人気ブログランキング | 話題のタグを見る

たまゆらデザイン日記

173 眼の冒険

173 眼の冒険_d0009581_21554058.jpg
眼の冒険
デザインの道具箱
松田行正
紀伊国屋書店
2005年




前記事で紹介した『デザインの現場』no.145(2006年2月号)デザインと社会の項目にセレクトされていた1册。先日、早速、図書館で見つけました。
『デザインの現場』の現AD(TVでよく言う、アシスタントディレクターではなく、グラフィックデザインにおいてはアートディレクターのこと)でもある松田行正氏の、本誌に連載していたコラムdesignscape(1997年4月号〜2004年4月号。コラムは現在も続行)の単行本化。自らが著者であり、ブックデザイナーであるという、何ともうらやましい本。
デザインの道具箱という副題にあるように、おもちゃ箱のようにちりばめられた、多様な内容は図版満載で、眺めているだけでもおもしろい。(例えば、「直線の夢」ではクレー、流線形のバス、広重の雨・・・なんていう具合)コンテンツである論点を掘り下げる書というよりは、一(いち)デザイナーの視線を感じる本です。
もちろん専門職でない人にも、おすすめ!


「似ていること」に感心を持ってから大分経つ。きっかけは1978年に出版された松岡正剛編『遊1001相似律』(工作舎)に触れたときからだった。(はじめにより)


『遊1001相似律』。1年ほど前、ひょんなことから、たまたま『遊』の話になって、現職場の編集畑の方から、この貴重本を見せていただけるという機会がありました。ひと世代上の編集に足を踏み込んだ方たちにとっては、『遊』はステイタスだったと聞かされます。
本書『眼の冒険』108頁でその表紙を見ることができます。




by tsukinoha | 2006-03-07 22:04 |

日々のよろずデザイン観
by tsukinoha
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

最新のトラックバック

お知らせ

記事と関連のないコメントやトラックバックは予告なく削除させていただく場合があります。予めご了承ください。

検索

ブログジャンル

画像一覧