博物館 7月23日(土)〜9月4日(日)
by tsukinoha
| 2005-05-08 06:32
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