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たまゆらデザイン日記

213 プラド美術館展(に行きたいな)

行きたいけれどおそらく行けないシリーズ(?)です。

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プラド美術館展
スペインの誇り 巨匠たちの殿堂
上野・東京都美術館


先週、Y新聞で5回に渡って、「プラド美術館展」私の一枚と題して、著名人がお気に入りを紹介していました。緑字は見出しです。

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第1回 村治佳織さん(ギタリスト)
「マグダラのマリアの被昇天」アントリーネス
マリアの人間味感じる

第2回 赤坂泰彦さん(DJ)
「ヴィラ・メディチの庭園、ローマ」ベラスケス
映画のロケに行く感じ

第3回 阿川泰子さん(歌手)
「魔女の飛翔」ゴヤ
遠い日 恐いのに釘付け

第4回 祖父江慎さん(グラフィックデザイナー)
「ボデゴン:風景のなかの西瓜と林檎」メレンデス
味わえそうな瑞々しさ

第5回 松本志のぶさん(日本テレビアナウンサー)
「エル・エスコリアルの無原罪の御宿り」
優しさに包み込まれそう

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ビジュアルがないと、わかりずらいですね。言葉で想像してみてください!

チラシの絵は「アモールと音楽にくつろぐヴィーナス〈ヴィーナスとオルガン奏者〉」ティツアーノ、1555年頃。新聞記事のお蔭で展覧会のチラシは祖父江さんのデザインということが判明しました。ブックデザインを手がけている割合が多いなか、チラシは新鮮に感じました。じゃぁカタログは(デザインは)誰なんだろう・・。という不埒な理由で足を運んでみたくなります。
こういったイベントもののデザインは、ポスターなど大型なものからチケットの小物、カタログまで、本来トータルでデザインを手掛けるべきなのに、昨年の北斎展のように統一されていないこともたびたび見受けられ、がっかりすることがあります。
視覚的印象は強いもの。さまざまな事情は承知の上での意見ですが、小手先のカッコよさばかり追わないで、全体を観てほしいものです。

さて、展覧会は6月30日までの会期が7月2日までに延長になったそうです。
「その質感の描写は、見ているだけで、思わず口の中に西瓜の味が広がる〜(中略)〜印刷物では再現できない瑞々しさ(西瓜)をぜひ本物で味わって」と祖父江さんに言われると、かなり惹かれるものがありますが・・「魔女の飛翔」も実物観てみたいし・・と、プラド美術館展にも行きたいけれど、ぽ〜んと飛んでスペインに行ってみたいもの。(どうでもいいことですが、高校生の時のバイト先のパン屋の名は「マドリード」)

ヴィクトール・エリセ監督の「ミツバチのささやき」観て。
チック・コリアの「スペイン」聴いて。憧れで終わるのかな・・。
前記事の続きになりますが、アメリカのクロスオーバー音楽の原点として、チックはガーシュインの名を上げていました。「ラプソディー・イン・ブルー」はクラシックとジャズ・ブルースの融合の結晶のような曲だったとは・・いやはや知りませんでした。さらにチックは、今度はスペインのフラメンコギタリスト、パコ・デ・ルシアと(再び)やるとも言っていました。楽しみです。



by tsukinoha | 2006-05-27 12:07 | 展覧会

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