たまゆらデザイン日記

202 花鳥 愛でる心、彩る技〈若冲を中心に〉第2期

連休中の5月4日に行ってきました。「花鳥 愛でる心、彩る技〈若冲を中心に〉」第2期。
JR東京駅で下車して、皇居方面までテクテクと。
気持ちのよい五月晴れの日だったので、皇居周辺を自転車で廻っている人たちも多かったです(この辺はマニアが多いそうです)。
三の丸尚蔵館はほどよい込み具合でしたが、小さい会場なのでそれほど苦ではありませんでした。

さて、出かける前にプライス氏のブログを見てしまったからいけません。「動植綵絵」全30幅のなかでどれを好きか?と聞かれたら、この絵も候補に上がるかな?と思っていた「菊花流水図」、プライスさんが若冲のなかでいちばん好きだ!しかも、世界中の絵画のなかでいちばん好きと言っても過言でない!とおっしゃっていたからです。先入観が目を曇らせるのではと、おそるおそるの訪問。それにしても若冲はいい方に愛されたものです。


d0009581_5511397.jpgしかし案ずることはなく・・・。
前回も同じことを言いましたが、とにかく思っていたよりもでかい!そのせいもあってか、大胆な白菊と流水の意匠にただただ圧倒されました。和菓子のように整った花弁の菊花。うねるように画面からはみだした流水を横切るように折れ曲がった象徴的な菊の茎があることで、流水と菊との距離感を知るわけですが、無重力空間に浮かんだ不思議な光景とでも言ったらいいでしょうか、図案化される寸前の光景とでも言ったらいいでしょうか。書きたいものを強調して書く、現代漫画に通ずる空間認識をここにも見たような気がしました。


「菊花流水図」は、白菊水の伝説をモチーフにしているのではないかと思われます。
“白菊の翁(仙人)”は言いました。
「この地に日照りが続き、稲がかれるようなとき、私の愛でた白菊の露のひとしずくから清水が沸き出すであろう」



d0009581_5514310.jpg同日展示に狩野高信筆「紅白桃・緋桃図」という絵がありました。宮内庁・三の丸尚蔵館所蔵で「桃花」を描いた絵があることを発見。やまと絵の春の花の画題で、「桜花(おうか)」に比べて「桃花(とうか)」を描いたものはごく僅か。「桃花」を描くというのは江戸文人趣味の流れが背景に漂うのでは・・と指摘できると思いますが、今回の展示の「桃花小禽図」を残している若冲も、おおいにその影響を受けていると言えます。(その辺りのことはまた別の記事に書きます)もうひとつおもしろかったのは、「動植綵絵」に並ぶように展示された、円山応挙「双鶴図」。ほぼ「動植綵絵」に近い寸法。「梅花群鶴図」(右の画像)と見比べるように味わうことができ、とても贅沢な気分になりました。もうひとつ注目は「棕櫚雄鶏図」の鶏と「梅花群鶴図」の鶴の大きさがほぼ同じであること!1枚の絵に対する絵師・若冲の目線のおもしろさを感じました。



一緒に行った娘は一連の絵の“まちがいさがし”(鳥は何羽いるのか/今回の「動植綵絵」6幅には、絵のどこかに必ず鳥がいます)をして喜んで?いました。

さて、休日中「紙ちょうだ〜い」と言って娘は毎日日記なるものを書いていました。
この日は・・・
d0009581_552887.jpg

えお(を)みにいって えき(赤煉瓦の東京駅)がすごかった!!そうな・・。
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by tsukinoha | 2006-05-08 05:58 | 展覧会

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