たまゆらデザイン日記

266 今年の名月

10月になりました。
中秋の名月、今年は10月6日が陰暦の8月15日にあたります。しかしですよ、満月は翌日の7日だそうです!これは旧暦の1日(ついたち・・・新月の日)の決め方と実際の月の軌道(正円ではない)にずれがあるからだそうです。なんかややこしいですね。
ややこしいと言えば、昔の太陰太陽暦です。太陰暦(月の満ち欠け)を使用しつつ、太陽暦・・1年を二十四に分けて(二十四節気)季節の分かれ目を示す工夫をしていた・・・これは主に農の関係からくるものだということ。原形は中国ので現在でも太陰太陽暦のことを「農暦」と呼んでいるそうです。
ともあれ日本では明治5年12月2日までこの旧暦を使っていました。おおらかで臨機応変な暮らし振り、そして自然に寄り添っていた生活ということが感じられますね。

ところで、サマータイムというのは現代人の私(たち)にはなかなか馴染みがないものですが、時計などなかった時代は人は不定時法で生活していました。月のかたちを見て日付けが分かり、太陽の位置を見て時間を読む。そう、天体が時計だったのです!現代でも使われている「おやつ」の時間の「おやつ」とは、正午の九ツから暮れ六ツの間の午後の八ツの時間を指しています。

   お江戸日本橋

   お江戸日本橋 七つ立ち
   初のぼり
   行列そろえて
   アレワイサノサ
   コチャ 高輪
   夜明けて 提灯けす
   コチャエ コチャエ


参勤交代のお務めを終えた大名行列が、京都三条大橋へ向けて東海道五十三次を上方へのぼる様子を歌った歌です。日本橋を出たのが明けの七ツの時間。冬場は旅には出なかったそうなので、夏の七ツの時間とは、およそ午前2時〜2時40分!高輪まできて夜が明けて提灯(ちょうちん)消すってことだったと、最近まで知りませんでした〜。


d0009581_630257.jpg参考文献
大江戸生活体験事情 
石川英輔、田中優子
2002年 講談社文庫
現代人の百分の一のエネルギー消費で生活をしていた江戸時代の人たち。
石川氏と田中氏が実際に不定時法、行灯、毛筆、着物・・暮らしを通じて江戸人の知恵や伝承、生活を楽しむ工夫をまとめた体験記。
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by tsukinoha | 2006-10-01 06:31 | 随想

日々のよろずデザイン観
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