たまゆらデザイン日記

146 南総里見八犬伝

干支にあやかってなのでしょうか。2、3日に放送された『里見八犬伝』。
今年の私の初ドラマでした。

『里見八犬伝』は随分前に映画がありました(未見)が、もっと遡り、昭和40年代のNHKの人形劇が鮮明に記憶に残っています。
辻村ジュサブローの人形、語りは坂本九。毎日楽しみにしていた私の子供時代。南総は千葉の南端ですが、自分が千葉に住んでいるということが拍車をかけ、ワクワクしていたものです。

『南総里見八犬伝』は、言わずと知れた、江戸時代後期の戯作者、滝沢馬琴の原作。
執筆途中に両眼が失明したにもかかわらず、息子の嫁に文字を教えながら口述筆記で完成させたという『南総里見八犬伝』は、28年の歳月をかけての大作。仁義の戦いをもって関東一帯に平和をもたらそうとする長編ドラマ。

舞台は室町中期の戦乱の世、房総の南端、安房国。贅沢三昧をしていた武将が里見家に倒され、その愛妾玉梓(たまずさ)も打ち首の刑に処せられる。しかし最期の言葉は「末代までたたってやる」。富山にこもった里見家の娘・伏姫は玉梓の亡霊に「呪いの犬の子をはらんでいる」と不吉なことを告げられるも、伏姫は呪いを打ち払うかのように自害。伏姫の腹からは八つの玉、「仁」「義」「礼」「智」「忠」「信」「孝」「悌」(仁義八行)が飛び出し、関東一円に散ってく…。

さて、ドラマの方は、思いがけず楽しめました。「勧善懲悪」「因果応報」、加えて最近の言葉で言うならば、「スピリチュアル」が織り成す、大エンタテインメント。伏姫の仲間由紀恵、「孝」の玉を持つ八犬士の中心人物的存在、犬塚信乃を演じる滝沢秀明は、はまり役だったと思います。ワダエミの衣装も良かった。
現代風にアレンジされた『里見八犬伝』で印象に残ったのは、時代は変わっても戦いを繰り返すこの世であるが、愛する者のために希望を捨てずに生きよというようなセリフによるメッセージ性が目立ったこと。
昔の人形劇はもう少しカラッとしていたように思います。
実際に滝沢馬琴の原作を読んだわけでないので、何とも言えませんが、解釈によって物語の受け止め方もずいぶん変わる、ということが言えそうです。

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by tsukinoha | 2006-01-04 13:16 | 随想

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