たまゆらデザイン日記

195 「若冲と江戸絵画展」にさきがけて

今年7月4日〜8月27日まで東京国立博物館で開催予定の
「若冲と江戸絵画展」に先駆けて、コレクターのプライス氏自身が執筆されているブログがはじまったとの情報をこちらで得ました。

そんな折、先日、近所の古本屋さんで、プライス氏の取材が掲載されている
『和楽』2004年9月号を手に入れることができまた。(300円也)
以下特集の目次です。

特 集 若冲という“衝撃”
      自然と響きあい、その彼方を見つめ続けた江戸の天才絵師は、
      ひとりのアメリカ人によって見出された
第一章 日本美術コレクター、ジョー・D・プライスさんをロス現地取材
      若冲に出合い、私の人生は決まった。
第二章 プライスさんも恋い焦がれる皇室御物『動植綵絵』という宇宙
      若冲、その驚異のまなざしを俯瞰する
第三章 江戸時代から現代まで、若冲探訪 

いまの若冲ブームの最大のきっかけは、没後200年、京都国立博物館での「若冲」展だと言われています。
プライスさんと若冲との出会いは1953年。東洋美術のコレクターの友人について入った古美術商。店の奥に掛けられていた一枚の白黒の絵からどうしても目が離せなくなった・・後にそれが伊藤若冲という江戸時代の画家の『葡萄図』と分かるものの、その間にも、若冲と知らずにすでに何枚もの絵を手に入れていたのだそうです。

若冲は、絵の対象を決して写実的に描いてはいません。しかし私は若冲の絵の中に自然を見つめ尽したからこそ表現できた、その咲きに潜む生命や自然というものの、目に見えない本質を見たのです。(『和楽』インタビュー記事より抜粋)

コレクションをはじめた頃の60年代当時は、日本での江戸絵画の不人気ぶりをプライスさんは嘆いておられたそうです。40年あまり過ぎて価値観も一変。まったく我々は何をしているのでしょうか。江戸絵画を愛し、大事にしてくださった異国の方々に感謝せずにはいられません。

この『和楽』の取材が入っている時点で、2006年の「プライス・コレクション」の日本での公開は決定されていました。より多くの人にこの美しさを知ってほしいと願うプライスさんは、50歳で父親から譲り受けた石油パイプラインの会社を兄に譲り現役を引退。ロサンジェルス群立美術館に併設の日本館の建設、あらゆるサポート体制を確立していくなど、コレクターとしての活動に専念されているそうです。

さて「若冲と江戸絵画展」の方は、1年かけて、東京、京都、福岡、名古屋で開催。一度にすべての作品が里帰りするのは、おそらくこれが最後になるだろうと言われている展覧会・・ということです。

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江戸時代好き、絵画好きでなくとも、
見逃すわけにはいきませんよね?


表紙
伊藤若冲『葡萄図』部分/エツコ&ジョウ プライスコレクション
青磁茶碗 銘馬蝗絆/東京国立博物館

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by tsukinoha | 2006-04-24 22:10 | 展覧会

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