たまゆらデザイン日記

275 愛のエルミタージュ

昨晩放送の「女帝エカテリーナ愛のエルミタージュ」。
ついつい観てしまいました。

世界三大美術館のひとつ、エルミタージュ美術館。現在、東京都美術館にて「大エルミタージュ美術館展」が開催中。これまでもエルミタージュの数々のコレクションが展覧会で来日しているようですが、私が「エルミタージュ美術館展」に行ったのは、かれこれ20年くらい前。国立西洋美術館で開催された展覧会でした。

ドイツの片田舎の貴族の家からロシアの皇太子に嫁いだゾフィー(幼名)はロシア正教に改宗して名をエカテリーナに改めます。後に皇帝となった夫はクーデターで失脚、女帝となったエカテリーナ。エルミタージュ美術館の発祥は、本来は女帝エカテリーナ専用の美術館で、「エルミタージュ」はフランス語で「隠れ家」という意。

思い出すのは、日本人で唯一人、エカテリーナに謁見した大黒屋光太夫の話。1992年公開の『おろしや国酔夢潭』(原作:井上靖)ではエルミタージュ宮殿のロケで話題になりました。おろしや国=ロシアのことです。故郷の伊勢から江戸に向かったはずの大黒屋光太夫の船は嵐で遭難。7ヵ月の漂流の後に船が辿り着いたのはアリューシャン列島の小島。生きて日本に帰還できるというのは皆無だった鎖国時代。(いかなる日本人も国外に出てはならぬし、一旦出たら帰国してはならぬとの禁令・・1635年)そんな時代のさなかではあったが、光太夫はくじけず、精力的に動き、ペテルブルクの社交界でたいへんな名士にまでなってしまう。それもこれも故郷へ帰るため。運命的な出会いをした博物学者ラックスマンの協力のもと、女王に帰国の嘆願書を3度出すも返事がもらえず、最終的には直々にエカテリーナに帰国願いを申し入れ、帰還することが叶った・・・漂流から9年を経て、奇跡の生還を果たした江戸時代の一漁師の本当にあった話。

さて、番組の方です。
表題がほのめかしているように、エカテリーナと年下の臣下ポチョムキンとの禁断の愛を辿るという内容でした。1062通にのぼるエカテリーナの恋文は、およそ200年にわたって長く封印され、近年発見されたものだとか。そんな壮絶な秘密の恋があったという事実だけで驚きです。
しかし・・・。
芸能人ナビゲーター中心の番組。どうしても壮絶な秘密の恋の演出には軽るすぎます。ラストが女優のビキニ姿じゃね・・・。
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by tsukinoha | 2006-10-25 21:28 | 随想

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