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たまゆらデザイン日記

135 ぬり絵も文化!

子どもはぬり絵が大好きです。
既製のものでなくとも、鉛筆などでを描いては「塗れ」と迫られ、塗りたいから「絵(線画)を描いて」とせがまれるのが最近の日常。色鉛筆をナイフで削ると何故か心が落ち着く私ですが、気がつくと娘が真似してナイフを握って色鉛筆を(こわ〜っ)削っていたのでどっきりというのも日常。

さて、弐代目・青い日記帳さんのところで、以前から気になっていた、大人のぬり絵が紹介されていたので、私も便乗。
夏頃に店頭で見かけたときは、花鳥画やボタニカルアートだけだったと思ったのが、先日書店で見た時は種類が増えていました。どうも版元も一ケ所でないようです。名画、浮世絵、ステンドグラス…。値段も900円台〜1,000円台くらいでお手ごろ。(というわりには、まだ手に入れてませんが)脳が活性化するなどと謳われていますが、手先を使うこと、集中して作業することで頭スッキリ!というのはよくわかります。私も版下作業に没頭した後はスッキリしたものです。PCオンリーだとモヤッとしますね。
次どんなシリーズが出るのか楽しみです。

数カ月前の新聞で、ぬり絵は文化だというような内容の記事がありました。「きいちのぬりえ」の蔦谷喜一さん関連のものだったと思いますが、(大正生まれの蔦谷喜一さんは、今年の2月に老衰で91歳の生涯をまっとうされたそうです)私の記憶によると、近代ヨーロッパにおいてのぬり絵は、車内などで騒ぐ子供達に与えた遊びとして定着していたと、ありました。

そういえば「文化」とはを明治期に「カルチャー」を訳したものですが、culturerにはもともと育むという意味があるそうですね。ぬり絵は文化と聞くと、なにやら奥深い感じがします。
ぬり絵美術館というのも存在します。

さて、ぬり絵シリーズ、企画した人は偉い!と思いつつ、Illustratorでトレースしたのか、アナログでトレースしてスキャンして製版でラインで撮ったのか、いずれにしても線画を製作した人たちもなかなかの労力だったかと思います。

あるとき、ふと思い立って、アニメ絵を線画化したらどうなるかと思ってIllustratorでトレスしたものの、あまりおもしろくないか〜と思って未完のままの画。ぬり絵替わりの画像にこれを…。

135 ぬり絵も文化!_d0009581_5305299.jpg




by tsukinoha | 2005-12-10 05:33 | 芸術全般

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