たまゆらデザイン日記

064 子育て支援講座-2

第2回 絵本の選び方と与え方について

講師:佐藤滋氏(福音館書店「母の友」編集長を歴任し、現在「科学書」編集長)
7月23日 9:30〜11:00 大田区内の保育園で

絵本とは行きて帰りしものがたりだ、と、佐藤滋氏はおっしゃいました。
絵本のパターンとして、はじまりとおわりの場面が同じような場所、視点で描かれているものが殆どであることを指摘されながらの話しです。行って、帰ってくることとは、子どもが創作の世界へ行って、現実に帰ってくること。もっと広く言えば、園に行って、家に帰ってくること。帰ってくる場所が安定していると、英気を養った子どもは再び元気に出かけることができる。家では仮面を外す場でもあるというわけで、園ではしっかりできるのに、家に戻ると急にあまったれになる我が子の行動も、妙に納得してしまいました。

子どもは何故絵本を読んでもらいたがるのか。
大好きな人の声が聞けるのは嬉しいことであること、それは心を通わせることでもあること。

・ゆっくりと読む
・いつもの調子で読む
・感想は聞かない
・毎日絵本を楽しむ

佐藤氏が挙げる絵本を読むときのポイントです。

大好きな人の声でお話を聞きながら、子どもは絵を読んでいるという。絵本は演技過剰になってはいけない。逆に紙芝居はいい。何故ならば「芝居」だから。紙芝居はこちら(紙芝居)からあちら(子ども)へ向かっていくもので、絵本というのは、聞き手(子ども)から、本へ向かっていくものだという見方をされています。

絵本は、表紙からすでにお話がはじまっている、とは、これまでも幾度か指摘されているのを耳にする機会がありました。
絵本とはブックデザインの母でもあるわけです。
d0009581_22305787.jpg
講習会のために持って来られた絵本の中から、佐藤氏が最初に取り上げたのは『あめのひ』。
物語は、女の子の部屋から始まり、街、野山、川、大海原へと展開し、最後はふたたび女の子の部屋で終わります。この絵本は現在重版禁止になっているとのこと。さっそく図書館から借りてきました。
浮世絵の影響を受けていると指摘された絵本のなかの一見開きが、興味深かったです。だってそれは北斎の「神奈川沖浪裏」そのものなんですもの!

あめのひ ユリー・シュルビッツ作・画 矢川澄子訳 福音館書店 1972年
[PR]



by tsukinoha | 2005-07-28 22:46 | 子ども

日々のよろずデザイン観
by tsukinoha
プロフィールを見る
画像一覧
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31

最新のトラックバック

試合で勝つための“8つの..
from オリンピック総合コーチが教え..
もう中学生 最新情報 -..
from Nowpie (なうぴー) ..
ペニーオークション詐欺
from ペニーオークション詐欺
保育士の求人
from 保育士の求人
ルービンシュタインのシュ..
from クラシック音楽ぶった斬り
皇室の名宝ー日本美の華 ..
from Art & Bell by ..
バドミントン練習 バドミ..
from バドミントン練習 バドミント..
道路地図
from 道路地図
ミネラルウォーター
from ミネラルウォーター
阿修羅さま
from 裕子ねーんね

お知らせ

記事と関連のないコメントやトラックバックは予告なく削除させていただく場合があります。予めご了承ください。

検索

ブログジャンル

画像一覧