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たまゆらデザイン日記

271 武満徹 新刊本

ちょっと小銭が入り用になったので、どうせなら・・と、購入しようと思っていた新刊本を求めに、昼休みに書店へ行きました。
そこで見つけてしまったのが武満徹の特集本。
中身もよく確かめずに即購入。衝動買いなんて久し振り!なにせ1册しかなかったので・・。
ビジュアルで魅せる芸術新潮2006年5月号(SOLD OUTだそうです)と比べて、こちらは文章で魅せる武満さん。武満さんを読むことが大好きな人は要チェック!実娘の真樹さんのエッセイ、小沼純一のインタビュー、青山真治×大友良英の対談ほか、谷川俊太郎やD.シルヴィアンとの過去の対談や、瀧口修造や吉増剛造らのエッセイ、武満作品集(エッセイ)からの抜粋などいいとこどりです。

271 武満徹 新刊本_d0009581_6295668.jpg9月20日発行なので、まだ手に入りやすいのではないかと思います。河出書房新社〈KAWAIDE 道の手帖〉より。
A5判平綴じカバー仕様/192頁、1,200円。







最近観た新日曜美術館の過去を振り返るシーンで、ルドンの絵(〈眼を閉じて〉だったか)を語る武満さんがいました。
こぶしを握り締めて淡々と力強く語られているお姿を拝見したのです。

(ルドンの絵について)見えないものを見たい・・・というように、僕も最初の聞き手として聞こえていないものを引き出したい。音を組み合わせて音楽をつくるのではなく・・・。

ここに武満徹の音楽への神髄が込められているようでした。
武満さんに触れると、耳が、音が、聞こえるというのはどういうことなのか、を、いつも考えさせられます。



by tsukinoha | 2006-10-14 06:40 |

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