たまゆらデザイン日記

285 はじめての七宝

昨夜の美の壷は七宝でした。
1週間前に親子で七宝焼きに参加してきたばかりだったので、放送を楽しみにしていました。

娘はもちろんのこと、私自身、七宝焼きを体験したのははじめてです。いつも学童保育でお世話になっている児童館の行事の一環で、参加は6〜7組の親子での少人数。子どもはブローチ(りんごまたはぶどう)、親の方はスプーンの飾り部分で、料金は材料費のみの252円。児童館の先生が教えてくださいました。
釉薬の色見本を見ながら仕上がりのデザインのスケッチを描いてスタート。次に銅板を洗浄材で洗ったあとに釉薬をのっけていくのですが、この案配加減が大変でした。出来上がると専用の機械で800℃で焼きます。焼き具合は先生がみてくださいました。熱を冷ました後にブローチはブラシを使って水でゴシゴシ。スプーンの方は際をヤスリでゴシゴシ。正味1時間半でしたがなかなか楽しいひとときでした。

七宝の釉薬はガラス質の原料に金属などで色を出したものだそうです。「赤い色は難しいのでなるべく違うのにしてくださいね〜」と先生がおっしゃっていました。赤い色は熱を通しやすいからなのかな〜?などと思っていましたが、番組で赤透(あかすけ)という透き通るルビーのような七宝が珍重されたと出ていて、「!」と思いました。もちろん教室などで使用されるふつうの赤とは違うと思いますが、赤透のその美しい色を出すには熟練した職人技を要して、とても難しいのだそうです。

刀の鍔などに用いた七宝は武士階級の没落とともに消えゆく運命だったところ、幕末尾張の国の一人の職人の手により蘇りました。そして明治に入って急速に発展していったそうです。19世紀後半の万国博覧会〜ジャポニスム〜アール・ヌーヴォーへつながるわけですね。ところが工芸品は美術品ではないということで、絵画などと比べて正当な評価を得られなかった・・・と、そこからまたびっくりするような技術・・金属線を残さない無線七宝が誕生したということです。

それにしても七宝で細密画やぼかしをやってしまうなんて信じられません。スプーンの飾りであたふたして抽象画になってしまったような自分には、ひれ伏すしかないようです(笑)。
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by tsukinoha | 2006-11-25 16:46 | 子ども

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