たまゆらデザイン日記

117 浮世絵版画の近代

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今日はローカルな話題。
「文化の日」ということで、地元の大田区立郷土博物館(特別展の作品紹介で画を見ることができます)で開催中の「特別展・高橋松亭(弘明)版画の世界」に行って参りました。
自転車で5分ほどです。しかも無料です(ここはたいてい無料です)。客層はほとんどが中高年といった感じだったでしょうか。

今日は「版画に生きる川瀬巴水(かわせ・はすい)」の映像が見られるという日でした。
昭和31年に製作された42分の記録映画。当時国内ではできなかったカラーフィルムの現像をアメリカで行い、出演者が後から声を入れる(当時の映像記録の方法)という段になったときには、残念なことに巴水は亡くなってしまったので、版元の旦那が巴水の声の替わりをつとめたそうです。絵師自身の風景のスケッチ、版木を彫師が、刷りを摺師がの、伝統的な木彫りの版画の手法の記録。映像は保存の状況からか、最近まで観ることができなかったところ、江戸東京博物館でのデジタル解析か何か(ちょっと曖昧ですみません)で蘇ったそうです。モノ自体はかなり粗い画像でしたが、昭和の広重と謳われた巴水の姿や、版画が出来上がる行程を見ることができる貴重な映像でした。
他に11月13日・27日/12月4日いずれも日曜日。午後2時から
渡邊木版美術画鋪の職人による木版画摺師の実演日は下記の日程。
11月6日・20日いずれも日曜日。午後1時から4時30分まで

明治37年、日露戦争を描いた作品を最後に途切れた江戸の技術(絵師・彫師・摺師の協同作業)を復興するため、自ら版元に立ち上がった渡邊庄三郎が、資金調達として海外への輸出用にと複製版画とともに最初の絵師として起用されたのが高橋松亭(のち弘明に改名)でした。版画絵師としてもっとも充実していた時期を大田区の中央(現住所)付近で過ごしたと考えられているそうで、それが今回の展覧会につながったのだと思われます。
作品のほとんどが個人所蔵なので、人目に触れる機会も少ないものと思いました。はじめて見るこの高橋松亭という絵師の美しい浮世絵版画の数々を、間近で堪能してきました。

さて、版画なのでよ〜く似てるけれど微妙に違う作品というのが存在します。
数作品が2点ずつ比較で並べられており、すかさず娘は「まちがいさがし、する!」とはりきって、周りの人に笑われました。
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by tsukinoha | 2005-11-03 21:21 | 展覧会

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